現代EUの行政管理
新刊

現代EUの行政管理

福田智洋 著
定価:5,500円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2024年12月23日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    268
  • ISBN:
    978-4-7923-3449-9
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内容紹介

《目 次》

 

はしがき i

初出論文一覧 ix

 

序章1

 第1節 はじめに  1

 第2節 本研究の射程及びアプローチ  3

 第3節 本研究の位置付け  12

 第4節 小括  22

 

第一章 職員規則に見るEU官僚制の存立基盤  27

 第1節 問題の所在  27

 第2節 EU官僚制の構造と原則  28

 第3節 EU官僚制におけるジェンダーと職員規則  33

 第4節 EU官僚制の現在とその諸原則の強靭性  41

 第5節 小括  48

 

第二章 キャビネに見る多国籍人事の浸透  51

 第1節 問題の所在  51

 第2節 初期のキャビネとその諸課題  52

 第3節 構成員に関する改革に見るキャビネの変容  58

 第4節 キャビネに関する透明性強化の試みとその評価  64

 第5節 小括  70

 

第三章 多年度財政枠組に見る予算政策の変容  73

 第1節 問題の所在  73

 第2節 EUにおける予算過程とその歴史  74

 第3節 リスボン条約発効による機関間関係の変化  80

 第4節 NPMから離れた財政資源管理  86

 第5節 小括  92

 

第四章 欧州検察局を通した財政資源管理上の統制  95

 第1節 問題の所在  95

 第2節 EUにおける財政統制の基本構造  96

 第3節 財政管理を巡る新たな課題認識と欧州検察局  101

 第4節 欧州検察局の始動とその評価  107

 第5節 小括  112

 

第五章 実施規則決定手続の変化と欧州委員会による法的資源管理  115

 第1節 問題の所在  115

 第2節 リスボン条約以前のコミトロジー  116

 第3節 実施権限を巡るリスボン条約発効後の諸問題  122

 第4節 RPS問題の進展に見る欧州委員会の機関間交渉態度の変化  130

 第5節 小括  136

 

第六章 EUエージェンシーの設立に見る選択的行政改革  139

 第1節 問題の所在  139

 第2節 EUエージェンシーと外部委託  140

 第3節 サンテール委員会総辞職以降の行政改革における外部委託とその諸問題  146

 第4節 リスボン条約以降の新設エージェンシーを巡る欧州委員会の見解  151

 第5節 小括  158

 

第七章 共通の脅威で強化される行政情報の管理  161

 第1節 問題の所在  161

 第2節 EUが調達する情報の分類と欧州委員会の基本的な立場  162

 第3節 欧州統計局による社会経済情報の調達と管理  167

 第4節 情報管理の射程拡大とENISA  174

 第5節 小括  180

 

第八章 EU送達規則の改正に見る情報資源管理の限界  183

 第1節 問題の所在  183

 第2節 国際行政機構の情報資源管理と文書送達  184

 第3節 EU送達規則改革  188

 第4節 司法文書管理改革の帰結と背景的諸要因  195

 第5節 小括  202

 

終章  205

 第1節 本研究の総括  205

 第2節 本研究の含意と展望  213

 第3節 おわりに  219

 

あとがき 221

参考文献一覧225