わかりやすい民事執行法・民事保全法

わかりやすい民事執行法・民事保全法

生熊長幸 著
定価:3,630円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2006年10月20日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    388頁
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内容紹介


民法と民事執行法とに豊富な教育経験・優れた研究業績を有する著者が、法科大学院生および法学部学生を主たる対象に、分かりやすく民事執行法・民事保全法を読み解く。類書に見られない豊富な図表・設例・書式により理解度数段アップ。民法との境界部分の懇切な説明により民法の理解も一段と深まる。

≪目次≫
第1編 民事執行法総論
第1章 民事執行法の概要
民事執行とは/民事執行の種類/民事執行法の制定/民法・商法等の実体法および倒産法や判決手続との関連

第2章 執行当事者
執行債権者と執行債務者/執行当事者の能力/代理人

第3章 執行機関および違法な執行処分に対する不服申立方法
執行機関/違法な執行処分に対する不服申立方法

第4章 強制執行総論
債務名義/債務名義の執行力の及ぶ主観的範囲/執行文/執行開始の要件/執行手続の停止・取消文書

第5章 担保権実行総論
担保権実行の申立て/担保権実行開始の要件/担保権の不存在または消滅の場合の不服申立方法/担保権実行手続の停止・取消文書

第6章 執行費用
執行費用/執行費用の負担と申立て/執行費用の返還

第2編 民事執行法各論
第1章 金銭執行と担保権の実行
金銭執行と担保権の実行/金銭執行・担保権の実行と責任財産/第三者異議の訴え/財産開示手続/金銭執行と多数債権者

第2章 不動産強制競売と担保不動産競売(1)(競売申立て・差押え・売却条件など)
執行機関/競売の対象となる物/競売申立ての要件/差押え/差押え不動産上に存在した用益権・担保物権の競売による消長/競売を契機に発生する土地利用権/不動産強制競売・担保不動産競売の手続の停止・取消文書

第3章 不動産強制競売と担保不動産競売(2)(配当要求・売却のための準備など)
配当要求の終期の定めおよび競売開始決定がされた旨と配当要求の終期の公告/不動産強制競売・担保不動産競売における配当要求/現況調査/評価人による評価/売却基準価額の決定と買受可能価額/一括売却/物件明細書の作成・備置き/剰余を生ずる見込みのない場合等の措置/内覧/不動産の滅失等による競売手続の取消しおよび差押えの登記の抹消の嘱託

第4章 不動産強制競売と担保不動産競売(3)(売却手続から引渡命令まで)
売却の方法および公告/売却の場所の秩序維持/買受けの申出/売却の見込みのない場合の措置/買受け申出後の事情変更・競売申立ての取下げ/売却許可決定・不許可決定/買受人の権利・義務/引渡命令

第5章 不動産強制競売と担保不動産競売(4)(配当等の手続)
配当等(弁済金の交付と配当)/売却代金/配当等を受けるべき債権者の範囲/配当表の作成と配当表に対する不服申立て/配当等の額の供託と権利確定に伴う配当等の実施

第6章 不動産強制競売と担保不動産競売(5)(不動産強制競売および担保不動産競売に対する妨害とその対策)
担保不動産競売に対する妨害の態様/抵当不動産の占有による競売妨害に対する考え方および対策の変遷/民事執行法の定める執行妨害対策の手段

第7章 不動産強制管理と担保不動産収益執行
不動産強制管理と担保不動産収益執行/不動産強制管理および担保不動産収益執行の手続

第8章 船舶執行と船舶競売
船舶執行および船舶競売の対象となる船舶/船舶執行および船舶競売の内容

第9章 動産執行と動産競売
執行機関/動産執行および動産競売の対象となる財産/動産執行および動産競売の申立ての要件/動産執行および動産競売の開始―差押え/動産執行および動産競売における換価/動産執行および動産競売における配当要求および配当等

第10章 債権等に対する金銭執行と債権等を目的とする担保権の実行手続および物上代位権の行使手続
債権その他の財産権に対する金銭執行/債権その他の財産権を目的とする担保権の実行手続/物上代位権の行使手続

第11章 形式競売
形式競売/留置権による競売/換価のための競売

第12章 非金銭執行
不動産等または動産の引渡しの強制執行/代替執行/間接強制/不作為義務についての強制執行/意思表示の擬制

第3編 民事保全法の概要
第1章 民事保全の制定
民事保全の意義/従来の民事保全の制度から民事保全法へ

第2章 仮差押え
仮差押命令に関する手続/仮差押えの執行に関する手続

第3章 仮処分
仮処分/仮処分命令に関する手続/仮処分執行に関する手続