リスク・保障・保険 〔第2版〕

リスク・保障・保険 〔第2版〕

武田久義 著
定価:2,530円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2012年04月20日
  • 判型:
    A5版並製
  • ページ数:
    210頁
  • ISBN:
    978-4-7923-4238-8
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内容紹介



目  次

 第2版はしがき
 まえがき
第一部 保険の基礎理論
第 1 章 保険の意義 3
 保険学の範囲 4
 保険の定義 6
 保険の要素 7
1 保険の与件—特定の偶然的事故に関連— (7)
2 保険の目的—経済上の不安定の除去・軽減— (7)
3 保険の組織—多数の経済主体の結合— (8)
4 保険の技術—合理的計算を基礎— (8)
 保険は助け合いか 9
第 2 章 保険の役割 13
 家庭生活における役割 13
1 生活の保障 (13)  2 信用の付与・増大 (14)
 企業等の活動における役割 14
1 経営の安定 (14)  2 経営の合理化 (14)
3 信用の付与・増大 (14)
4 事業拡大および新規事業への進出を促進 (15)
 マクロ的な社会・経済活動等における役割 15
1 社会の安定機能 (15)  2 金融機能 (15)
3 危険の予防機能 (16)  4 市場における価格の安定機能 (16)
5 労働生産性を高める機能 (16)  6 所得再分配機能 (17)
 マイナスの機能 17
1 モラルハザード(Moral Hazard) (17)
2 モラールハザード(Morale hazard) (17)
第 3 章 保険の分類と種類 19
 保険の分類 19
 保険の種類 20
㈵.人保険 20
1 社会保険 (20)
1—1 医療保険 (21)  1—2 年金保険 (23)  1—3 雇用保険 (25)
1—4 労働者災害補償保険(労災保険) (26)  1—5 介護保険 (26)
2 生命保険 (27)
㈼.物保険 29
1 自動車保険 (29)
(1)− 1  強制対人賠償保険 (29)  (1)− 2  任意保険 (30)
2 火災保険 (32)
第 4 章 保険の類似制度 37
 貯蓄・積立金 37
 保 証 37
 賭 博 38
 自家保険 38
 キャプティブ(Captive) 39
 共 済 39
第 5 章 保険の組織 42
 私営組織 43
1 個人組織(ロイズ) (43)  2 組合組織 (43)
3 会社組織 (46)
 公営組織 48
1 運営組織 (48)
2 保険公営の政策的根拠 (49)
第 6 章 保険の契約 51
 保険契約に関連する主な用語 51
 保険契約の意義 53
 保険契約の性質 55
 保険契約の当事者・関係者 56
第二部 リスクと保障
第 7 章 リスク 61
 リスクの多義性 61
1 リスク(risk) (61)  2 ペリル(peril) (61)
3 ハザード(hazard) (61)
 リスクの定義 63
 リスクの分類 64
1 純粋危険(pure risk)と投機的危険(speculative risk) (64)
2 静態的危険(static risk)と動態的危険(dynamic risk) (65)
3 その他 (65)
第 8 章 リスクマネジメント 66
 リスクマネジメントの意義 66
 リスクマネジメントの展開 66
1 リスクの発見・確認 (67)  2 リスクの分析・評価 (69)
3 リスク処理手段の選択 (71)  4 リスク処理の実施 (74)
5 リスクの再評価 (75)
 主要な企業リスク(資料) 75
 情報システムのリスクマネジメント—リスクマネジメントの実例—
79
1 リスクの発見・確認 (79)  2 リスクの分析・評価 (85)
3 リスク処理手段の選択 (86)  4 リスク処理の実施 (91)
5 リスクの再評価 (91)
第 9 章 日本のセーフティネット 96
 セーフティネットについて 96
 セーフティネットとしての 3 本柱 97
1 社会保障 (97)  2 企業保障 (98)  3 個人準備 (103)
 セーフティネットの変化とその背景 103
1 社会保障の後退 (103)  2 企業保障の衰退 (104)
3 保険会社の経営破綻 (105)
 セーフティネットの将来 107
1 情報化社会における新たなリスク (107)
2 情報化社会におけるリスクの特徴 (108)
3 新たなセーフティネットの構築 (109)
第10章 リスクと日本人—日本人のリスク対応行動— 112
 日本人の起源に関する多くの流れ 112
 実例に見る日本人と西洋人のリスク対応行動 113
 リスク関連語 118
 日本人のリスク対応行動の背景 120

第三部 保障と保険の歴史
第11章 現代の歴史的位置付け 131
 古代・中世 131
 近 代 133
 現代・将来 136
第12章 保障と保険の歴史概説 139
 リスク対策における二つの流れ 139
1 ウェルナー・マールの見解 (139)  2 本書の立場 (140)
第13章 生活保障の歴史 146
 古代・中世における生活保障 146
1 古代バビロニアにおける生活保障制度 (147)
2 古代ローマにおける生活保障制度 (148)
3 中世農村における生活保障制度 (152)
4 中世の都市における生活保障制度 (154)
5 過渡的な生活保障施設としての組織の形成 (155)
 近代における保険と保障の生成・発展 157
1 近代における保険の胎動 (157)  2 近代的保険の誕生 (162)
3 協同組合と協同組合保険の誕生 (163)
 社会保険の登場 165
1 ドイツにおける社会保険の成立 (165)  2 相互扶助の伝統 (168)
 社会保障の生成 169
1 イギリスにおける救貧制度の歴史 (169)
2 国民保険法の成立 (173)  3 ベバリッジ報告書 (174)
第14章 経済活動に伴うリスク対策の歴史 180
 古代社会における交易に伴うリスク対策 180
1 海上貸借(bottomry) (181)  2 コンメンダ(commenda) (181)
3 共同経営組織 (182)
 古代ギリシア・ローマにおける海上保険類似制度 183
 海上保険類似制度から海上保険へ 184
1 冒険貸借 (184)  2 仮装保険契約 (185)
3 海上保険の誕生 (186)  4 ロイズ (187)
 あとがき 190
 事項索引 192