図書学入門

図書学入門

藤森 馨 著
定価:2,530円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2012年03月10日
  • 判型:
    A5版上製
  • ページ数:
    164頁
  • ISBN:
    978-4-7923-7094-7
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内容紹介

自序  i
 
概説篇
 一、図書学とは 1
 二、日本図書学の歴史 3
 三、中国における図書学研究のはじまり 7
 四、中国における解題・分類の淵源 10
 五、木版印刷のはじまり 20
 六、百万塔陀羅尼 22
 七、書物の装訂 26
 八、書写本 48
 九、版式内の名称 51
 十、版心に関する用語と実例 53
 十一、書誌的事項の採り方や符号 54
 
論考篇
 
第一章――和図書装訂研究史の諸問題――大和綴を中心に―― 63
 一、問題の所在 63
 二、“大和綴”に関する二種の見解 65
 三、大和綴A説の提唱理由 68
 四、大和綴B説の提唱理由 72
 五、文献に登場する大和綴 76
 六、大和綴Bを大和綴とする実例と異説 78
 七、結び綴 82
 八、結びにかえて 84
 
第二章――列帖装の淵源と我が国に於けるその称呼 89
 一、はじめに 89
 二、中国の文献に見える列帖装と吉田篁の理解 90
 三、近現代に於ける「縫綴」の解釈 93
 四、最近の列帖装に関する研究と敦煌出土の列帖装の実例 96
 五、列帖装の我が国に於ける称呼 99
 六、結語 103
 
第三章――湯島聖堂旧蔵徳川光圀献上本の所在確認と装訂――結び綴の意義―― 108
 一、はじめに 108
 二、光圀献上本の紹介 110
 三、結び綴の意義 120
 四、むすびにかえて 123
 
第四章――列帖装と線装本
  ――宮内庁書陵部蔵南宋刊本『王文公文集』の原装にも触れて―― 128
 一、はじめに 128
 二、鐵杖閉について 128
 三、列帖装を線装本の祖型とする説 130
 四、『王文公文集』の原装 137
 五、結語 143
 
自跋 147
図版出典・初出一覧 150
人名・書名索引 156