不真正不作為犯の体系と構造
刑法理論の基礎Ⅱ

不真正不作為犯の体系と構造

吉田敏雄 著
定価:2,310円(税込)
  • 在庫:
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  • 発行:
    2010年09月10日
  • 判型:
    A5版並製
  • ページ数:
    216頁
  • ISBN:
    978-4-7923-1883-3
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内容紹介

目  次

はしがき

序  章……………1

第1章 不作為犯総説……………7
 Ⅰ 不作為犯の体系と種類……………7
 Ⅱ 真正不作為犯……………9
 Ⅲ 不真正不作為犯……………11
 Ⅳ 複合的行為態様における作為と不作為……………14

第2章 不真正不作為犯の構成要件……………27
 Ⅰ 客観的構成要件……………27
  1 結果回避義務を基礎付ける状況  27
  2 必要な作為の非着手(不作為)  28
  3 必要な作為に着手する事実上の可能性(個別行為能力)  30
  4 結果の発生  34
  5 不作為の因果関係  35
  6 保障人の地位  43
 Ⅱ 主観的構成要件要素……………110
  1 故意の内容と対象  110
  2 構成要件的錯誤  114
 Ⅲ 客観的帰属……………115

第3章 違 法 性……………135
  1 緊急避難  135
  2 保障人の義務衝突  137
  3 被害者の承諾  140
  4 正当防衛  141

第4章 責  任……………143

第5章 未  遂……………147

第6章 過失の不真正不作為犯……………157
  1 過失の不真正不作為犯概説  157
  2 管理過失・監督過失  159

第7章 不作為による正犯と共犯……………173
  1 間接正犯  173
  2 共同正犯  175
  3 不作為犯に対する作為による共犯  180
  4 不作為による共犯  182