
New Live刑事法
本間一也/城下裕二/丹羽正夫 編著 亀井源太郎/稲田隆司/山口直也 著
定価:2,420円(税込)-
在庫:
在庫がありません -
発行:
2009年07月01日
-
判型:
A5判並製 -
ページ数:
268頁
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内容紹介
BR目 次
◆本書を手にしているあなたへ
◆【本書を読む前に】
◆イントロダクション ―それは,ある日突然に…
Lesson 1 「犯罪」とは何か
「悪いこと」をすれば処罰されてあたりまえ?
1 犯罪かどうかはすぐには決まらない
X君を助けたい!
Yさんと一緒に検討しよう
2 図式的な犯罪観を問いなおす
―「犯罪」=「悪いこと」=「処罰されて当然」?
さまざまな犯罪観
まず「常識」を疑おう
捕まったら刑務 所行き?
犯罪の歴史性と地域性
制度としての犯罪と刑法
人間の行いとしての犯罪
3 「犯罪」は何がどう「悪い」のか
―犯罪の「実質」を考えてみよう
悪いこと=違法行為=犯罪?
「悪いこと」はすべて犯罪か?
犯罪の「悪さ」と倫理・道徳
犯罪の「実質」は何か
法益侵害としての犯罪
倫理・道徳と犯罪
4 刑法の機能 と役割 ―刑法は何のためにあるのか
刑法は「処罰のため」の法?
刑法の機能
指導理念としての「謙抑主義」
民法と刑法の役割分担
刑事法学とその役割分担
刑事法学は何のためにあるのか
Lesson 2 罪刑法定主義
そんなこと法律に書いてないじゃないか!?
1 罪刑法定主義―刑法の基本原則
罪刑法定主義の重要性
法律主義
2 罪刑法定主義の発展的内容(「派生原則」)
及処罰の禁止
絶対的不定期刑の禁止
類推解釈の禁止
明確性の原則
適正の原則
Lesson 3 刑法における「違法性」
違法かどうかはどう決まる?
1 違法性の意義とその実質
―「違法」とはどういうことか?何が問題か?
「法に違反する から」違法?
行為の悪さか結果の悪さか
具体例で考えよう
主観と客観,どっちが決め手?
基本的な刑法観とのかかわり
2 違法性阻却の一般原理
―行為が「違法」ではなくなるのはどんな場合か?違法性の「阻却」と は?
違法性阻却の一般原理
法益の価値や優劣を考えてみよう
3 違法性阻却事由のいろいろ
―違法性阻却事由にはどんなタイプのものがあるか違法性阻却事由の分類 自己決定権と被害者の同意
自己決定は万能か?
同意傷害の違法性
自己決定権に関係するその他の問題
Lesson 4 責任主義
責任なければ刑罰なし
1 責任能力
責任年齢
心神喪失と心神耗弱
酩酊と責任能力
2 「非難」としての責任
「責任」のとらえ方
他行為可能性と責任
刑罰の目的と責任
責任の本質
責任判断の対象
3 「責任主義」とはどういう原則か
「責任主義」の根拠と意義
責任の要素
責任主義の応用問題
(1)過失犯の処罰
責任主義の応用問題
(2)結果的加重犯
Lesson 5 犯罪の成立と不成立
こんなにあるの!? 不処罰の理由
1 犯罪の成立を妨げる事由
構成要件不該当①
構成要件不該当②
構成要件不該当③
責任の欠如
緊急行為①
緊急行為②
刑法35条
可罰的違法性
2 犯罪の成立要件と犯罪論体系 90犯罪の構成要素
犯罪論体系
Lesson 6 犯意と錯誤
殺すつもりはなかったのに
1 故意の内容と種類 95故意の意味
2 「勘違い(錯誤)①」―その人を殺すつもりはなかったのに
具体的事 実の錯誤
3 「勘違い(錯誤)②」―悪いことだとは思わなかった
違法性の錯誤
4 「わざと」と「うっかり」
過失犯の処罰
過失の内容
Lesson 7 不作為犯と未遂犯
これも犯罪?
1 不作為犯―「やるべきことをしない」ことも犯罪?
作為と不作為
不作為犯の2類型
成立要件(その1)
成立要件(その2)
2 未遂犯―「犯罪の失敗」も犯罪?
既遂と未遂
犯罪の発展段階
未遂犯の処罰根拠
2つの考え方
実行の着手
再び,2つの考え方
不能犯
不能犯と未遂犯の判断基準?
障害未遂と中止未遂
Lesson 8 共犯とその諸問題
犯罪に手を貸すとどうなるの?
1 共犯の意義と種類 131共犯を処罰する規定
共同正犯
教唆犯・幇助犯
2 正犯と共犯はなぜ区別しなければならないのか?
区別の意味
3 共犯の処罰根拠と従属性133共犯の処罰根拠
共犯の従属性
4 間接正犯
間接正犯とは
間接正犯の諸類型
刑事未成年者の利用
間接正犯成立の具体的限界
間接正犯と共同正犯
5 共同正犯:自らの手を汚さない黒幕―共謀共同正犯
一部行為全部責任の根拠
背後の黒幕
練馬事件
学説の変遷
実質的実行共同正犯論
6 教唆犯と幇助犯
教唆犯の意義
幇助犯の因果性
Lesson 9 刑事手続とその全体像
刑罰を科す手続はどのようなものか?
1 刑事訴訟法の意義
刑法と刑事訴訟法
2 刑事訴訟法の目的
刑事訴訟法1条
適正手続の保障(デュー・プロセス)
実体的真実主義
真実発見と適正手続の調和
3 刑事訴訟法の法源
法源
4 刑事手続の概要
主要な手続の流れ
捜査の端緒
捜査①―警察段階
捜査②―検察段階
公訴の提起から公判が始まるまで
公判手続裁判
上訴
非常救済手続
5 裁判員制度
裁判員制度の概要
裁判員の選任等
Lesson 10 犯罪の捜査
おまえやっただろうといわれたら
1 犯罪捜査の意義と諸原則
捜査の意義
任意捜査と強制捜査
適正手続の保障
2 捜査と防御―被疑者の権利
黙秘権
弁護人依頼権
当番弁護士制度
3 捜査をめぐる諸問題
逮捕・勾留中の被疑者取調
捜査の違法と証拠
Lesson 11 公訴の提起と刑事裁判
無実の者を救えるか?
1 公訴の提起―検察官の権限
その後のX君
国家訴追主義/起訴独占主義
起訴便宜主義
2 検察制度の問題点 179有罪・無罪の判断者は誰だ?
訴追裁量権の濫用
3 公判準備手続 181起訴状一本主義
防御と弁護人接見
4 裁判で使える証拠・使えない証拠
証拠能力と証明力
自白法則
違法収集証拠排除法則
証拠法則(応用):X君の場合
5 実際の裁判を見てみよう
Lesson 12 刑罰の本質・目的
懲らしめ? 見せしめ? 何のため?
1 刑罰はなぜ科せられるのか―刑罰の「本質」と「目的」
さまざまな刑罰観
3つの代表的な考え方
問題点と解決の方向
2 わが国の現行の刑罰システム
刑罰の種類
刑罰の適用
量刑の基準
刑罰と保安処分
Lesson 13 犯罪者の処遇
受刑者ってどんな人? どんな処遇を受けるの!?
1 刑務所という世界 205刑務所ってどんなところ
刑務所改革
社会復帰ってどんな意味だろう
刑務所での生活
刑務所内での処遇
刑務所での社会復帰の現実
2 社会内処遇(更生保護)
刑務所の処遇と何が違うの?
更生保護の歴史・担い手
更生保護の問題点
更生保護の改革
保護観察の実際
3 刑事制裁の多様化 224新たな処遇の試み
修復的司法という考え方の登場
修復的司法プログラム
エピローグ ―これであなたも刑事法の達人?
1 学習方法をパワーアップしよう!
―刑事法学習のための道具とその使い方X君が帰ってきた!
基本は条文:六法を開こう!
もうひとつの基本:基本書(体系書)
判例は「生きた法」
判例集のいろいろ
判例の意義を知るには
その他の学習ツールのいろいろ
調べ方がわからないときは?
2 おわりに
―刑事法とより深く向き合い,学び続けるための視点
あらためて現状を知ろう
データの裏には何がある?
教室の外に出てみよう
議論することで論理力を磨く
メディアも貴重な情報源
刑事法の動向を見つめなおす
◆事項索引◆
◆本書を手にしているあなたへ
◆【本書を読む前に】
◆イントロダクション ―それは,ある日突然に…
Lesson 1 「犯罪」とは何か
「悪いこと」をすれば処罰されてあたりまえ?
1 犯罪かどうかはすぐには決まらない
X君を助けたい!
Yさんと一緒に検討しよう
2 図式的な犯罪観を問いなおす
―「犯罪」=「悪いこと」=「処罰されて当然」?
さまざまな犯罪観
まず「常識」を疑おう
捕まったら刑務 所行き?
犯罪の歴史性と地域性
制度としての犯罪と刑法
人間の行いとしての犯罪
3 「犯罪」は何がどう「悪い」のか
―犯罪の「実質」を考えてみよう
悪いこと=違法行為=犯罪?
「悪いこと」はすべて犯罪か?
犯罪の「悪さ」と倫理・道徳
犯罪の「実質」は何か
法益侵害としての犯罪
倫理・道徳と犯罪
4 刑法の機能 と役割 ―刑法は何のためにあるのか
刑法は「処罰のため」の法?
刑法の機能
指導理念としての「謙抑主義」
民法と刑法の役割分担
刑事法学とその役割分担
刑事法学は何のためにあるのか
Lesson 2 罪刑法定主義
そんなこと法律に書いてないじゃないか!?
1 罪刑法定主義―刑法の基本原則
罪刑法定主義の重要性
法律主義
2 罪刑法定主義の発展的内容(「派生原則」)
及処罰の禁止
絶対的不定期刑の禁止
類推解釈の禁止
明確性の原則
適正の原則
Lesson 3 刑法における「違法性」
違法かどうかはどう決まる?
1 違法性の意義とその実質
―「違法」とはどういうことか?何が問題か?
「法に違反する から」違法?
行為の悪さか結果の悪さか
具体例で考えよう
主観と客観,どっちが決め手?
基本的な刑法観とのかかわり
2 違法性阻却の一般原理
―行為が「違法」ではなくなるのはどんな場合か?違法性の「阻却」と は?
違法性阻却の一般原理
法益の価値や優劣を考えてみよう
3 違法性阻却事由のいろいろ
―違法性阻却事由にはどんなタイプのものがあるか違法性阻却事由の分類 自己決定権と被害者の同意
自己決定は万能か?
同意傷害の違法性
自己決定権に関係するその他の問題
Lesson 4 責任主義
責任なければ刑罰なし
1 責任能力
責任年齢
心神喪失と心神耗弱
酩酊と責任能力
2 「非難」としての責任
「責任」のとらえ方
他行為可能性と責任
刑罰の目的と責任
責任の本質
責任判断の対象
3 「責任主義」とはどういう原則か
「責任主義」の根拠と意義
責任の要素
責任主義の応用問題
(1)過失犯の処罰
責任主義の応用問題
(2)結果的加重犯
Lesson 5 犯罪の成立と不成立
こんなにあるの!? 不処罰の理由
1 犯罪の成立を妨げる事由
構成要件不該当①
構成要件不該当②
構成要件不該当③
責任の欠如
緊急行為①
緊急行為②
刑法35条
可罰的違法性
2 犯罪の成立要件と犯罪論体系 90犯罪の構成要素
犯罪論体系
Lesson 6 犯意と錯誤
殺すつもりはなかったのに
1 故意の内容と種類 95故意の意味
2 「勘違い(錯誤)①」―その人を殺すつもりはなかったのに
具体的事 実の錯誤
3 「勘違い(錯誤)②」―悪いことだとは思わなかった
違法性の錯誤
4 「わざと」と「うっかり」
過失犯の処罰
過失の内容
Lesson 7 不作為犯と未遂犯
これも犯罪?
1 不作為犯―「やるべきことをしない」ことも犯罪?
作為と不作為
不作為犯の2類型
成立要件(その1)
成立要件(その2)
2 未遂犯―「犯罪の失敗」も犯罪?
既遂と未遂
犯罪の発展段階
未遂犯の処罰根拠
2つの考え方
実行の着手
再び,2つの考え方
不能犯
不能犯と未遂犯の判断基準?
障害未遂と中止未遂
Lesson 8 共犯とその諸問題
犯罪に手を貸すとどうなるの?
1 共犯の意義と種類 131共犯を処罰する規定
共同正犯
教唆犯・幇助犯
2 正犯と共犯はなぜ区別しなければならないのか?
区別の意味
3 共犯の処罰根拠と従属性133共犯の処罰根拠
共犯の従属性
4 間接正犯
間接正犯とは
間接正犯の諸類型
刑事未成年者の利用
間接正犯成立の具体的限界
間接正犯と共同正犯
5 共同正犯:自らの手を汚さない黒幕―共謀共同正犯
一部行為全部責任の根拠
背後の黒幕
練馬事件
学説の変遷
実質的実行共同正犯論
6 教唆犯と幇助犯
教唆犯の意義
幇助犯の因果性
Lesson 9 刑事手続とその全体像
刑罰を科す手続はどのようなものか?
1 刑事訴訟法の意義
刑法と刑事訴訟法
2 刑事訴訟法の目的
刑事訴訟法1条
適正手続の保障(デュー・プロセス)
実体的真実主義
真実発見と適正手続の調和
3 刑事訴訟法の法源
法源
4 刑事手続の概要
主要な手続の流れ
捜査の端緒
捜査①―警察段階
捜査②―検察段階
公訴の提起から公判が始まるまで
公判手続裁判
上訴
非常救済手続
5 裁判員制度
裁判員制度の概要
裁判員の選任等
Lesson 10 犯罪の捜査
おまえやっただろうといわれたら
1 犯罪捜査の意義と諸原則
捜査の意義
任意捜査と強制捜査
適正手続の保障
2 捜査と防御―被疑者の権利
黙秘権
弁護人依頼権
当番弁護士制度
3 捜査をめぐる諸問題
逮捕・勾留中の被疑者取調
捜査の違法と証拠
Lesson 11 公訴の提起と刑事裁判
無実の者を救えるか?
1 公訴の提起―検察官の権限
その後のX君
国家訴追主義/起訴独占主義
起訴便宜主義
2 検察制度の問題点 179有罪・無罪の判断者は誰だ?
訴追裁量権の濫用
3 公判準備手続 181起訴状一本主義
防御と弁護人接見
4 裁判で使える証拠・使えない証拠
証拠能力と証明力
自白法則
違法収集証拠排除法則
証拠法則(応用):X君の場合
5 実際の裁判を見てみよう
Lesson 12 刑罰の本質・目的
懲らしめ? 見せしめ? 何のため?
1 刑罰はなぜ科せられるのか―刑罰の「本質」と「目的」
さまざまな刑罰観
3つの代表的な考え方
問題点と解決の方向
2 わが国の現行の刑罰システム
刑罰の種類
刑罰の適用
量刑の基準
刑罰と保安処分
Lesson 13 犯罪者の処遇
受刑者ってどんな人? どんな処遇を受けるの!?
1 刑務所という世界 205刑務所ってどんなところ
刑務所改革
社会復帰ってどんな意味だろう
刑務所での生活
刑務所内での処遇
刑務所での社会復帰の現実
2 社会内処遇(更生保護)
刑務所の処遇と何が違うの?
更生保護の歴史・担い手
更生保護の問題点
更生保護の改革
保護観察の実際
3 刑事制裁の多様化 224新たな処遇の試み
修復的司法という考え方の登場
修復的司法プログラム
エピローグ ―これであなたも刑事法の達人?
1 学習方法をパワーアップしよう!
―刑事法学習のための道具とその使い方X君が帰ってきた!
基本は条文:六法を開こう!
もうひとつの基本:基本書(体系書)
判例は「生きた法」
判例集のいろいろ
判例の意義を知るには
その他の学習ツールのいろいろ
調べ方がわからないときは?
2 おわりに
―刑事法とより深く向き合い,学び続けるための視点
あらためて現状を知ろう
データの裏には何がある?
教室の外に出てみよう
議論することで論理力を磨く
メディアも貴重な情報源
刑事法の動向を見つめなおす
◆事項索引◆