目次
はしがき
序章グローバル化と多層ガヴァナンス……………力久昌幸… 1
第１ 章グローバル化とガヴァナンスの再検討と政策次元
.. 政策拡散と政策統合……………………………………大矢根聡…15
Ⅰ
はじめに15
Ⅱ
グローバル化概念の再検討16
Ⅲ
グローバル化と政策拡散25
Ⅳ
グローバル・ガヴァナンス概念の再検討27
Ⅴ
グローバル・ガヴァナンスと政策統合34
Ⅵ
おわりに37
第２ 章多層ガヴァナンスと政党政治.. スコットランドへの権限移
譲改革に対する労働党の適応を中心として………………力久昌幸…39
Ⅰ
はじめに39
Ⅱ
政党のディレンマ40
Ⅲ
政党組織、選挙戦略、統治戦略42
Ⅳ
権限移譲と政党組織45
Ⅴ
権限移譲と選挙戦略51
Ⅵ
権限移譲と統治戦略57
Ⅶ
おわりに60

第３ 章多民族国家における権力分有.. 旧ユーゴ後継国における
効果的参加権の実行を素材として…………………………櫻井利江…67
Ⅰ
はじめに67
Ⅱ
効果的参加権69
Ⅲ
和平合意における効果的参加権71
Ⅳ
結び86
第４ 章海上阻止の法構造……………………………………新井京…89
Ⅰ
はじめに.. ソサン号事件89
Ⅱ
拡散安全保障イニシアティブの展開90
Ⅲ
海上阻止行動の国際法上の根拠96
Ⅳ
評価.. むすびにかえて106
第５ 章Ａ. ミクルジョンの自治の理論.. 多層ガヴァナンスに
おける討議民主主義を考えるための予備的考察…………太田裕之…111
Ⅰ
はじめに.. 問題の所在111
Ⅱ
ミクルジョンの「生き方」113
Ⅲ
自治の理論116
Ⅳ
自治の理論の検討127
Ⅴ
結びにかえて130
第６ 章フランスの立法の実験に関する憲法上の諸問題
.. 地方公共団体の立法参加の可能性……………………勝山教子…133
Ⅰ
はじめに133
Ⅱ
フランスにおける規範的実験概念の誕生134
Ⅲ
実験的法律の合憲性141

Ⅳ
規範的実験の憲法化.. 実験条件の法整備152
Ⅴ
おわりに.. わが国の構造改革特区制度と比較して168
第７ 章立憲主義の正統性
.. アンドレイ・マーモーの議論を素材として…………濱真一郎…173
Ⅰ
はじめに173
Ⅱ
立憲主義の基本的特徴174
Ⅲ
Ⅳ
立憲主義への道徳的な懸念176
立憲主義の正統性とその限界180
Ⅴ
おわりに193
第８ 章グローバル時代のナショナリティ
.. リベラリズムとの関連において………………………富沢克…197
Ⅰ
はじめに197
Ⅱ
リベラリズムとナショナリズムとの奇妙な関係200
Ⅲ
ナショナリズムとバーリンの２ つのメタファー206
Ⅳ
リベラル・ナショナリズムという考え方211
Ⅴ
むすびにかえて215