法制史學會年報(二〇〇八年)
法制史研究 58
法制史學會 編
定価:8,800円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2009年03月30日
-
判型:
A5判並製 -
ページ数:
610頁
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内容紹介
目次
論説
シャイバーニー『アスル』編纂過程………柳橋博之……一
――カイロ写本「賃約の書」の分析から
叢説
一九二〇年代における行政裁判制度改革構想の意義………小野博司……四七
――臨時法制審議会における行政裁判所の役割を手掛かりにして
日唐営繕令の構造と特質…………十川陽一……八三
中世中期・後期ドイツの諸侯法廷………田口正樹……一一一
学界動向
古代ローマ法における特示命令に関する研究の一潮流………佐々木健……一四一
――行政を巡る法制史の一分野として
書評
古尾谷知浩
律令国家と天皇家産機構………佐藤全敏……一七一
蔵持重裕
声と顔の中世史――戦さと訴訟の場景より………佐藤雄基……一八四
榎本渉
東アジア海域と日中交流――九.一四世紀………山崎覚士……一九一
田沼睦
中世後期社会と公田体制………高橋典幸……一九八
岩元修一
初期室町幕府訴訟制度の研究………西村安博……二〇三
中世後期研究会編
室町・戦国期研究を読みなおす………伊藤俊一……二一六
藩法研究会編
大名権力の法と裁判………吉田正志……二二一
坂本忠久
近世都市社会の「訴訟」と行政………安竹貴彦……二三〇
塚田孝編
近世大坂の法と社会………坂本忠久……二三五
村上一博編著
日本近代法学の揺籃と明治法律学校……堅田剛……二四〇
平井一雄
村上一博
編
日本近代法学の巨擘 磯部四郎研究………小沢隆司……二四五
川口暁弘
明治憲法欽定史………橋本誠一……二五〇
森田貴子
近代土地制度と不動産経営………小柳春一郎……二五六
牛尾・居石・
橋本・三阪・
矢野
近代日本における社会変動と法………浅古弘……二五八
熊谷隆之
摂津国長洲荘悪党と公武寺社……新田一郎……二六五
同
〔付論〕守護代・使節・検断沙汰
稲垣知子
江戸幕府の婚姻政策――大名の場合(一).(四・完)……鎌田浩……二六七
新井勉
旧刑法における内乱罪の新設とその解釈
同
明治四〇年刑法の成立と内乱罪――朝憲紊乱を中心として…田中亜子…二七〇
同
改正刑法仮案の編纂と内乱罪
須藤瑞代
中国「女権」概念の変容――清末民初の人権とジェンダー…高見澤磨…二七四
孫江
近代中国の革命と秘密結社――中国革命の社会史的研究(一八九五.一九五五)……山田賢……二七八
野村浩一
近代中国の政治文化――民権・立憲・皇権………佐藤慎一……二八五
水間大輔
秦漢刑法研究……角谷常子……二九二
山本英史
清代中国の地域支配……荒武達朗……二九九
高橋文治編
烏臺筆補の研究………植松正……三〇六
渡邉英幸
秦律の夏と臣邦………柿沼陽平……三一二
石岡浩
前漢時代の賣爵と刑罰免除――爵の本質的機能とは………藤田高夫……三一七
柿沼陽平
漢代における銭と黄金の機能的差異……廣瀬薫雄……三二一
廣瀬薫雄
王杖木簡新考――漢代「律令学」の角度から……石岡 浩……三二五
冨谷至
儀禮と刑罰のはざま――賄賂罪の變遷……中村正人……三二八
渡邉義浩
西晉における五等爵制と貴族制の成立……楯身智志……三三一
田頭賢太郎
金吾衛の職掌とその特質――行軍制度との関係を中心に…岡野誠……三三六
大島立子
元代親族間の殺傷事件………七野敏光……三四一
岡野誠
北宋天聖令雑令中の水利法規について……三上喜孝……三四五
寺田浩明
「非ルール的な法」というコンセプト――清代中国法を素材として…石川英昭…三四九
宮川基
満洲国刑法の研究……小口彦太……三五四
宮本隆史
一九世紀英領海峡植民地における監獄制度、一八二〇―一八七〇年代…小室輝久……三六〇
同
植民地統治と監獄制度――一九世紀中葉の海峡植民地における囚人の管理
角田幸彦
キケロー伝の試み――キケローとその時代……平野敏彦……三六五
ゲオルク・
クリンゲン
ベルク/
瀧澤栄治訳
ローマ債権法講義……小川浩三……三六九
同
ローマ物権法講義
岩波敦子
誓いの精神史
中世ヨーロッパの〈ことば〉と〈こころ〉……加藤哲実……三七二
二宮宏之
フランス アンシアン・レジーム論――社会的結合・権力秩序・叛乱…石井三記……三七六
川崎修敬
エドゥアルト・ガンスとドイツ精神史――ヘーゲルとハイネのはざまで……中村浩爾……三八七
山田朋子
ポーランドの貴族の町――農民解放前の都市と農村、ユダヤ人……白木太一……三九一
伊藤正
初期ギリシア土地制度理解のための一考察――共有地から公有地へ…師尾晶子……三九五
池津哲範
古典期ギリシアの聖域逃避を成立させる観念と“hiketeia(嘆願)”…葛西康徳……三九七
佐藤昇
紀元前四世紀アテナイの対外交渉と贈収賄……栗原麻子……四〇二
伊藤雅之
古代ローマの対外クリエンテラ……吉原達也……四〇四
――パトロキニウムから見る共和政末期から元首政初期の対外政策
吉田俊一郎
クィンティリアーヌスの審議弁論に関する理論について……林智良……四〇八
本間敏行
帝政期ローマにおける消防活動と社会的地位――消防隊とウィクス…島田誠……四一〇
森光
古典期ローマ法における無償住居提供の法的性質決定……吉村朋代……四一二
同
無償住居提供のコンセンサスの法的拘束力
大清水 裕
三世紀後半のイタリア統治の変容と都市社会――コモ出土碑文再考……南川高志……四一五
林信夫
『勅法彙纂』第四巻第二一章第一七法文について……五十君麻里子……四一七
――贈与「契約contractus」との関わりにおいて
朝治啓三
バロンの反乱と一二五八―六五年の王国共同体……北野かほる……四二〇
深尾裕造
旅する裁判所――巡回陪審裁判所成立史素描……朝治啓三……四二七
榎村寛之氏の「書評」に応える……水林彪……四二九
会報
学会記事……四四九
報告要旨……四五二
訃報……四六〇
追悼の辞
滋賀秀三先生を偲ぶ……寺田浩明……四六一
三浦澄雄先生を偲んで……田中実……四六六
林毅先生追悼の辞……三成賢次……四六九
平成十九年度法制史文献目録
日本法制史文献目録……1
東洋法制史文献目録……21
ローマ法・西洋法制史文献目録……………………………………………57
欧文レジュメ
論説
シャイバーニー『アスル』編纂過程………柳橋博之……一
――カイロ写本「賃約の書」の分析から
叢説
一九二〇年代における行政裁判制度改革構想の意義………小野博司……四七
――臨時法制審議会における行政裁判所の役割を手掛かりにして
日唐営繕令の構造と特質…………十川陽一……八三
中世中期・後期ドイツの諸侯法廷………田口正樹……一一一
学界動向
古代ローマ法における特示命令に関する研究の一潮流………佐々木健……一四一
――行政を巡る法制史の一分野として
書評
古尾谷知浩
律令国家と天皇家産機構………佐藤全敏……一七一
蔵持重裕
声と顔の中世史――戦さと訴訟の場景より………佐藤雄基……一八四
榎本渉
東アジア海域と日中交流――九.一四世紀………山崎覚士……一九一
田沼睦
中世後期社会と公田体制………高橋典幸……一九八
岩元修一
初期室町幕府訴訟制度の研究………西村安博……二〇三
中世後期研究会編
室町・戦国期研究を読みなおす………伊藤俊一……二一六
藩法研究会編
大名権力の法と裁判………吉田正志……二二一
坂本忠久
近世都市社会の「訴訟」と行政………安竹貴彦……二三〇
塚田孝編
近世大坂の法と社会………坂本忠久……二三五
村上一博編著
日本近代法学の揺籃と明治法律学校……堅田剛……二四〇
平井一雄
村上一博
編
日本近代法学の巨擘 磯部四郎研究………小沢隆司……二四五
川口暁弘
明治憲法欽定史………橋本誠一……二五〇
森田貴子
近代土地制度と不動産経営………小柳春一郎……二五六
牛尾・居石・
橋本・三阪・
矢野
近代日本における社会変動と法………浅古弘……二五八
熊谷隆之
摂津国長洲荘悪党と公武寺社……新田一郎……二六五
同
〔付論〕守護代・使節・検断沙汰
稲垣知子
江戸幕府の婚姻政策――大名の場合(一).(四・完)……鎌田浩……二六七
新井勉
旧刑法における内乱罪の新設とその解釈
同
明治四〇年刑法の成立と内乱罪――朝憲紊乱を中心として…田中亜子…二七〇
同
改正刑法仮案の編纂と内乱罪
須藤瑞代
中国「女権」概念の変容――清末民初の人権とジェンダー…高見澤磨…二七四
孫江
近代中国の革命と秘密結社――中国革命の社会史的研究(一八九五.一九五五)……山田賢……二七八
野村浩一
近代中国の政治文化――民権・立憲・皇権………佐藤慎一……二八五
水間大輔
秦漢刑法研究……角谷常子……二九二
山本英史
清代中国の地域支配……荒武達朗……二九九
高橋文治編
烏臺筆補の研究………植松正……三〇六
渡邉英幸
秦律の夏と臣邦………柿沼陽平……三一二
石岡浩
前漢時代の賣爵と刑罰免除――爵の本質的機能とは………藤田高夫……三一七
柿沼陽平
漢代における銭と黄金の機能的差異……廣瀬薫雄……三二一
廣瀬薫雄
王杖木簡新考――漢代「律令学」の角度から……石岡 浩……三二五
冨谷至
儀禮と刑罰のはざま――賄賂罪の變遷……中村正人……三二八
渡邉義浩
西晉における五等爵制と貴族制の成立……楯身智志……三三一
田頭賢太郎
金吾衛の職掌とその特質――行軍制度との関係を中心に…岡野誠……三三六
大島立子
元代親族間の殺傷事件………七野敏光……三四一
岡野誠
北宋天聖令雑令中の水利法規について……三上喜孝……三四五
寺田浩明
「非ルール的な法」というコンセプト――清代中国法を素材として…石川英昭…三四九
宮川基
満洲国刑法の研究……小口彦太……三五四
宮本隆史
一九世紀英領海峡植民地における監獄制度、一八二〇―一八七〇年代…小室輝久……三六〇
同
植民地統治と監獄制度――一九世紀中葉の海峡植民地における囚人の管理
角田幸彦
キケロー伝の試み――キケローとその時代……平野敏彦……三六五
ゲオルク・
クリンゲン
ベルク/
瀧澤栄治訳
ローマ債権法講義……小川浩三……三六九
同
ローマ物権法講義
岩波敦子
誓いの精神史
中世ヨーロッパの〈ことば〉と〈こころ〉……加藤哲実……三七二
二宮宏之
フランス アンシアン・レジーム論――社会的結合・権力秩序・叛乱…石井三記……三七六
川崎修敬
エドゥアルト・ガンスとドイツ精神史――ヘーゲルとハイネのはざまで……中村浩爾……三八七
山田朋子
ポーランドの貴族の町――農民解放前の都市と農村、ユダヤ人……白木太一……三九一
伊藤正
初期ギリシア土地制度理解のための一考察――共有地から公有地へ…師尾晶子……三九五
池津哲範
古典期ギリシアの聖域逃避を成立させる観念と“hiketeia(嘆願)”…葛西康徳……三九七
佐藤昇
紀元前四世紀アテナイの対外交渉と贈収賄……栗原麻子……四〇二
伊藤雅之
古代ローマの対外クリエンテラ……吉原達也……四〇四
――パトロキニウムから見る共和政末期から元首政初期の対外政策
吉田俊一郎
クィンティリアーヌスの審議弁論に関する理論について……林智良……四〇八
本間敏行
帝政期ローマにおける消防活動と社会的地位――消防隊とウィクス…島田誠……四一〇
森光
古典期ローマ法における無償住居提供の法的性質決定……吉村朋代……四一二
同
無償住居提供のコンセンサスの法的拘束力
大清水 裕
三世紀後半のイタリア統治の変容と都市社会――コモ出土碑文再考……南川高志……四一五
林信夫
『勅法彙纂』第四巻第二一章第一七法文について……五十君麻里子……四一七
――贈与「契約contractus」との関わりにおいて
朝治啓三
バロンの反乱と一二五八―六五年の王国共同体……北野かほる……四二〇
深尾裕造
旅する裁判所――巡回陪審裁判所成立史素描……朝治啓三……四二七
榎村寛之氏の「書評」に応える……水林彪……四二九
会報
学会記事……四四九
報告要旨……四五二
訃報……四六〇
追悼の辞
滋賀秀三先生を偲ぶ……寺田浩明……四六一
三浦澄雄先生を偲んで……田中実……四六六
林毅先生追悼の辞……三成賢次……四六九
平成十九年度法制史文献目録
日本法制史文献目録……1
東洋法制史文献目録……21
ローマ法・西洋法制史文献目録……………………………………………57
欧文レジュメ