名城大学法学会選書9
現代北欧の法理論
出水忠勝 著
定価:4,400円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2010年12月20日
-
判型:
A5版上製 -
ページ数:
224頁 -
ISBN:
978-4-7923-0501-7
書籍購入は弊社「早稲田正門店インターネット書店」サイトでの購入となります。
内容紹介
目 次
はしがき
関係論文等初出一覧
第一章 北欧における二つのリアリズム…1
第一節 ウプサラ・リアリズム…1
1 創始者ヘーガーシュトレームの試み(2)
2 法理論としての特質(3)
第二節 ノルディック・リアリズム…6
1 創始者エァステッドの試み(6)
2 法理論としての特質(8)
第二章 ウプサラ・リアリズムの展開…22
第一節 法実証主義の循環的性質批判…22
1 ヘーガーシュトレーム(23)
(1) 国家意志説批判(23) (2) 一般意志説批判(26) (3) 個人的権威による意志説批判(31)
2 後継者たち(35)
(1) オリヴェクローナ(36) (2) ルンドステッド(39) (3) ロス(42)
3 なぜ循環に陥ったのか(44)
第二節 権利とは何か…46
1 「権利」という言葉の性質(47)
2 権利に対応する事実はあるか(50)
3 権利は移転するか(57)
4 権利の特殊性に伴う弊害(62)
5 機能的側面から見た権利(67)
6 権利理解がもたらすもの(69)
第三節 RealismかIdealismか…75
第四節 法はどこに在るのか…85
第三章 ノルディック・リアリズムの展開…125
第一節 自国の法現実の直視…126
第二節 イルムとロス…128
1 イルムによるロス批判(129)
2 ロスによるイルム批判(139)
第三節 イョルゲンセンの法多元論…141
第四節 法多元論とリアリズム…145
第四章 現代北欧法学と二つのリアリズム…158
第一節 二つのリアリズムそれぞれの位置…158
第二節 社会的背景から見た二つのリアリズム…162
第三節 現代北欧法学とウプサラ・リアリズム…164
1 ブーストレームのIdealism(166)
2 Viking Realismのインパクト(168)
3 権利論批判のディレンマ(171)
第五章 今一つのリアリスティックな動向…182
第一節 動向の概要…183
第二節 その評価…198
むすび…204
あとがき…207
事項・人名索引…(1)