刑法各論講義 第2版

刑法各論講義 第2版

川端 博 著
定価:4,730円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2010年03月20日
  • 判型:
    A5版上製
  • ページ数:
    814頁
  • ISBN:
    978-4-7923-1868-0
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内容紹介

 目  次
 はしがき
 凡例・参考文献
 第1編 序 論
 第1章 刑法各論の意義と対象 1
 第1節 刑法各論の意義 1
 1 意 義(1)  2 法定刑の検討(1)  3 刑法総論との関係(2)
 第2節 刑法各論の対象 2
 1 狭義の刑法各論と広義の刑法各論の対象(2)
2 本書の考察の対象(2)
 第3節 刑法各論の課題 3
 1 法律要件としての犯罪の成立要件との関係(3)
2 法律効果としての刑罰のもつ意義(4)
 第2章 刑法各論の体系 5
 第1節 刑法各論の体系化と保護法益(法益) 5
 第2節 刑罰規定と法益の個数 5
 第3節 体系化と刑事学との関係 6
 第4節 体系化における三分説 6
 第5節 考察の順序 6
 第3章 本書の叙述方法 8
 第2編 個人的法益に対する罪
 第1章 生命および身体に対する罪 9
 第1節 総 説 9
 1 生命および身体に対する罪の種類(9)
2 行為の客体(9)
 第2節 人の始期 10
 1 出生の意義(10)
2 民法と刑法における出生の意義の相違(11)
 第3節 人の終期 11
 1 死亡の時期(11)  2 臓器移植法(12)
 第4節 殺人の罪 13
 1 総 説(13)  2 殺人罪(普通殺人罪)(14)
3 殺人予備罪(25)  4 自殺関与罪・同意殺人罪(28)
 第5節 傷害の罪 38
 1 総 説(38)  2 傷害罪(38)  3 傷害致死罪(48)
4 傷害現場助勢罪(51)  5 同時傷害の特例(53)
6 暴行罪(61)  7 危険運転致死傷罪(208条の2)(67)
8 凶器準備集合罪・同結集罪(79)
 第6節 過失傷害の罪 90
 1 総 説(90)  2 過失傷害罪(過失致傷罪)(94)
3 過失致死罪(95)  4 業務上過失致死傷罪(96)
5 重過失致死傷罪(108)  6 自動車運転過失致死傷罪(109)
 第7節 堕胎の罪 115
 1 総 説(115)  2 自己堕胎罪(119)
3 同意(承諾)堕胎罪・同致死傷罪(122)
4 業務上堕胎罪・同致死傷罪(123)
5 不同意堕胎罪(124)  6 不同意堕胎致死傷罪(125)
 第8節 遺棄の罪 125
 1 総 説(125)  2 単純遺棄罪(130)
3 保護責任者遺棄罪(131)  4 遺棄致死傷罪(135)
 第2章 自由に対する罪 139
 第1節 総説 139
 1 意 義(139)  2 犯罪類型の種類(139)
 第2節 逮捕および監禁の罪 140
 1 総 説(140)  2 逮捕・監禁罪(141)
3 逮捕・監禁致死罪(149)
 第3節 脅迫の罪 151
 1 総 説(151)  2 脅迫罪(153)  3 強要罪(161)
 第4節 略取,誘拐および人身売買の罪 164
 1 総 説(164)  2 未成年者略取・誘拐罪(170)
3 営利目的等略取・誘拐罪(173)
4 身の代金目的略取・誘拐罪(175)
5 身の代金要求罪(178)
6 所在国外移送目的略取・誘拐罪(180)
7 人身売買罪(181)  8 被略取者引渡し等罪(183)
9 被拐取者・被売者収受罪(186)
10 身の代金目的略取等予備罪(187)
11 解放減軽(188)  12 親告罪(189)
 第5節 性的自由を害する罪 189
 1 総 説(189)  2 強制わいせつ罪(190)
3 強姦罪(194)  4 準強制わいせつ罪・準強姦罪(196)
5 集団強姦罪・集団準強姦罪(199)
6 強制わいせつ等致死傷罪(200)
 第3章 プライバシーに対する罪 205
 第1節 プライバシー保護の意義 205
 第2節 住居を侵す罪 205
 1 総 説(205)  2 住居侵入罪(210)  3 不退去罪(220)
 第3節 秘密を侵す罪 221
 1 総 説(221)  2 信書開封罪(222)  3 秘密漏示罪(224)
 第4章 名誉および信用に対する罪 228
 第1節 罪質と犯罪類型 228
 第2節 名誉に対する罪 228
 1 総 説(228)  2 名誉毀損罪(230)
3 死者の名誉毀損罪(246)  4 侮辱罪(248)
5 親告罪(250)
 第3節 信用および業務に対する罪 251
 1 総 説(251)  2 信用毀損罪(252)
3 業務妨害罪(255)  4 電子計算機業務妨害罪(263)
 第5章 財産犯 269
 第1節 財産犯総論 269
 1 総 説(269)  2 財産犯の種類(271)
3 財物の意義(273)  4 不法領得の意思(281)
5 権利行使と財産犯(287)  6 不法原因給付と財産犯(293)
 第2節 窃盗の罪 301
 1 総 説(301)  2 窃盗罪(309)
3 不動産侵奪罪(321)  4 親族相盗例(323)
 第3節 強盗の罪 328
 1 総 説(328)  2 強盗罪(単純強盗罪)(330)
3 事後強盗罪(335)  4 昏酔強盗罪(341)
5 強盗致死傷罪(強盗傷人・強盗殺人罪)(342)
6 強盗強姦罪・同致死罪(351)
 第4節 詐欺の罪 354
 1 総 説(354)  2 狭義の詐欺罪(1項詐欺罪)(356)
3 詐欺利得罪(2項詐欺罪)(367)
4 詐欺罪の特殊問題(369)  5 準詐欺罪(383)
6 不実電磁的記録作出利得罪(電子計算機使用詐欺罪)(385)
 第5節 恐喝の罪 389
 1 総 説(389)  2 狭義の恐喝罪(1項恐喝罪)(390)
3 恐喝利得罪(2項恐喝罪)(394)
 第6節 横領の罪 396
 1 総 説(396)  2 単純横領罪(委託物横領罪)(397)
3 業務上横領罪(418)  4 遺失物横領罪(占有離脱物横領罪)(422)
 第7節 背任の罪 424
 1 総 説(424)  2 背任罪(427)
 第8節 盗品等に関する罪 438
 1 総 説(438)
2 盗品等無償譲受け罪,盗品等運搬・盗品等保管・盗品等有償譲受け・盗品等有償処分あっせん罪(440)
3 親族等の間の犯罪に関する特例(446)
 第9節 毀棄および隠匿の罪 448
 1 総 説(448)  2 公用文書等毀棄罪(452)
3 私用文書毀棄(私文書毀棄罪)(454)
4 建造物等損壊罪・建造物等損壊致死傷罪(456)
5 器物損壊罪(459)  6 境界毀損罪(461)  7 信書隠匿罪(463)
 第3編 社会的法益に対する罪
 序 章 社会的法益に対する罪の意義 465
 第1章 公共の平穏に対する罪 466
 第1節 意義 466
 1 公共の平穏(466)  2 犯罪類型(466)
 第2節 騒乱の罪 466
 1 総 説(466)  2 騒乱罪(狭義)(468)
3 多衆不解散罪(474)
 第3節 放火および失火の罪 476
 1 総 説(476)  2 現住建造物等放火罪(485)
3 非現住建造物等放火罪(488)  4 建造物等以外放火罪(489)
5 延焼罪(490)  6 放火予備罪(491)  7 消火妨害罪(491)
8 失火罪(493)  9 業務上失火罪・重過失失火罪(493)
10 激発物破裂罪(494)  11 過失激発物破裂罪(495)
12 ガス漏出等罪(496)
 第4節 出水および水利に関する罪 497
 1 総 説(497)  2 現住建造物等浸害罪(497)
3 非現住建造物等浸害罪(498)  4 水防妨害罪(499)
5 過失建造物浸害罪(500)  6 出水危険罪(500)
7 水利妨害罪(501)
 第5節 往来妨害の罪 502
 1 総 説(502)  2 往来妨害罪(狭義)(503)
3 往来妨害致死傷罪(504)  4 往来危険罪(504)
5 汽車等転覆・破壊罪(506)  6 汽車等転覆・破壊致死罪(508)
7 往来危険による汽車等転覆・破壊罪(509)
8 過失往来危険等罪,業務上過失危険等罪(511)
 第2章 公共の信用に対する罪 514
 第1節 総 説 514
 1 犯罪類型(514)  2 偽造罪の保護法益(514)
 第2節 通貨偽造の罪 515
 1 保護法益(515)  2 通貨偽造罪(517)
3 偽造通貨行使等罪(519)  4 外国通貨偽造罪(521)
5 偽造外国通貨行使罪(522)  6 偽造通貨等収得罪(523)
7 収得後知情行使・交付罪(523)  8 通貨偽造等準備罪(524)
 第3節 文書偽造の罪 526
 1 総 説(526)  2 文書偽造罪の本質(528)
3 文書偽造の罪に関する基本概念(530)
4 詔書等偽造罪(547)  5 公文書偽造等罪(548)
6 虚偽公文書作成罪(551)  7 公正証書原本等不実記載罪(556)
8 偽造公文書・虚偽公文書行使罪(558)
9 私文書偽造罪(559)  10 虚偽診断書等作成罪(562)
11 偽造私文書・虚偽診断書等行使罪(563)
12 電磁的記録不正作出罪(564)  13 不正電磁的記録供用罪(568)
 第4節 有価証券偽造の罪 570
 1 総 説(570)  2 有価証券偽造罪(570)
3 有価証券虚偽記入罪(573)  4 偽造有価証券行使等罪(574)
 第5節 支払用カード電磁的記録に関する罪 576
 1 総 説(576)  2 支払用カード電磁的記録不正作出等の罪(579)
3 不正電磁的記録カード所持罪(581)
4 支払用カード電磁的記録不正作出準備罪(582)
5 未遂罪(584)  6 罪 数(584)
 第6節 印章偽造の罪 585
 1 総 説(585)
2 印章・署名・記号の意義(586)
3 御璽等偽造罪・御璽等不正使用罪(590)
4 公印等偽造罪(591)  5 公印等不正使用罪(592)
6 公記号偽造罪(593)  7 公記号不正使用罪(594)
8 私印等偽造罪(594)  9 私印等不正使用罪(595)
 第3章 公衆衛生に対する罪 596
 序 節 596
 1 罪 質(596)  2 犯罪類型(596)
 第1節 あへん煙に関する罪 596
 1 総 説(596)  2 あへん煙輸入罪(597)
3 あへん煙吸食器具輸入等罪(598)
4 税関職員によるあへん煙等輸入等罪(599)
5 あへん煙吸食罪(600)  6 場所提供罪(600)
7 あへん煙等所持罪(601)
 第2節 飲料水に関する罪 601
 1 総 説(601)  2 浄水汚染罪(602)
3 水道汚染罪(603)  4 浄水毒物混入罪(604)
5 浄水汚染致死傷罪,水道汚染致死傷罪,浄水毒物混入致死傷罪(604)
6 水道毒物混入罪(605)  7 水道毒物等混入致死罪(606)
8 水道損壊・閉塞罪(607)
 第4章 風俗に対する罪 608
 序 節 608
 1 犯罪類型の種類とそれぞれの保護法益(608)  2 非犯罪化論(608)
 第1節 わいせつおよび重婚の罪 609
 1 総 説(609)  2 公然わいせつ罪(610)
3 わいせつ物頒布等の罪(611)  4 淫行勧誘罪(618)
5 重婚罪(620)
 第2節 賭博および富くじに関する罪 620
 1 総 説(620)  2 単純賭博罪(621)
3 常習賭博罪(622)  4 賭場開張図利罪・博徒結合罪(625)
5 富くじ罪(626)
 第3節 礼拝所および墳墓に関する罪 627
 1 総 説(627)  2 礼拝所不敬罪(628)
3 説教等妨害罪(629)  4 墳墓発掘罪(630)
5 死体等損壊・遺棄・領得罪(631)
6 墳墓発掘死体等損壊・遺棄罪(633)
7 変死者密葬罪(634)

 第4編 国家的法益に対する罪
 序 節 635
 1 意 義(635)  2 犯罪類型(635)
 第1章 国家の存立に対する罪 635
 第1節 総 説 635
 1 罪 質(635)  2 犯罪類型(636)
 第2節 内乱に関する罪 636
 1 総 説(636)  2 内乱罪(637)
3 内乱予備・陰謀罪(639)  4 内乱幇助罪(640)
 第3節 外患に関する罪 642
 1 総 説(642)  2 外患誘致罪(642)
3 外患援助罪(643)  4 外患予備・陰謀罪(644)
 第2章 国家の作用に関する罪 645
 序 節 645
 1 犯罪類型(645)  2 公務に対する罪と公務員犯罪(645)
 第1節 公務員および公務所の意義 645
 1 総 説(645)  2 公務員の意義(646)
3 公務所の意義(648)
 第2節 公務の執行を妨害する罪 648
 1 総 説(648)  2 公務執行妨害罪(狭義)(649)
3 職務強要罪・辞職強要罪(662)  4 封印破棄罪(664)
5 強制執行妨害罪(667)  6 競売等妨害罪(670)
7 談合罪(672)  8 強制執行妨害罪等に関する改正案(674)
 第3節 逃走の罪 678
 1 総 説(678)  2 単純逃走罪(678)
3 加重逃走罪(680)  4 被拘禁者奪取罪(683)
5 逃走援助罪(685)  6 看守者等による逃走援助罪(687)
 第4節 犯人蔵匿および証拠隠滅の罪 688
 1 総 説(688)  2 犯人蔵匿罪(690)
3 証拠隠滅罪(697)  4 親族による犯罪に関する特例(700)
6 証人等威迫罪(702)
 第5節 偽証の罪 704
 1 総 説(704)  2 偽証罪(狭義)(705)
3 虚偽鑑定・通訳・翻訳罪(714)
 第6節 虚偽告訴の罪 716
 1 総 説(716)  2 虚偽告訴罪(717)
3 自白についての特例(722)
 第7節 汚職の罪 722
 1 罪 質(722)  2 犯罪類型(723)
 第1款 職権濫用の罪 723
 1 総 説(723)  2 公務員職権濫用罪(724)
3 特別公務員職権濫用罪(727)  4 特別公務員暴行陵虐罪(728)
5 特別公務員職権濫用致死傷罪・特別公務員暴行陵虐致死傷罪(731)
 第2款 賄賂の罪 732
 1 総 説(732)  2 賄賂の概念(735)
3 単純収賄罪(746)  4 受託収賄罪(747)
5 事前収賄罪(750)  6 第三者供賄罪(751)
7 加重収賄罪(752)  8 事後収賄罪(754)
9 あっせん収賄罪(755)  10 没収および追徴(757)
11 贈賄罪(761)  12 罪 数(763)
 第3章 外国に対する罪 765
 単 節 国交に関する罪 765
 1 総 説(765)  2 外国国章損壊罪(766)
3 私戦予備および陰謀罪(768)
4 局外中立命令違背罪(769)
 
 事項索引
 判例索引