刑法各論講義 第2版
川端 博 著
定価:4,730円(税込)-
在庫:
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発行:
2010年03月20日
-
判型:
A5版上製 -
ページ数:
814頁 -
ISBN:
978-4-7923-1868-0
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内容紹介
目 次
はしがき
凡例・参考文献
第1編 序 論
第1章 刑法各論の意義と対象 1
第1節 刑法各論の意義 1
1 意 義(1) 2 法定刑の検討(1) 3 刑法総論との関係(2)
第2節 刑法各論の対象 2
1 狭義の刑法各論と広義の刑法各論の対象(2)
2 本書の考察の対象(2)
第3節 刑法各論の課題 3
1 法律要件としての犯罪の成立要件との関係(3)
2 法律効果としての刑罰のもつ意義(4)
第2章 刑法各論の体系 5
第1節 刑法各論の体系化と保護法益(法益) 5
第2節 刑罰規定と法益の個数 5
第3節 体系化と刑事学との関係 6
第4節 体系化における三分説 6
第5節 考察の順序 6
第3章 本書の叙述方法 8
第2編 個人的法益に対する罪
第1章 生命および身体に対する罪 9
第1節 総 説 9
1 生命および身体に対する罪の種類(9)
2 行為の客体(9)
第2節 人の始期 10
1 出生の意義(10)
2 民法と刑法における出生の意義の相違(11)
第3節 人の終期 11
1 死亡の時期(11) 2 臓器移植法(12)
第4節 殺人の罪 13
1 総 説(13) 2 殺人罪(普通殺人罪)(14)
3 殺人予備罪(25) 4 自殺関与罪・同意殺人罪(28)
第5節 傷害の罪 38
1 総 説(38) 2 傷害罪(38) 3 傷害致死罪(48)
4 傷害現場助勢罪(51) 5 同時傷害の特例(53)
6 暴行罪(61) 7 危険運転致死傷罪(208条の2)(67)
8 凶器準備集合罪・同結集罪(79)
第6節 過失傷害の罪 90
1 総 説(90) 2 過失傷害罪(過失致傷罪)(94)
3 過失致死罪(95) 4 業務上過失致死傷罪(96)
5 重過失致死傷罪(108) 6 自動車運転過失致死傷罪(109)
第7節 堕胎の罪 115
1 総 説(115) 2 自己堕胎罪(119)
3 同意(承諾)堕胎罪・同致死傷罪(122)
4 業務上堕胎罪・同致死傷罪(123)
5 不同意堕胎罪(124) 6 不同意堕胎致死傷罪(125)
第8節 遺棄の罪 125
1 総 説(125) 2 単純遺棄罪(130)
3 保護責任者遺棄罪(131) 4 遺棄致死傷罪(135)
第2章 自由に対する罪 139
第1節 総説 139
1 意 義(139) 2 犯罪類型の種類(139)
第2節 逮捕および監禁の罪 140
1 総 説(140) 2 逮捕・監禁罪(141)
3 逮捕・監禁致死罪(149)
第3節 脅迫の罪 151
1 総 説(151) 2 脅迫罪(153) 3 強要罪(161)
第4節 略取,誘拐および人身売買の罪 164
1 総 説(164) 2 未成年者略取・誘拐罪(170)
3 営利目的等略取・誘拐罪(173)
4 身の代金目的略取・誘拐罪(175)
5 身の代金要求罪(178)
6 所在国外移送目的略取・誘拐罪(180)
7 人身売買罪(181) 8 被略取者引渡し等罪(183)
9 被拐取者・被売者収受罪(186)
10 身の代金目的略取等予備罪(187)
11 解放減軽(188) 12 親告罪(189)
第5節 性的自由を害する罪 189
1 総 説(189) 2 強制わいせつ罪(190)
3 強姦罪(194) 4 準強制わいせつ罪・準強姦罪(196)
5 集団強姦罪・集団準強姦罪(199)
6 強制わいせつ等致死傷罪(200)
第3章 プライバシーに対する罪 205
第1節 プライバシー保護の意義 205
第2節 住居を侵す罪 205
1 総 説(205) 2 住居侵入罪(210) 3 不退去罪(220)
第3節 秘密を侵す罪 221
1 総 説(221) 2 信書開封罪(222) 3 秘密漏示罪(224)
第4章 名誉および信用に対する罪 228
第1節 罪質と犯罪類型 228
第2節 名誉に対する罪 228
1 総 説(228) 2 名誉毀損罪(230)
3 死者の名誉毀損罪(246) 4 侮辱罪(248)
5 親告罪(250)
第3節 信用および業務に対する罪 251
1 総 説(251) 2 信用毀損罪(252)
3 業務妨害罪(255) 4 電子計算機業務妨害罪(263)
第5章 財産犯 269
第1節 財産犯総論 269
1 総 説(269) 2 財産犯の種類(271)
3 財物の意義(273) 4 不法領得の意思(281)
5 権利行使と財産犯(287) 6 不法原因給付と財産犯(293)
第2節 窃盗の罪 301
1 総 説(301) 2 窃盗罪(309)
3 不動産侵奪罪(321) 4 親族相盗例(323)
第3節 強盗の罪 328
1 総 説(328) 2 強盗罪(単純強盗罪)(330)
3 事後強盗罪(335) 4 昏酔強盗罪(341)
5 強盗致死傷罪(強盗傷人・強盗殺人罪)(342)
6 強盗強姦罪・同致死罪(351)
第4節 詐欺の罪 354
1 総 説(354) 2 狭義の詐欺罪(1項詐欺罪)(356)
3 詐欺利得罪(2項詐欺罪)(367)
4 詐欺罪の特殊問題(369) 5 準詐欺罪(383)
6 不実電磁的記録作出利得罪(電子計算機使用詐欺罪)(385)
第5節 恐喝の罪 389
1 総 説(389) 2 狭義の恐喝罪(1項恐喝罪)(390)
3 恐喝利得罪(2項恐喝罪)(394)
第6節 横領の罪 396
1 総 説(396) 2 単純横領罪(委託物横領罪)(397)
3 業務上横領罪(418) 4 遺失物横領罪(占有離脱物横領罪)(422)
第7節 背任の罪 424
1 総 説(424) 2 背任罪(427)
第8節 盗品等に関する罪 438
1 総 説(438)
2 盗品等無償譲受け罪,盗品等運搬・盗品等保管・盗品等有償譲受け・盗品等有償処分あっせん罪(440)
3 親族等の間の犯罪に関する特例(446)
第9節 毀棄および隠匿の罪 448
1 総 説(448) 2 公用文書等毀棄罪(452)
3 私用文書毀棄(私文書毀棄罪)(454)
4 建造物等損壊罪・建造物等損壊致死傷罪(456)
5 器物損壊罪(459) 6 境界毀損罪(461) 7 信書隠匿罪(463)
第3編 社会的法益に対する罪
序 章 社会的法益に対する罪の意義 465
第1章 公共の平穏に対する罪 466
第1節 意義 466
1 公共の平穏(466) 2 犯罪類型(466)
第2節 騒乱の罪 466
1 総 説(466) 2 騒乱罪(狭義)(468)
3 多衆不解散罪(474)
第3節 放火および失火の罪 476
1 総 説(476) 2 現住建造物等放火罪(485)
3 非現住建造物等放火罪(488) 4 建造物等以外放火罪(489)
5 延焼罪(490) 6 放火予備罪(491) 7 消火妨害罪(491)
8 失火罪(493) 9 業務上失火罪・重過失失火罪(493)
10 激発物破裂罪(494) 11 過失激発物破裂罪(495)
12 ガス漏出等罪(496)
第4節 出水および水利に関する罪 497
1 総 説(497) 2 現住建造物等浸害罪(497)
3 非現住建造物等浸害罪(498) 4 水防妨害罪(499)
5 過失建造物浸害罪(500) 6 出水危険罪(500)
7 水利妨害罪(501)
第5節 往来妨害の罪 502
1 総 説(502) 2 往来妨害罪(狭義)(503)
3 往来妨害致死傷罪(504) 4 往来危険罪(504)
5 汽車等転覆・破壊罪(506) 6 汽車等転覆・破壊致死罪(508)
7 往来危険による汽車等転覆・破壊罪(509)
8 過失往来危険等罪,業務上過失危険等罪(511)
第2章 公共の信用に対する罪 514
第1節 総 説 514
1 犯罪類型(514) 2 偽造罪の保護法益(514)
第2節 通貨偽造の罪 515
1 保護法益(515) 2 通貨偽造罪(517)
3 偽造通貨行使等罪(519) 4 外国通貨偽造罪(521)
5 偽造外国通貨行使罪(522) 6 偽造通貨等収得罪(523)
7 収得後知情行使・交付罪(523) 8 通貨偽造等準備罪(524)
第3節 文書偽造の罪 526
1 総 説(526) 2 文書偽造罪の本質(528)
3 文書偽造の罪に関する基本概念(530)
4 詔書等偽造罪(547) 5 公文書偽造等罪(548)
6 虚偽公文書作成罪(551) 7 公正証書原本等不実記載罪(556)
8 偽造公文書・虚偽公文書行使罪(558)
9 私文書偽造罪(559) 10 虚偽診断書等作成罪(562)
11 偽造私文書・虚偽診断書等行使罪(563)
12 電磁的記録不正作出罪(564) 13 不正電磁的記録供用罪(568)
第4節 有価証券偽造の罪 570
1 総 説(570) 2 有価証券偽造罪(570)
3 有価証券虚偽記入罪(573) 4 偽造有価証券行使等罪(574)
第5節 支払用カード電磁的記録に関する罪 576
1 総 説(576) 2 支払用カード電磁的記録不正作出等の罪(579)
3 不正電磁的記録カード所持罪(581)
4 支払用カード電磁的記録不正作出準備罪(582)
5 未遂罪(584) 6 罪 数(584)
第6節 印章偽造の罪 585
1 総 説(585)
2 印章・署名・記号の意義(586)
3 御璽等偽造罪・御璽等不正使用罪(590)
4 公印等偽造罪(591) 5 公印等不正使用罪(592)
6 公記号偽造罪(593) 7 公記号不正使用罪(594)
8 私印等偽造罪(594) 9 私印等不正使用罪(595)
第3章 公衆衛生に対する罪 596
序 節 596
1 罪 質(596) 2 犯罪類型(596)
第1節 あへん煙に関する罪 596
1 総 説(596) 2 あへん煙輸入罪(597)
3 あへん煙吸食器具輸入等罪(598)
4 税関職員によるあへん煙等輸入等罪(599)
5 あへん煙吸食罪(600) 6 場所提供罪(600)
7 あへん煙等所持罪(601)
第2節 飲料水に関する罪 601
1 総 説(601) 2 浄水汚染罪(602)
3 水道汚染罪(603) 4 浄水毒物混入罪(604)
5 浄水汚染致死傷罪,水道汚染致死傷罪,浄水毒物混入致死傷罪(604)
6 水道毒物混入罪(605) 7 水道毒物等混入致死罪(606)
8 水道損壊・閉塞罪(607)
第4章 風俗に対する罪 608
序 節 608
1 犯罪類型の種類とそれぞれの保護法益(608) 2 非犯罪化論(608)
第1節 わいせつおよび重婚の罪 609
1 総 説(609) 2 公然わいせつ罪(610)
3 わいせつ物頒布等の罪(611) 4 淫行勧誘罪(618)
5 重婚罪(620)
第2節 賭博および富くじに関する罪 620
1 総 説(620) 2 単純賭博罪(621)
3 常習賭博罪(622) 4 賭場開張図利罪・博徒結合罪(625)
5 富くじ罪(626)
第3節 礼拝所および墳墓に関する罪 627
1 総 説(627) 2 礼拝所不敬罪(628)
3 説教等妨害罪(629) 4 墳墓発掘罪(630)
5 死体等損壊・遺棄・領得罪(631)
6 墳墓発掘死体等損壊・遺棄罪(633)
7 変死者密葬罪(634)
第4編 国家的法益に対する罪
序 節 635
1 意 義(635) 2 犯罪類型(635)
第1章 国家の存立に対する罪 635
第1節 総 説 635
1 罪 質(635) 2 犯罪類型(636)
第2節 内乱に関する罪 636
1 総 説(636) 2 内乱罪(637)
3 内乱予備・陰謀罪(639) 4 内乱幇助罪(640)
第3節 外患に関する罪 642
1 総 説(642) 2 外患誘致罪(642)
3 外患援助罪(643) 4 外患予備・陰謀罪(644)
第2章 国家の作用に関する罪 645
序 節 645
1 犯罪類型(645) 2 公務に対する罪と公務員犯罪(645)
第1節 公務員および公務所の意義 645
1 総 説(645) 2 公務員の意義(646)
3 公務所の意義(648)
第2節 公務の執行を妨害する罪 648
1 総 説(648) 2 公務執行妨害罪(狭義)(649)
3 職務強要罪・辞職強要罪(662) 4 封印破棄罪(664)
5 強制執行妨害罪(667) 6 競売等妨害罪(670)
7 談合罪(672) 8 強制執行妨害罪等に関する改正案(674)
第3節 逃走の罪 678
1 総 説(678) 2 単純逃走罪(678)
3 加重逃走罪(680) 4 被拘禁者奪取罪(683)
5 逃走援助罪(685) 6 看守者等による逃走援助罪(687)
第4節 犯人蔵匿および証拠隠滅の罪 688
1 総 説(688) 2 犯人蔵匿罪(690)
3 証拠隠滅罪(697) 4 親族による犯罪に関する特例(700)
6 証人等威迫罪(702)
第5節 偽証の罪 704
1 総 説(704) 2 偽証罪(狭義)(705)
3 虚偽鑑定・通訳・翻訳罪(714)
第6節 虚偽告訴の罪 716
1 総 説(716) 2 虚偽告訴罪(717)
3 自白についての特例(722)
第7節 汚職の罪 722
1 罪 質(722) 2 犯罪類型(723)
第1款 職権濫用の罪 723
1 総 説(723) 2 公務員職権濫用罪(724)
3 特別公務員職権濫用罪(727) 4 特別公務員暴行陵虐罪(728)
5 特別公務員職権濫用致死傷罪・特別公務員暴行陵虐致死傷罪(731)
第2款 賄賂の罪 732
1 総 説(732) 2 賄賂の概念(735)
3 単純収賄罪(746) 4 受託収賄罪(747)
5 事前収賄罪(750) 6 第三者供賄罪(751)
7 加重収賄罪(752) 8 事後収賄罪(754)
9 あっせん収賄罪(755) 10 没収および追徴(757)
11 贈賄罪(761) 12 罪 数(763)
第3章 外国に対する罪 765
単 節 国交に関する罪 765
1 総 説(765) 2 外国国章損壊罪(766)
3 私戦予備および陰謀罪(768)
4 局外中立命令違背罪(769)
事項索引
判例索引
はしがき
凡例・参考文献
第1編 序 論
第1章 刑法各論の意義と対象 1
第1節 刑法各論の意義 1
1 意 義(1) 2 法定刑の検討(1) 3 刑法総論との関係(2)
第2節 刑法各論の対象 2
1 狭義の刑法各論と広義の刑法各論の対象(2)
2 本書の考察の対象(2)
第3節 刑法各論の課題 3
1 法律要件としての犯罪の成立要件との関係(3)
2 法律効果としての刑罰のもつ意義(4)
第2章 刑法各論の体系 5
第1節 刑法各論の体系化と保護法益(法益) 5
第2節 刑罰規定と法益の個数 5
第3節 体系化と刑事学との関係 6
第4節 体系化における三分説 6
第5節 考察の順序 6
第3章 本書の叙述方法 8
第2編 個人的法益に対する罪
第1章 生命および身体に対する罪 9
第1節 総 説 9
1 生命および身体に対する罪の種類(9)
2 行為の客体(9)
第2節 人の始期 10
1 出生の意義(10)
2 民法と刑法における出生の意義の相違(11)
第3節 人の終期 11
1 死亡の時期(11) 2 臓器移植法(12)
第4節 殺人の罪 13
1 総 説(13) 2 殺人罪(普通殺人罪)(14)
3 殺人予備罪(25) 4 自殺関与罪・同意殺人罪(28)
第5節 傷害の罪 38
1 総 説(38) 2 傷害罪(38) 3 傷害致死罪(48)
4 傷害現場助勢罪(51) 5 同時傷害の特例(53)
6 暴行罪(61) 7 危険運転致死傷罪(208条の2)(67)
8 凶器準備集合罪・同結集罪(79)
第6節 過失傷害の罪 90
1 総 説(90) 2 過失傷害罪(過失致傷罪)(94)
3 過失致死罪(95) 4 業務上過失致死傷罪(96)
5 重過失致死傷罪(108) 6 自動車運転過失致死傷罪(109)
第7節 堕胎の罪 115
1 総 説(115) 2 自己堕胎罪(119)
3 同意(承諾)堕胎罪・同致死傷罪(122)
4 業務上堕胎罪・同致死傷罪(123)
5 不同意堕胎罪(124) 6 不同意堕胎致死傷罪(125)
第8節 遺棄の罪 125
1 総 説(125) 2 単純遺棄罪(130)
3 保護責任者遺棄罪(131) 4 遺棄致死傷罪(135)
第2章 自由に対する罪 139
第1節 総説 139
1 意 義(139) 2 犯罪類型の種類(139)
第2節 逮捕および監禁の罪 140
1 総 説(140) 2 逮捕・監禁罪(141)
3 逮捕・監禁致死罪(149)
第3節 脅迫の罪 151
1 総 説(151) 2 脅迫罪(153) 3 強要罪(161)
第4節 略取,誘拐および人身売買の罪 164
1 総 説(164) 2 未成年者略取・誘拐罪(170)
3 営利目的等略取・誘拐罪(173)
4 身の代金目的略取・誘拐罪(175)
5 身の代金要求罪(178)
6 所在国外移送目的略取・誘拐罪(180)
7 人身売買罪(181) 8 被略取者引渡し等罪(183)
9 被拐取者・被売者収受罪(186)
10 身の代金目的略取等予備罪(187)
11 解放減軽(188) 12 親告罪(189)
第5節 性的自由を害する罪 189
1 総 説(189) 2 強制わいせつ罪(190)
3 強姦罪(194) 4 準強制わいせつ罪・準強姦罪(196)
5 集団強姦罪・集団準強姦罪(199)
6 強制わいせつ等致死傷罪(200)
第3章 プライバシーに対する罪 205
第1節 プライバシー保護の意義 205
第2節 住居を侵す罪 205
1 総 説(205) 2 住居侵入罪(210) 3 不退去罪(220)
第3節 秘密を侵す罪 221
1 総 説(221) 2 信書開封罪(222) 3 秘密漏示罪(224)
第4章 名誉および信用に対する罪 228
第1節 罪質と犯罪類型 228
第2節 名誉に対する罪 228
1 総 説(228) 2 名誉毀損罪(230)
3 死者の名誉毀損罪(246) 4 侮辱罪(248)
5 親告罪(250)
第3節 信用および業務に対する罪 251
1 総 説(251) 2 信用毀損罪(252)
3 業務妨害罪(255) 4 電子計算機業務妨害罪(263)
第5章 財産犯 269
第1節 財産犯総論 269
1 総 説(269) 2 財産犯の種類(271)
3 財物の意義(273) 4 不法領得の意思(281)
5 権利行使と財産犯(287) 6 不法原因給付と財産犯(293)
第2節 窃盗の罪 301
1 総 説(301) 2 窃盗罪(309)
3 不動産侵奪罪(321) 4 親族相盗例(323)
第3節 強盗の罪 328
1 総 説(328) 2 強盗罪(単純強盗罪)(330)
3 事後強盗罪(335) 4 昏酔強盗罪(341)
5 強盗致死傷罪(強盗傷人・強盗殺人罪)(342)
6 強盗強姦罪・同致死罪(351)
第4節 詐欺の罪 354
1 総 説(354) 2 狭義の詐欺罪(1項詐欺罪)(356)
3 詐欺利得罪(2項詐欺罪)(367)
4 詐欺罪の特殊問題(369) 5 準詐欺罪(383)
6 不実電磁的記録作出利得罪(電子計算機使用詐欺罪)(385)
第5節 恐喝の罪 389
1 総 説(389) 2 狭義の恐喝罪(1項恐喝罪)(390)
3 恐喝利得罪(2項恐喝罪)(394)
第6節 横領の罪 396
1 総 説(396) 2 単純横領罪(委託物横領罪)(397)
3 業務上横領罪(418) 4 遺失物横領罪(占有離脱物横領罪)(422)
第7節 背任の罪 424
1 総 説(424) 2 背任罪(427)
第8節 盗品等に関する罪 438
1 総 説(438)
2 盗品等無償譲受け罪,盗品等運搬・盗品等保管・盗品等有償譲受け・盗品等有償処分あっせん罪(440)
3 親族等の間の犯罪に関する特例(446)
第9節 毀棄および隠匿の罪 448
1 総 説(448) 2 公用文書等毀棄罪(452)
3 私用文書毀棄(私文書毀棄罪)(454)
4 建造物等損壊罪・建造物等損壊致死傷罪(456)
5 器物損壊罪(459) 6 境界毀損罪(461) 7 信書隠匿罪(463)
第3編 社会的法益に対する罪
序 章 社会的法益に対する罪の意義 465
第1章 公共の平穏に対する罪 466
第1節 意義 466
1 公共の平穏(466) 2 犯罪類型(466)
第2節 騒乱の罪 466
1 総 説(466) 2 騒乱罪(狭義)(468)
3 多衆不解散罪(474)
第3節 放火および失火の罪 476
1 総 説(476) 2 現住建造物等放火罪(485)
3 非現住建造物等放火罪(488) 4 建造物等以外放火罪(489)
5 延焼罪(490) 6 放火予備罪(491) 7 消火妨害罪(491)
8 失火罪(493) 9 業務上失火罪・重過失失火罪(493)
10 激発物破裂罪(494) 11 過失激発物破裂罪(495)
12 ガス漏出等罪(496)
第4節 出水および水利に関する罪 497
1 総 説(497) 2 現住建造物等浸害罪(497)
3 非現住建造物等浸害罪(498) 4 水防妨害罪(499)
5 過失建造物浸害罪(500) 6 出水危険罪(500)
7 水利妨害罪(501)
第5節 往来妨害の罪 502
1 総 説(502) 2 往来妨害罪(狭義)(503)
3 往来妨害致死傷罪(504) 4 往来危険罪(504)
5 汽車等転覆・破壊罪(506) 6 汽車等転覆・破壊致死罪(508)
7 往来危険による汽車等転覆・破壊罪(509)
8 過失往来危険等罪,業務上過失危険等罪(511)
第2章 公共の信用に対する罪 514
第1節 総 説 514
1 犯罪類型(514) 2 偽造罪の保護法益(514)
第2節 通貨偽造の罪 515
1 保護法益(515) 2 通貨偽造罪(517)
3 偽造通貨行使等罪(519) 4 外国通貨偽造罪(521)
5 偽造外国通貨行使罪(522) 6 偽造通貨等収得罪(523)
7 収得後知情行使・交付罪(523) 8 通貨偽造等準備罪(524)
第3節 文書偽造の罪 526
1 総 説(526) 2 文書偽造罪の本質(528)
3 文書偽造の罪に関する基本概念(530)
4 詔書等偽造罪(547) 5 公文書偽造等罪(548)
6 虚偽公文書作成罪(551) 7 公正証書原本等不実記載罪(556)
8 偽造公文書・虚偽公文書行使罪(558)
9 私文書偽造罪(559) 10 虚偽診断書等作成罪(562)
11 偽造私文書・虚偽診断書等行使罪(563)
12 電磁的記録不正作出罪(564) 13 不正電磁的記録供用罪(568)
第4節 有価証券偽造の罪 570
1 総 説(570) 2 有価証券偽造罪(570)
3 有価証券虚偽記入罪(573) 4 偽造有価証券行使等罪(574)
第5節 支払用カード電磁的記録に関する罪 576
1 総 説(576) 2 支払用カード電磁的記録不正作出等の罪(579)
3 不正電磁的記録カード所持罪(581)
4 支払用カード電磁的記録不正作出準備罪(582)
5 未遂罪(584) 6 罪 数(584)
第6節 印章偽造の罪 585
1 総 説(585)
2 印章・署名・記号の意義(586)
3 御璽等偽造罪・御璽等不正使用罪(590)
4 公印等偽造罪(591) 5 公印等不正使用罪(592)
6 公記号偽造罪(593) 7 公記号不正使用罪(594)
8 私印等偽造罪(594) 9 私印等不正使用罪(595)
第3章 公衆衛生に対する罪 596
序 節 596
1 罪 質(596) 2 犯罪類型(596)
第1節 あへん煙に関する罪 596
1 総 説(596) 2 あへん煙輸入罪(597)
3 あへん煙吸食器具輸入等罪(598)
4 税関職員によるあへん煙等輸入等罪(599)
5 あへん煙吸食罪(600) 6 場所提供罪(600)
7 あへん煙等所持罪(601)
第2節 飲料水に関する罪 601
1 総 説(601) 2 浄水汚染罪(602)
3 水道汚染罪(603) 4 浄水毒物混入罪(604)
5 浄水汚染致死傷罪,水道汚染致死傷罪,浄水毒物混入致死傷罪(604)
6 水道毒物混入罪(605) 7 水道毒物等混入致死罪(606)
8 水道損壊・閉塞罪(607)
第4章 風俗に対する罪 608
序 節 608
1 犯罪類型の種類とそれぞれの保護法益(608) 2 非犯罪化論(608)
第1節 わいせつおよび重婚の罪 609
1 総 説(609) 2 公然わいせつ罪(610)
3 わいせつ物頒布等の罪(611) 4 淫行勧誘罪(618)
5 重婚罪(620)
第2節 賭博および富くじに関する罪 620
1 総 説(620) 2 単純賭博罪(621)
3 常習賭博罪(622) 4 賭場開張図利罪・博徒結合罪(625)
5 富くじ罪(626)
第3節 礼拝所および墳墓に関する罪 627
1 総 説(627) 2 礼拝所不敬罪(628)
3 説教等妨害罪(629) 4 墳墓発掘罪(630)
5 死体等損壊・遺棄・領得罪(631)
6 墳墓発掘死体等損壊・遺棄罪(633)
7 変死者密葬罪(634)
第4編 国家的法益に対する罪
序 節 635
1 意 義(635) 2 犯罪類型(635)
第1章 国家の存立に対する罪 635
第1節 総 説 635
1 罪 質(635) 2 犯罪類型(636)
第2節 内乱に関する罪 636
1 総 説(636) 2 内乱罪(637)
3 内乱予備・陰謀罪(639) 4 内乱幇助罪(640)
第3節 外患に関する罪 642
1 総 説(642) 2 外患誘致罪(642)
3 外患援助罪(643) 4 外患予備・陰謀罪(644)
第2章 国家の作用に関する罪 645
序 節 645
1 犯罪類型(645) 2 公務に対する罪と公務員犯罪(645)
第1節 公務員および公務所の意義 645
1 総 説(645) 2 公務員の意義(646)
3 公務所の意義(648)
第2節 公務の執行を妨害する罪 648
1 総 説(648) 2 公務執行妨害罪(狭義)(649)
3 職務強要罪・辞職強要罪(662) 4 封印破棄罪(664)
5 強制執行妨害罪(667) 6 競売等妨害罪(670)
7 談合罪(672) 8 強制執行妨害罪等に関する改正案(674)
第3節 逃走の罪 678
1 総 説(678) 2 単純逃走罪(678)
3 加重逃走罪(680) 4 被拘禁者奪取罪(683)
5 逃走援助罪(685) 6 看守者等による逃走援助罪(687)
第4節 犯人蔵匿および証拠隠滅の罪 688
1 総 説(688) 2 犯人蔵匿罪(690)
3 証拠隠滅罪(697) 4 親族による犯罪に関する特例(700)
6 証人等威迫罪(702)
第5節 偽証の罪 704
1 総 説(704) 2 偽証罪(狭義)(705)
3 虚偽鑑定・通訳・翻訳罪(714)
第6節 虚偽告訴の罪 716
1 総 説(716) 2 虚偽告訴罪(717)
3 自白についての特例(722)
第7節 汚職の罪 722
1 罪 質(722) 2 犯罪類型(723)
第1款 職権濫用の罪 723
1 総 説(723) 2 公務員職権濫用罪(724)
3 特別公務員職権濫用罪(727) 4 特別公務員暴行陵虐罪(728)
5 特別公務員職権濫用致死傷罪・特別公務員暴行陵虐致死傷罪(731)
第2款 賄賂の罪 732
1 総 説(732) 2 賄賂の概念(735)
3 単純収賄罪(746) 4 受託収賄罪(747)
5 事前収賄罪(750) 6 第三者供賄罪(751)
7 加重収賄罪(752) 8 事後収賄罪(754)
9 あっせん収賄罪(755) 10 没収および追徴(757)
11 贈賄罪(761) 12 罪 数(763)
第3章 外国に対する罪 765
単 節 国交に関する罪 765
1 総 説(765) 2 外国国章損壊罪(766)
3 私戦予備および陰謀罪(768)
4 局外中立命令違背罪(769)
事項索引
判例索引