山間地集落の維持と再生
熊本大学政創研叢書3

山間地集落の維持と再生

山中 進 編 上野眞也/柿本竜治/鈴木康夫 著
定価:2,750円(税込)
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  • 発行:
    2007年03月20日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    174頁
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内容紹介


過疎化が急速に進展する中、山間地集落の住民は、暮らしにくさと先行き不安が募るばかりである。熊本県芦北町の山間地集落を事例に、小さな産業づくりや暮らしの絆づくり、ソーシャル・キャピタル、生活交通の実態把握、土地利用分析を通して、集落機能維持のための方策を模索した好著。

≪目次≫
第1章 地域資源と小さな産業づくり (山中 進)
はじめに/「小さな産業づくり」について/「小さな産業づくり」への取り組み/高齢者農業と小さな産業づくりに向けた模索/おわりに

第2章 地域の再生 ―暮らしの絆づくり― (山中 進)
はじめに/絆づくりの始まり/山彦会の部会活動・伝統行事と岩屋川内地区の郷土芸能/おわりに

第3章 農村集落のソーシャル・キャピタル (上野眞也)
はじめに/コミュニティの紐帯を創り出すもの/人的資本としてのソーシャル・キャピタルとコミュニティ論/地域づくり活動に参加する主体の特性/農村集落における信頼醸成

第4章 中山間地域における生活交通行動の現状と課題 (柿本竜治)
はじめに/中山間地域の交通行動を取り扱った研究/芦北町の中山間地域の生活行動実態調査/中山間地域の交通に関する課題とその解決の可能性/おわりに

第5章 土地利用からみた中山間地域の条件不利性 ―芦北町を事例として― (鈴木康夫)
はじめに/地形と土地利用からみた芦北町の地域性/地形図による土地利用変化の判読/統計データからみた芦北町の条件不利性/おわりに