新版 概説刑法Ⅰ
中山研一 著
定価:3,080円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2011年03月01日
-
判型:
A5版並製 -
ページ数:
282頁 -
ISBN:
978-4-7923-1901-4
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内容紹介
目 次
新版はしがき
第1編 序 論
第1節 刑法の意義…3
第2節 犯罪の基礎理論…6
1 客観主義 7
2 主観主義 9
第3節 刑罰の基礎理論…12
1 応報刑論 12
2 目的刑論 14
3 最近の刑罰論の動向 15
第4節 罪刑法定主義…17
1 罪刑の法定 18
2 事後法の禁止(【遡】及処罰の禁止) 18
3 類推解釈の禁止 19
4 刑法の明確性と限定解釈 20
第5節 刑法の効力…23
1 刑法の場所的効力 23
2 刑法の時間的効力 24
3 刑法の人的効力 24
4 刑法の事項的効力 25
第2編 犯 罪 論
第1章 犯罪の概念と要件…29
1 犯罪の概念 29
2 犯罪の構成要素 29
3 犯罪論の体系 30
第2章 行 為 論…34
第1節 行為論の意義…34
1 犯罪要件としての行為 34
2 行為論の比較・検討 35
第2節 作為と不作為…38
1 不作為の行為性 38
2 作為と不作為 39
第3章 構成要件論…42
第1節 構成要件の意義と機能…42
1 構成要件の意義 42
2 構成要件の機能 43
第2節 構成要件の理論…45
1 ドイツの構成要件論 45
2 わが国の構成要件論 46
第3節 構成要件の要素…49
1 犯罪の分類 49
2 犯罪の構成要素 50
3 主観的構成要件要素 51
4 規範的構成要件要素 52
第4節 因果関係…54
1 因果関係の意義と機能 54
2 条件と条件関係 55
3 相当因果関係説と相当因果関係 57
4 判例の動向 59
5 相当因果関係説と客観的帰属論 61
第5節 不作為犯…64
1 不作為犯の意義 64
2 作為義務 65
3 保障人的地位 66
4 判 例 67
第4章 違法性論…72
第1節 違法性の意義と機能…72
1 違法性の体系的地位 72
2 違法性の実質 73
3 行為無価値論と結果無価値論 74
第2節 客観的違法論と主観的違法論…77
1 主観的違法論 77
2 客観的違法論 78
3 主観的違法要素 79
第3節 可罰的違法性…81
1 可罰的違法性の意義と機能 81
2 二つの可罰的違法性論 82
3 可罰的違法性に関する判例 83
第4節 違法阻却事由と違法減軽事由…86
1 違法阻却・減軽事由の体系的地位 86
2 違法阻却の一般原理 87
3 違法阻却事由の分類 88
4 超法規的違法阻却事由 88
第5節 正当防衛と緊急避難…90
1 正当防衛と緊急避難の本質 91
2 急迫不正の侵害と現在の危難 91
3 自己または第三者の法益の保護 93
4 やむを得ずにした行為 93
5 自招侵害・自招危難 94
6 防衛・避難の意思 95
7 法益の均衡 96
8 過剰防衛・過剰避難 97
9 盗犯等防止法の特例 99
10 自救行為 100
11 義務の衝突 101
第6節 正当行為…103
1 法令による行為 104
2 正当な業務行為 107
第7節 被害者の同意…113
1 被害者の同意の性格 113
2 違法阻却の根拠 114
3 被害者の同意の効果と妥当範囲 115
4 被害者の同意の要件と有効性 116
5 傷害と同意 117
6 推定的同意 118
第5章 責 任 論…122
第1節 責任論の基本問題…122
1 責任の意義と責任主義 122
2 責任の本質と意思の自由 123
3 行為責任、人格責任、性格責任 124
4 心理的責任、規範的責任、可罰的責任 125
5 責任判断と責任要素 126
第2節 責任能力…129
1 責任能力の本質と性格 129
2 心神喪失と心神耗弱 131
3 刑事未成年者 133
第3節 原因において自由な行為…135
1 問題の所在 135
2 学説の状況 135
3 判例の動向 137
第4節 故 意…140
1 故意の概念と体系的地位 140
2 故意の構成要素 141
3 故意の種類と限界 143
4 未必の故意と認識ある過失との区別 144
第5節 錯 誤…147
□Ⅰ 事実の錯誤 147
1 構成要件的事実の錯誤 147
2 違法阻却事由の錯誤 157
□Ⅱ 違法性の錯誤 158
第6節 過 失…164
1 過失の意義と種類 164
2 過失犯の構造―新旧過失論― 166
3 許された危険と信頼の原則 168
4 管理・監督過失 170
5 注意義務とその基準 171
第7節 期待可能性―責任阻却事由―…175
1 期待可能性の意義 175
2 期待可能性の体系的地位 176
3 期待可能性の法律的基礎と判例 177
4 期待可能性の標準 178
5 期待可能性の錯誤 178
第6章 未遂犯論…181
第1節 未遂犯の概念とその本質…181
1 未遂犯の態様と処罰 181
2 未遂と既遂の関係 182
3 未遂犯の処罰根拠 183
4 予備・陰謀罪 184
第2節 実行の着手…186
1 実行の着手に関する学説 186
2 実行の着手に関する判例 188
3 間接正犯・離隔犯の実行の着手 190
第3節 不 能 犯…194
1 不能犯の意義 194
2 不能犯の学説 195
3 不能犯の判例 197
第4節 中 止 犯…201
1 中止犯の性格と刑の減免の根拠 201
2 「自己の意思により」の意義 203
3 中止行為の要件 205
4 予備の中止 207
第7章 共 犯 論…210
第1節 共犯の基本観念…210
1 共犯の意義と本質 210
2 正犯と共犯の区別 211
3 犯罪の共同か行為の共同か 212
4 共犯の処罰根拠 213
5 共犯の従属性 214
第2節 共同正犯…218
1 共同正犯の意義と要件 218
2 片面的共同正犯 219
3 承継的共同正犯 220
4 過失の共同正犯 222
5 共謀共同正犯 223
第3節 教 唆 犯…226
1 教唆犯の意義と要件 226
2 教唆の未遂と未遂の教唆 227
3 教唆犯と間接正犯 228
第4節 従 犯…232
1 従犯の意義と要件 232
2 共同正犯と従犯の区別 234
第5節 共犯と身分…237
1 共犯と身分の関係 237
2 構成的身分と共犯 238
3 加減的身分と共犯 240
4 消極的身分と共犯 242
第6節 共犯の諸問題…245
1 必要的共犯 245
2 共犯と錯誤 246
3 共犯と中止犯 248
4 予備罪の共犯 249
5 順次教唆・幇助 249
6 不作為犯と共犯 250
7 結果的加重犯と共犯 251
第8章 罪 数 論…254
1 罪数論の意義 254
2 本来的一罪 255
3 科刑上一罪 257
4 併合罪 259
事項索引…262
判例索引…266
新版はしがき
第1編 序 論
第1節 刑法の意義…3
第2節 犯罪の基礎理論…6
1 客観主義 7
2 主観主義 9
第3節 刑罰の基礎理論…12
1 応報刑論 12
2 目的刑論 14
3 最近の刑罰論の動向 15
第4節 罪刑法定主義…17
1 罪刑の法定 18
2 事後法の禁止(【遡】及処罰の禁止) 18
3 類推解釈の禁止 19
4 刑法の明確性と限定解釈 20
第5節 刑法の効力…23
1 刑法の場所的効力 23
2 刑法の時間的効力 24
3 刑法の人的効力 24
4 刑法の事項的効力 25
第2編 犯 罪 論
第1章 犯罪の概念と要件…29
1 犯罪の概念 29
2 犯罪の構成要素 29
3 犯罪論の体系 30
第2章 行 為 論…34
第1節 行為論の意義…34
1 犯罪要件としての行為 34
2 行為論の比較・検討 35
第2節 作為と不作為…38
1 不作為の行為性 38
2 作為と不作為 39
第3章 構成要件論…42
第1節 構成要件の意義と機能…42
1 構成要件の意義 42
2 構成要件の機能 43
第2節 構成要件の理論…45
1 ドイツの構成要件論 45
2 わが国の構成要件論 46
第3節 構成要件の要素…49
1 犯罪の分類 49
2 犯罪の構成要素 50
3 主観的構成要件要素 51
4 規範的構成要件要素 52
第4節 因果関係…54
1 因果関係の意義と機能 54
2 条件と条件関係 55
3 相当因果関係説と相当因果関係 57
4 判例の動向 59
5 相当因果関係説と客観的帰属論 61
第5節 不作為犯…64
1 不作為犯の意義 64
2 作為義務 65
3 保障人的地位 66
4 判 例 67
第4章 違法性論…72
第1節 違法性の意義と機能…72
1 違法性の体系的地位 72
2 違法性の実質 73
3 行為無価値論と結果無価値論 74
第2節 客観的違法論と主観的違法論…77
1 主観的違法論 77
2 客観的違法論 78
3 主観的違法要素 79
第3節 可罰的違法性…81
1 可罰的違法性の意義と機能 81
2 二つの可罰的違法性論 82
3 可罰的違法性に関する判例 83
第4節 違法阻却事由と違法減軽事由…86
1 違法阻却・減軽事由の体系的地位 86
2 違法阻却の一般原理 87
3 違法阻却事由の分類 88
4 超法規的違法阻却事由 88
第5節 正当防衛と緊急避難…90
1 正当防衛と緊急避難の本質 91
2 急迫不正の侵害と現在の危難 91
3 自己または第三者の法益の保護 93
4 やむを得ずにした行為 93
5 自招侵害・自招危難 94
6 防衛・避難の意思 95
7 法益の均衡 96
8 過剰防衛・過剰避難 97
9 盗犯等防止法の特例 99
10 自救行為 100
11 義務の衝突 101
第6節 正当行為…103
1 法令による行為 104
2 正当な業務行為 107
第7節 被害者の同意…113
1 被害者の同意の性格 113
2 違法阻却の根拠 114
3 被害者の同意の効果と妥当範囲 115
4 被害者の同意の要件と有効性 116
5 傷害と同意 117
6 推定的同意 118
第5章 責 任 論…122
第1節 責任論の基本問題…122
1 責任の意義と責任主義 122
2 責任の本質と意思の自由 123
3 行為責任、人格責任、性格責任 124
4 心理的責任、規範的責任、可罰的責任 125
5 責任判断と責任要素 126
第2節 責任能力…129
1 責任能力の本質と性格 129
2 心神喪失と心神耗弱 131
3 刑事未成年者 133
第3節 原因において自由な行為…135
1 問題の所在 135
2 学説の状況 135
3 判例の動向 137
第4節 故 意…140
1 故意の概念と体系的地位 140
2 故意の構成要素 141
3 故意の種類と限界 143
4 未必の故意と認識ある過失との区別 144
第5節 錯 誤…147
□Ⅰ 事実の錯誤 147
1 構成要件的事実の錯誤 147
2 違法阻却事由の錯誤 157
□Ⅱ 違法性の錯誤 158
第6節 過 失…164
1 過失の意義と種類 164
2 過失犯の構造―新旧過失論― 166
3 許された危険と信頼の原則 168
4 管理・監督過失 170
5 注意義務とその基準 171
第7節 期待可能性―責任阻却事由―…175
1 期待可能性の意義 175
2 期待可能性の体系的地位 176
3 期待可能性の法律的基礎と判例 177
4 期待可能性の標準 178
5 期待可能性の錯誤 178
第6章 未遂犯論…181
第1節 未遂犯の概念とその本質…181
1 未遂犯の態様と処罰 181
2 未遂と既遂の関係 182
3 未遂犯の処罰根拠 183
4 予備・陰謀罪 184
第2節 実行の着手…186
1 実行の着手に関する学説 186
2 実行の着手に関する判例 188
3 間接正犯・離隔犯の実行の着手 190
第3節 不 能 犯…194
1 不能犯の意義 194
2 不能犯の学説 195
3 不能犯の判例 197
第4節 中 止 犯…201
1 中止犯の性格と刑の減免の根拠 201
2 「自己の意思により」の意義 203
3 中止行為の要件 205
4 予備の中止 207
第7章 共 犯 論…210
第1節 共犯の基本観念…210
1 共犯の意義と本質 210
2 正犯と共犯の区別 211
3 犯罪の共同か行為の共同か 212
4 共犯の処罰根拠 213
5 共犯の従属性 214
第2節 共同正犯…218
1 共同正犯の意義と要件 218
2 片面的共同正犯 219
3 承継的共同正犯 220
4 過失の共同正犯 222
5 共謀共同正犯 223
第3節 教 唆 犯…226
1 教唆犯の意義と要件 226
2 教唆の未遂と未遂の教唆 227
3 教唆犯と間接正犯 228
第4節 従 犯…232
1 従犯の意義と要件 232
2 共同正犯と従犯の区別 234
第5節 共犯と身分…237
1 共犯と身分の関係 237
2 構成的身分と共犯 238
3 加減的身分と共犯 240
4 消極的身分と共犯 242
第6節 共犯の諸問題…245
1 必要的共犯 245
2 共犯と錯誤 246
3 共犯と中止犯 248
4 予備罪の共犯 249
5 順次教唆・幇助 249
6 不作為犯と共犯 250
7 結果的加重犯と共犯 251
第8章 罪 数 論…254
1 罪数論の意義 254
2 本来的一罪 255
3 科刑上一罪 257
4 併合罪 259
事項索引…262
判例索引…266