新版 刑法講義〔総論〕

新版 刑法講義〔総論〕

齊藤信宰 著
定価:4,620円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2007年04月10日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    610頁
カートに入れる

書籍購入は弊社「早稲田正門店インターネット書店」サイトでの購入となります。

内容紹介


刑法を解釈するにあたって、学説を整理しておくことは重要である。学説の争いは以前のように激しくはない。しかし、刑法の解釈にとって、学説の違いを考えないわけにはいかないであろう。本書は、学説による視点の違いを示しつつ、どのように解釈するのが適当かということを追求した。

≪目次≫
第1編 刑法の基礎
第1章 刑法および刑法学
刑法とは何か/刑法学

第2章 刑法理論の争い
総説/古典学派と近代学派の刑法理論/わが国における学派の争い/客観主義と主観主義

第3章 刑罰論
刑罰の基礎理論/罪刑法定主義/刑法の適用範囲

第2編 犯罪
第1章 犯罪論
犯罪の概念/犯罪論の体系/行為論の意義

第2章 構成要件
構成要件総説/構成要件該当性

第3章 違法性
違法性とは何か/違法性阻却事由

第4章 責任
責任の概念/違法性の認識の可能性/期待可能性

第5章 構成要件の修正形式
総説/未遂犯/不能犯と事実の欠缺/共犯/共同正犯/共同正犯に関する諸問題/狭義の共犯/共犯に関する諸問題

第6章 罪数
罪数の考え方/科刑上一罪/併合罪

第3編 刑罰論
第1章 刑罰とは何か
総説/刑罰の種類

第2章 刑罰の適用
総説/法定刑・処断刑・宣告刑

第3章 刑罰の執行
総説/刑の執行猶予/仮釈放

第4章 刑罰の消滅
総説/犯人の死亡/恩赦/時効

第5章 保安処分
意義/一元主義と二元主義/わが国における保安処分の種類

事項索引
判例索引