刑事訴訟の目的〔増補版〕
田口守一 著
定価:6,270円(税込)-
在庫:
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発行:
2010年12月10日
-
判型:
A5版上製 -
ページ数:
426頁 -
ISBN:
978-4-7923-1889-5
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内容紹介
目 次
増補版はしがき
初版はじめに
第1章 刑事手続の多様性…1
第1節 自白事件と否認事件…1
1 はじめに 1
2 自白事件の刑事手続とアレインメント論 4
3 ドイツにおける「二つの刑事訴訟法」論 12
4 むすび 19
【補論】 自白事件と否認事件…21
第2節 刑事法制50年と時代の課題…23
1 はじめに 23
2 第1期(定着期) 24
3 第2期(展開期) 26
4 第3期(変遷期) 27
5 第4期(変革期) 28
6 むすび 30
第2章 刑事訴訟の目的…33
第1節 刑事訴訟目的論の再構成…33
1 はじめに 33
2 ドイツ法における刑事訴訟目的論 36
3 日本法における訴訟目的論の再構成 45
4 むすび 52
【補論1】 刑事訴訟の目的…54
【補論2】 刑事訴訟の構造…65
第2節 刑事訴訟法の基礎理論と訴訟目的論…75
1 はじめに 75
2 訴訟構造論と基礎理論 75
3 当事者主義刑事訴訟理論の定着 77
4 精密司法論とモデル論 78
5 訴訟目的論の反省 79
第3章 刑事訴訟における実体的真実主義…81
第1節 実体的真実主義の相対性…81
1 はじめに 81
2 ドイツ法における実体的真実主義の変遷 83
3 アメリカ法における真実発見の意義 88
4 実体的真実主義の相対性 95
5 むすび 103
第2節 精密司法論の意義…105
1 はじめに 105
2 精密司法論の意義 106
3 精密司法論と刑事司法改革 114
4 精密司法論と実体的真実主義 118
5 むすび 123
【補論】 松尾浩也著『刑事訴訟法講演集』書評…125
第4章 有罪答弁制度と真実主義…133
第1節 有罪答弁の事実的基礎…133
1 はじめに 133
2 ハワイ州におけるアレインメント制度 135
3 有罪答弁書面とその受理手続 140
4 有罪答弁における「事実的基礎」の確認 149
5 むすび 152
第2節 有罪答弁と無実の主張…154
1 はじめに 154
2 有罪答弁と無実の主張
-いわゆるアルフォード・プリーをめぐって- 156
3 有罪答弁と自白 166
4 包含犯罪の有罪答弁 172
5 むすび 179
第3節 有罪答弁における適正手続…181
1 はじめに 181
2 有罪答弁と答弁取引の歴史-カナダ法を素材として- 183
3 有罪答弁の受理手続 188
4 有罪答弁における適正手続 195
5 むすび 200
第5章 訴因と争点…203
第1節 訴因と争点…203
1 はじめに 203
2 争点顕在化と訴因変更 205
3 訴因事実と争点事実 212
4 むすび 218
【補論1】 判例研究:控訴審における謀議の認定手続に不意打ちの違法があるとされた事例…221
【補論2】 判例研究:自動車運転者に注意義務を課す根拠となる具体的事実が訴因変更手続を経て撤回された場合につき右事実を認定することに違法はないとされた事例…235
第2節 訴因と被告人の防御権…246
1 はじめに 246
2 訴因の明確性 249
3 訴因の簡潔性 254
4 訴因と被告人の防御権 259
5 むすび 265
第6章 被告人の処分権…267
第1節 改正刑事訴訟法と当事者処分権主義…267
1 はじめに 267
2 改正刑事訴訟法における被告人の処分権 268
3 手続処分権と訴訟物処分権 271
4 むすび 274
第2節 被告人の証拠能力処分権…276
1 はじめに 276
2 反対尋問権放棄説と証拠能力付与行為説 277
3 書面への反対尋問 283
4 同意の意義 288
5 むすび 293
第3節 ドイツ刑事訴訟における合意手続…295
1 はじめに 295
2 ドイツにおける判例の変遷 297
3 1997年8月28日ドイツ連邦通常裁判所判決 302
4 97年判例の意義と問題点 307
5 むすび 314
【補論1】 2005年3月3日ドイツ連邦通常裁判所大法廷決定
における合意手続の根拠と限界…316
【補論2】 合意手続に関するドイツ刑事訴訟法の改正…323
第7章 裁判員制度と刑事訴訟の目的…339
第1節 裁判員制度の基礎…339
1 はじめに 339
2 裁判員制度の政策的基礎 340
3 裁判員制度の理論的基礎 346
4 むすび 348
【補論】 参審制度の憲法論…350
第2節 ドイツの参審制度における職業裁判官の役割…363
1 はじめに 363
2 参審員の地位と能力 365
3 職業裁判官の任務と能力 370
4 職業裁判官の説明責任と参審制度の意義 376
5 むすび 381
第3節 争点整理と核心司法…383
1 はじめに 383
2 争点整理手続のあり方 384
3 広島女児殺害事件に見る争点整理 387
4 裁判所の求釈明義務 391
5 むすび 395
【補論】 広島女児殺害事件最高裁決定…397
論文初出一覧…405
事項索引…407
増補版はしがき
初版はじめに
第1章 刑事手続の多様性…1
第1節 自白事件と否認事件…1
1 はじめに 1
2 自白事件の刑事手続とアレインメント論 4
3 ドイツにおける「二つの刑事訴訟法」論 12
4 むすび 19
【補論】 自白事件と否認事件…21
第2節 刑事法制50年と時代の課題…23
1 はじめに 23
2 第1期(定着期) 24
3 第2期(展開期) 26
4 第3期(変遷期) 27
5 第4期(変革期) 28
6 むすび 30
第2章 刑事訴訟の目的…33
第1節 刑事訴訟目的論の再構成…33
1 はじめに 33
2 ドイツ法における刑事訴訟目的論 36
3 日本法における訴訟目的論の再構成 45
4 むすび 52
【補論1】 刑事訴訟の目的…54
【補論2】 刑事訴訟の構造…65
第2節 刑事訴訟法の基礎理論と訴訟目的論…75
1 はじめに 75
2 訴訟構造論と基礎理論 75
3 当事者主義刑事訴訟理論の定着 77
4 精密司法論とモデル論 78
5 訴訟目的論の反省 79
第3章 刑事訴訟における実体的真実主義…81
第1節 実体的真実主義の相対性…81
1 はじめに 81
2 ドイツ法における実体的真実主義の変遷 83
3 アメリカ法における真実発見の意義 88
4 実体的真実主義の相対性 95
5 むすび 103
第2節 精密司法論の意義…105
1 はじめに 105
2 精密司法論の意義 106
3 精密司法論と刑事司法改革 114
4 精密司法論と実体的真実主義 118
5 むすび 123
【補論】 松尾浩也著『刑事訴訟法講演集』書評…125
第4章 有罪答弁制度と真実主義…133
第1節 有罪答弁の事実的基礎…133
1 はじめに 133
2 ハワイ州におけるアレインメント制度 135
3 有罪答弁書面とその受理手続 140
4 有罪答弁における「事実的基礎」の確認 149
5 むすび 152
第2節 有罪答弁と無実の主張…154
1 はじめに 154
2 有罪答弁と無実の主張
-いわゆるアルフォード・プリーをめぐって- 156
3 有罪答弁と自白 166
4 包含犯罪の有罪答弁 172
5 むすび 179
第3節 有罪答弁における適正手続…181
1 はじめに 181
2 有罪答弁と答弁取引の歴史-カナダ法を素材として- 183
3 有罪答弁の受理手続 188
4 有罪答弁における適正手続 195
5 むすび 200
第5章 訴因と争点…203
第1節 訴因と争点…203
1 はじめに 203
2 争点顕在化と訴因変更 205
3 訴因事実と争点事実 212
4 むすび 218
【補論1】 判例研究:控訴審における謀議の認定手続に不意打ちの違法があるとされた事例…221
【補論2】 判例研究:自動車運転者に注意義務を課す根拠となる具体的事実が訴因変更手続を経て撤回された場合につき右事実を認定することに違法はないとされた事例…235
第2節 訴因と被告人の防御権…246
1 はじめに 246
2 訴因の明確性 249
3 訴因の簡潔性 254
4 訴因と被告人の防御権 259
5 むすび 265
第6章 被告人の処分権…267
第1節 改正刑事訴訟法と当事者処分権主義…267
1 はじめに 267
2 改正刑事訴訟法における被告人の処分権 268
3 手続処分権と訴訟物処分権 271
4 むすび 274
第2節 被告人の証拠能力処分権…276
1 はじめに 276
2 反対尋問権放棄説と証拠能力付与行為説 277
3 書面への反対尋問 283
4 同意の意義 288
5 むすび 293
第3節 ドイツ刑事訴訟における合意手続…295
1 はじめに 295
2 ドイツにおける判例の変遷 297
3 1997年8月28日ドイツ連邦通常裁判所判決 302
4 97年判例の意義と問題点 307
5 むすび 314
【補論1】 2005年3月3日ドイツ連邦通常裁判所大法廷決定
における合意手続の根拠と限界…316
【補論2】 合意手続に関するドイツ刑事訴訟法の改正…323
第7章 裁判員制度と刑事訴訟の目的…339
第1節 裁判員制度の基礎…339
1 はじめに 339
2 裁判員制度の政策的基礎 340
3 裁判員制度の理論的基礎 346
4 むすび 348
【補論】 参審制度の憲法論…350
第2節 ドイツの参審制度における職業裁判官の役割…363
1 はじめに 363
2 参審員の地位と能力 365
3 職業裁判官の任務と能力 370
4 職業裁判官の説明責任と参審制度の意義 376
5 むすび 381
第3節 争点整理と核心司法…383
1 はじめに 383
2 争点整理手続のあり方 384
3 広島女児殺害事件に見る争点整理 387
4 裁判所の求釈明義務 391
5 むすび 395
【補論】 広島女児殺害事件最高裁決定…397
論文初出一覧…405
事項索引…407