近代中国における連邦主義思想
劉 迪 著
定価:5,500円(税込)-
在庫:
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発行:
2009年02月15日
-
判型:
A5版上製 -
ページ数:
192頁
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内容紹介
目 次
序章 中国の連邦主義
第1節 連邦主義と近代中国
第2節 研究目的
第3節 本書の構成
第1章 辛亥革命と連邦主義
第1節 清末地方勢力の台頭
第2節 なぜ「連邦制」思想が噴出したのか
第3節 政治指導者たちの連邦主義
1 孫文と連邦主義
2 粱啓超と連邦主義
3 章炳麟の連邦主義思想
第4節 連邦主義挫折の原因
1 権力中枢の集権化傾向
2 孫文,梁啓超および章炳麟の単一制
第2章 1920年代の連邦主義運動
第1節 統一の連邦論の浮上
1 連邦制の「実」
2 「事実連邦状態論
3 軍閥打倒論
4 スイス型の委員制構想
第2節 「省憲運動」―湖南省憲法の場合
1 湖南省憲法制定の背景と過程
2 「省憲運動」のラジカルな側面
3 連邦制国家を前提とする湖南省憲法
4 湖南省憲法の施行,改正及び廃止
第3節 『中華民国憲法(1923年)』と連邦主義
1 『国是憲法』―23年憲法の原型
2 『23年憲法』における連邦制の特質
3 『23年憲法』の結末
第3章 「以党治国」と連邦主義
第1節 単一制か連邦制か
1 国家構造形式をめぐっての動揺
2 連邦制への傾斜
第2節 「均権主義」の内容
1 連邦主義挫折の背後
2 地方自治
3 「均権主義」
第3節 「以党治国」方針と「均権主義」
1 「以党治国」提起の背景
2 「以党治国」の内容
第4章 中国共産党と連邦主義
第1節 中国共産党の連邦制主張
1 共産党と3つの連邦主義
2 連邦主義の変容期
第2節 民族区域自治
1 民族自治の試行
2 民族区域自治の内容
第3節 「以党代政」と分権主義
1 「党権至上主義」の形成
2 毛沢東の集権主義と分権主義
第5章 半連邦制への道
第1節 近代中国における分権と集権の反復
1 清朝末期からの分権と集権の反復
2 分権と集権の反復の深層構造
第2節 小平時代の分権構造
1 小平の「半連邦主義」
2 財政の連邦主義化
3 地方立法権の確立
4 党政分離
第3節 「一国二制度」と国家構造形式の変容
1 「一国二制度」の提起
2 特別行政区基本法の突破
3 単一制または連邦制を超えた「新複合制」
第4節 現代中国と連邦主義
1 台湾からの連邦主義提言
2 連邦制の選択
3 大国の民主化と連邦主義
序章 中国の連邦主義
第1節 連邦主義と近代中国
第2節 研究目的
第3節 本書の構成
第1章 辛亥革命と連邦主義
第1節 清末地方勢力の台頭
第2節 なぜ「連邦制」思想が噴出したのか
第3節 政治指導者たちの連邦主義
1 孫文と連邦主義
2 粱啓超と連邦主義
3 章炳麟の連邦主義思想
第4節 連邦主義挫折の原因
1 権力中枢の集権化傾向
2 孫文,梁啓超および章炳麟の単一制
第2章 1920年代の連邦主義運動
第1節 統一の連邦論の浮上
1 連邦制の「実」
2 「事実連邦状態論
3 軍閥打倒論
4 スイス型の委員制構想
第2節 「省憲運動」―湖南省憲法の場合
1 湖南省憲法制定の背景と過程
2 「省憲運動」のラジカルな側面
3 連邦制国家を前提とする湖南省憲法
4 湖南省憲法の施行,改正及び廃止
第3節 『中華民国憲法(1923年)』と連邦主義
1 『国是憲法』―23年憲法の原型
2 『23年憲法』における連邦制の特質
3 『23年憲法』の結末
第3章 「以党治国」と連邦主義
第1節 単一制か連邦制か
1 国家構造形式をめぐっての動揺
2 連邦制への傾斜
第2節 「均権主義」の内容
1 連邦主義挫折の背後
2 地方自治
3 「均権主義」
第3節 「以党治国」方針と「均権主義」
1 「以党治国」提起の背景
2 「以党治国」の内容
第4章 中国共産党と連邦主義
第1節 中国共産党の連邦制主張
1 共産党と3つの連邦主義
2 連邦主義の変容期
第2節 民族区域自治
1 民族自治の試行
2 民族区域自治の内容
第3節 「以党代政」と分権主義
1 「党権至上主義」の形成
2 毛沢東の集権主義と分権主義
第5章 半連邦制への道
第1節 近代中国における分権と集権の反復
1 清朝末期からの分権と集権の反復
2 分権と集権の反復の深層構造
第2節 小平時代の分権構造
1 小平の「半連邦主義」
2 財政の連邦主義化
3 地方立法権の確立
4 党政分離
第3節 「一国二制度」と国家構造形式の変容
1 「一国二制度」の提起
2 特別行政区基本法の突破
3 単一制または連邦制を超えた「新複合制」
第4節 現代中国と連邦主義
1 台湾からの連邦主義提言
2 連邦制の選択
3 大国の民主化と連邦主義