刑事法の理論と実務7
新刊

刑事法の理論と実務7

佐伯仁志・高橋則夫・只木 誠・松宮孝明 編集
定価:4,620円(税込)
  • 在庫:
    在庫がありません
  • 発行:
    2025年07月01日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    236
  • ISBN:
    978-4-7923-5447-3
在庫なし

書籍購入は弊社「早稲田正門店インターネット書店」サイトでの購入となります。

《目 次》

はしがき

[刑法の過去・現在・未来]

刑事法の私的断面―刑事訴訟と識見―植村立郎  (3)

 一 はじめに   3

 二 尊属殺違憲判決   6

 三 横領物の横領判決   20

 四 原判決後選任された弁護人の上訴適法化決定   30

 五 おわりに   37

 

[理論と実務の交錯 ―拘禁刑の創設をめぐる諸問題―]

裁判官から見た拘禁刑 ―刑事裁判実務への影響等について― 増田啓祐  (41)

 一 はじめに   41

 二 量刑理論等について   41

 三 改正の趣旨等   43

 四 刑事裁判実務に与える影響についての検討   45

 五 最後に   51

検察官から見た拘禁刑 煙山 明(53)

 一 はじめに   53

 二 拘禁刑導入の背景等   54 

 三 拘禁刑創設が検察権行使に与える影響   59

 四 おわりに   69

弁護人から見た拘禁刑 久保有希子  (71)

 一 はじめに   71

 二 受刑者の立場   72

 三 弁護人として考える「受刑者に不足すること」   73

 四 「拘禁刑」の問題点として指摘されること   79

 五 期待する具体的な取組   87

 六 結語   94

拘禁刑の創設をめぐる矯正実務における諸課題 大橋 哲  (95)

 一 はじめに   95

 二 拘禁刑における受刑者処遇の変化と課題   96

 三 矯正職員の意識についての課題   110

 四 最後に   112

監獄法の土壌と拘禁刑の課題 赤池一将  (113)

 一 はじめに   113

 二 刑務作業と矯正処遇   115

 三 作業の両義的性格と拘禁刑の創設   121

 四 拘禁刑の課題   128

 五 おわりに   136

 

[論争刑法 ―因果関係論―]

危険の現実化説の意義と課題 ―里見聡瞭『因果関係論と危険の現実化』を読んで― 安達光治  (139)

 一 はじめに   139

 二 本書の概要   141

 三 検討   154

 四 結びに代えて   159

刑法上の因果関係論の将来的な展開と展望 ―安達光治教授の批評に応えて― 里見聡瞭  (161)

 一 はじめに   161

 二 評者からいただいたご指摘と検討について   162

 三 むすびにかえて   173

 

[理論刑法学の最先端]

過失犯・明確性原理・責任原理 山本紘之  (179)

 一 はじめに   179

 二 明確性原理について   180

 三 明確性原理と過失犯   183

 四 責任原理との関連   194

 五 おわりに   197

 

[海外の動向]

ブラジル刑法の現在地 ルイス・グレコ  (201)

 一 はじめに   201

 二 背景   202

 三 現状(その1)―立法   204

 四 現状(その2)―判例   210

 五 刑法学   216

 六 展望   218