委任による代理
名城大学法学会選書10

委任による代理

柳 勝司 著
定価:5,170円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2012年04月20日
  • 判型:
    A5版上製
  • ページ数:
    298頁
  • ISBN:
    978-4-7923-2622-7
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内容紹介

目 次
はしがき
関係論文等初出一覧
序 論…1

第1部 委任による代理という考え方(私見)の確立
序 論…11
第1章 フランス民法における委任と代理…12
序(12)
第1節 代理の定義(12)
第2節 完全代理と不完全代理(14)
第3節 代理人の権限(24)
第2章 委任と代理の関係について…36
序(36)
第1節 代理を目的とする委任契約(36)
第2節 代理と委任とを区別する学説(37)
第3節 まとめ(44)
第3章 委任契約の性質と代理なき委任契約…46
序(46)
第1節 委任契約の目的(46)
第2節 完全代理と不完全代理(50)
第3節 委任と不完全代理(57)
第4章 わが民法における議論…65
序 これまでの論述のまとめ(65)
第1節 委任と代理との関係(67)
第2節 委任の概念(75)
第3節 結 語(93)
第5章 準委任契約の法的性質…95
第1節 委任と代理の関係についての学説(95)
第2節 委任は代理とは無関係であるとする説(96)
第3節 法律行為の委託と意思表示の委託と事実行為の委託
との区別(97)
第4節 意思表示などの委託の事例(100)
第5節 事実行為の委託の事例(101)
第6節 むすび(113)
第1部のまとめ…118

第2部 私見の展開
序 論…125
第1章 受任者の名によって為された委任の実行をめぐる
法律関係について…127
第1節 問題の設定(127)
第2節 ドイツ民法における議論(133)
第3節 フランス民法における議論(149)
第4節 民法における理論構成(162)
第5節 まとめ(204)
第2章 民法第646条第1項の金銭引渡義務と通常の金銭債務
(金額債務)との相殺の可否について…206
序(206)
第1節 問題の提起(207)
第2節 ドイツ民法における議論(216)
第3節 問題の解決(225)
第4節 むすび(228)
第3章 受任者の忠実義務…230
序(230)
第1節 具体的忠実義務違反(234)
第2節 抽象的忠実義務違反(243)
第3節 まとめ(249)
第4章 委任者による委任契約の解除…252
第1節 問題の提起(252)
第2節 フランス民法における委任者による委任契約の解除(260)
第3節 法律行為(意思表示などを含む)の委託(=委任)における
委任者の無理由解除権(271)
第4節 事実行為の委託契約における解除(281)
第5節 むすび(283)
第2部のまとめ…284

あとがき…288