
メランヒトンの倫理思想
―研究と翻訳―菱刈晃夫 著
定価:6,050円(税込)-
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発行:
2025年07月20日
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判型:
A5判上製 -
ページ数:
284 -
ISBN:
978-4-7923-6128-0
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《目 次》
はじめに ─倫理学者としてのメランヒトン─ i
第Ⅰ部研究編
第1章メランヒトンとアグリコラ
1節 アグリコラとルター,メランヒトン,そして当時の状況 5
2節 カテキズムの相違 11
3節 メランヒトンの律法理解 22
第2章『巡察指導書』の背景と内容
1節 巡察の背景と状況 32
2節 『巡察指導書』の内容 37
3節 自由意志の思想的背景 50
第3章『子どものカテキズム』の構造と特質
1節 構造について 60
2節 特質について 68
3節 最終版『ロキ』との対比 72
第4章「カテキズム」の特徴と展開
1節 一連の「カテキズム」 77
2節 1548年のカテキズムにあらわれる人間観 83
3節 同時代人による展開 89
第5章『神学要覧』における自然法思想の変遷
1節 「自然の光」と「生得観念」 97
2節 カピタと1521年初版『ロキ』における自然法 100
3節 1535年版と,1559年版そして1553年版ドイツ語『ロキ』における自然法 106
第6章メランヒトンにおけるキケローの受容過程
1節 メランヒトンのキケロー講義 117
2節 『義務について』スコリアより 122
3節 『ローマの信徒への手紙注解』より 125
第7章『弁証法』における「自然の光」
1節 弁証法とは 132
2節 学問における確実性の根拠について 135
3節 人間の性質(状態)の改善,すなわち教育について 137
第8章メランヒトンにおける「習慣」
1節 メランヒトンにおける習慣 144
2節 ポイツァーにおける習慣 150
3節 ゴクレニウスにおける「自然の知識」 154
第Ⅱ部翻訳編
1『法の価値に関する演説』(1538年)
『法の価値についての演説』(1543年) 161
2『道徳哲学概要』より第1巻(1550年) 183
おわりに ─倫理・道徳の自然学的基礎づけの嚆矢としてのメランヒトン─ 253
あとがき 261
文献一覧 264
索引 271