自手犯と共同正犯

自手犯と共同正犯

香川達夫 著
定価:4,950円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2012年06月01日
  • 判型:
    A5版上製
  • ページ数:
    218頁
  • ISBN:
    978-4-7923-1952-6
カートに入れる

書籍購入は弊社「早稲田正門店インターネット書店」サイトでの購入となります。

内容紹介

目   次
はしがき
第一章 刑事未成年者の利用…1
第一節 判例理論の動向…1
一 一審判決とその問題点 (1)  二 平成一三年一〇月最高裁決定批判 (10) 
第二節 共謀共同正犯…19
一 正犯と共犯 (19)  二 共謀の意味 (29)
第三節 もうひとつの是認論…45
一 共謀の体系的地位 (45)  二 三個の推論とその帰趨 (53)

第二章 共同正犯の成立範囲…59
第一節 共同正犯の実質化…59
一 実質的正犯論 (59)  二 その批判 (69)  三 実質的という意味 (78)
第二節 優越支配共同正犯説…84
一 優越支配 (84)  二 行為主体 (95)

第三章 自手犯概念は必要か…105
第一節 反省への伏線…105
一 偽証罪の性格 (105)  二 自手犯と身分犯 (116)
第二節 不真正自手犯とは…128
一 偽証罪は自手犯か (128)  二 身分犯への回帰 (142)

第四章 自手犯への関与…151
第一節 間接関与…151
一 間接関与と一六〇条 (151)  二 例外か補完か (159)  三 間接正犯 (168)
第二節 共同関与の処遇…177
一 共同正犯 (177)  二 優越支配共同正犯説批判 (185)  三 調整の課題 (196)