犯罪論の基本構造
鈴木茂嗣 著
定価:9,900円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2012年12月25日
-
判型:
A5版上製 -
ページ数:
498頁 -
ISBN:
978-4-7923-1966-3
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内容紹介
目 次
1 刑訴法335条2項にいわゆる「法律上犯罪の成立を
妨げる理由」 1
一 事実 1
二 判旨 2
三 評釈 3
2 規範的評価と可罰的評価 11
一 序 11
二 規範主義 12
三 規範的違法 13
四 規範的責任 18
五 可罰的評価と可罰的違法 20
六 可罰的責任 22
七 犯罪の成否と処罰阻却 23
八 おわりに 25
3 構成要件論の再構成
―認定論的「構成要件」概念について― 29
一 はじめに 29
二 犯罪類型と違法性・有責性 31
三 実体論と構成要件概念 34
四 認定論と構成要件概念 37
五 犯罪類型と構成要件の関係 39
六 おわりに 44
4 犯罪論の体系(一)
―違法・有責構成要件論をめぐって― 47
一 はじめに 47
二 違法・有責構成要件論 49
三 犯罪類型論 70
四 おわりに 78
5 犯罪論の体系(二)
―違法構成要件論をめぐって― 81
一 はじめに 81
二 結果無価値的違法行為類型論 81
三 行為無価値的違法行為類型論 98
四 評価対象行為類型論 103
五 違法性先行論 107
六 消極的構成要件要素論 108
七 構成要件論解消論 111
八 その他 115
九 おわりに 117
6 犯罪論の体系(三)
―可罰評価の構造論と認定論― 119
一 はじめに 119
二 価値中立構成要件論 119
三 構成要件否認論 127
四 一般構成要件論 131
五 可罰類型論 132
六 四段階評価論 141
七 二元的犯罪論 144
八 おわりに 146
7 中山博士の認定論的犯罪論体系について 149
一 はじめに 149
二 中山体系の特色 149
三 犯罪の実体論と認定論 154
四 中山体系の具体的検討 157
五 おわりに 164
8 刑事訴訟からみた犯罪論
―認定論的犯罪要件について― 167
一 はじめに 167
二 伝統的犯罪論体系について 169
三 認定論的犯罪要件について 172
四 おわりに 177
9 犯罪評価と事実認定 179
一 はじめに 179
二 犯罪の実体評価構造・実体要件事由・実体要件事実 180
三 犯罪の認定要件事由・認定要件事実・間接事実・証拠 182
四 おわりに 190
10 犯罪論の新構想 193
一 はじめに 193
二 犯罪の実体論と認定論 194
三 犯罪要件事由に関する若干の検討 202
四 おわりに 218
11 犯罪論のあり方 221
一 はじめに 221
二 犯罪論における行為類型論の意義 222
三 犯罪論の三極構造 230
四 おわりに 234
12 刑法と目的的行為 239
一 はじめに 239
二 故意と目的 241
三 結果惹起行為と結果回避行為 244
四 おわりに 251
13 行為の目的性・違法性・有責性 253
一 はじめに 253
二 目的犯・表現犯・傾向犯 254
三 未遂犯 263
四 おわりに 265
14 Recklessnessと故意・過失 269
一 はじめに 269
二 模範刑法典における「無謀」概念 271
三 わが国における故意と過失の区別 276
四 おわりに 285
15 故意と意思―選択意思説試論― 287
一 はじめに 287
二 故意と認識・感情・意思 288
三 故意と選択意思 294
四 故意と違法性の意識 298
五 おわりに 301
16 刑事責任の構造 303
一 はじめに 303
二 規範的責任の構造 303
三 可罰的責任と処罰適格 313
四 おわりに 319
17 違法性について 321
一 はじめに 321
二 違法の統一性と相対性 321
三 形式的違法性と実質的違法性 323
四 主観的違法論と客観的違法論 325
五 規範的違法性と衡利的違法性 328
六 可罰的違法性と規範的違法性 332
七 おわりに 334
18 相当因果関係と客観的帰属 337
一 はじめに 337
二 相当因果関係説 337
三 客観的帰属論 339
四 両説の検討 342
五 おわりに 352
19 刑法における危険概念 353
一 はじめに 353
二 危険性の内容と判断方法 353
三 具体的可能性説の適用 368
四 おわりに 373
20 犯罪論と量刑論 375
一 はじめに 375
二 犯罪論のあり方 375
三 量刑論と責任主義 380
四 量刑事情に関する若干の検討 387
五 おわりに 391
21 犯罪論は何のためにあるか
―法科大学院・裁判員時代の刑法学― 393
一 はじめに 393
二 犯罪の実体論と認定論 394
三 犯罪の実体論・認識論・認定論 398
四 法科大学院・裁判員制度と二元的犯罪論 404
五 犯罪の実体論的構造 406
六 おわりに 412
22 宮本刑法学と佐伯刑法学 415
一 はじめに 415
二 主観的違法と客観的違法 416
三 規範的評価と可罰的評価 421
四 犯罪類型と構成要件 424
五 愛の刑法学と死刑廃止論 426
六 おわりに 427
23 論文評:特集『構成要件論の再生』(現代刑事法66号
(2004年)4頁以下) 429
24 論文評:山中敬一「犯罪体系論における行為規範と
制裁規範」(鈴木古稀祝賀論文集・上巻(2007年,成文堂)
39頁以下) 437
25 論文評:曽根威彦「主観的要素と犯罪論構造」
(鈴木古稀祝賀論文集・上巻(2007年,成文堂)123頁以下)
447
26 論文評:宇藤崇「刑事訴訟における要件事実に
ついての一考察」(鈴木古稀祝賀論文集・下巻(2007年,
成文堂)101頁以下) 457
27 論文評:小田直樹「『認定論』という構想について」
(広島法科大学院論集3号(2007年)227頁以下),
同「可罰的評価について」(鈴木古稀祝賀論文集・上巻
(2007年,成文堂)163頁以下) 467
28 論文評:松原久利「責任阻却事由と事前責任」
(『大谷實先生喜寿記念論文集』(2011年,成文堂)259頁以下)
479
1 刑訴法335条2項にいわゆる「法律上犯罪の成立を
妨げる理由」 1
一 事実 1
二 判旨 2
三 評釈 3
2 規範的評価と可罰的評価 11
一 序 11
二 規範主義 12
三 規範的違法 13
四 規範的責任 18
五 可罰的評価と可罰的違法 20
六 可罰的責任 22
七 犯罪の成否と処罰阻却 23
八 おわりに 25
3 構成要件論の再構成
―認定論的「構成要件」概念について― 29
一 はじめに 29
二 犯罪類型と違法性・有責性 31
三 実体論と構成要件概念 34
四 認定論と構成要件概念 37
五 犯罪類型と構成要件の関係 39
六 おわりに 44
4 犯罪論の体系(一)
―違法・有責構成要件論をめぐって― 47
一 はじめに 47
二 違法・有責構成要件論 49
三 犯罪類型論 70
四 おわりに 78
5 犯罪論の体系(二)
―違法構成要件論をめぐって― 81
一 はじめに 81
二 結果無価値的違法行為類型論 81
三 行為無価値的違法行為類型論 98
四 評価対象行為類型論 103
五 違法性先行論 107
六 消極的構成要件要素論 108
七 構成要件論解消論 111
八 その他 115
九 おわりに 117
6 犯罪論の体系(三)
―可罰評価の構造論と認定論― 119
一 はじめに 119
二 価値中立構成要件論 119
三 構成要件否認論 127
四 一般構成要件論 131
五 可罰類型論 132
六 四段階評価論 141
七 二元的犯罪論 144
八 おわりに 146
7 中山博士の認定論的犯罪論体系について 149
一 はじめに 149
二 中山体系の特色 149
三 犯罪の実体論と認定論 154
四 中山体系の具体的検討 157
五 おわりに 164
8 刑事訴訟からみた犯罪論
―認定論的犯罪要件について― 167
一 はじめに 167
二 伝統的犯罪論体系について 169
三 認定論的犯罪要件について 172
四 おわりに 177
9 犯罪評価と事実認定 179
一 はじめに 179
二 犯罪の実体評価構造・実体要件事由・実体要件事実 180
三 犯罪の認定要件事由・認定要件事実・間接事実・証拠 182
四 おわりに 190
10 犯罪論の新構想 193
一 はじめに 193
二 犯罪の実体論と認定論 194
三 犯罪要件事由に関する若干の検討 202
四 おわりに 218
11 犯罪論のあり方 221
一 はじめに 221
二 犯罪論における行為類型論の意義 222
三 犯罪論の三極構造 230
四 おわりに 234
12 刑法と目的的行為 239
一 はじめに 239
二 故意と目的 241
三 結果惹起行為と結果回避行為 244
四 おわりに 251
13 行為の目的性・違法性・有責性 253
一 はじめに 253
二 目的犯・表現犯・傾向犯 254
三 未遂犯 263
四 おわりに 265
14 Recklessnessと故意・過失 269
一 はじめに 269
二 模範刑法典における「無謀」概念 271
三 わが国における故意と過失の区別 276
四 おわりに 285
15 故意と意思―選択意思説試論― 287
一 はじめに 287
二 故意と認識・感情・意思 288
三 故意と選択意思 294
四 故意と違法性の意識 298
五 おわりに 301
16 刑事責任の構造 303
一 はじめに 303
二 規範的責任の構造 303
三 可罰的責任と処罰適格 313
四 おわりに 319
17 違法性について 321
一 はじめに 321
二 違法の統一性と相対性 321
三 形式的違法性と実質的違法性 323
四 主観的違法論と客観的違法論 325
五 規範的違法性と衡利的違法性 328
六 可罰的違法性と規範的違法性 332
七 おわりに 334
18 相当因果関係と客観的帰属 337
一 はじめに 337
二 相当因果関係説 337
三 客観的帰属論 339
四 両説の検討 342
五 おわりに 352
19 刑法における危険概念 353
一 はじめに 353
二 危険性の内容と判断方法 353
三 具体的可能性説の適用 368
四 おわりに 373
20 犯罪論と量刑論 375
一 はじめに 375
二 犯罪論のあり方 375
三 量刑論と責任主義 380
四 量刑事情に関する若干の検討 387
五 おわりに 391
21 犯罪論は何のためにあるか
―法科大学院・裁判員時代の刑法学― 393
一 はじめに 393
二 犯罪の実体論と認定論 394
三 犯罪の実体論・認識論・認定論 398
四 法科大学院・裁判員制度と二元的犯罪論 404
五 犯罪の実体論的構造 406
六 おわりに 412
22 宮本刑法学と佐伯刑法学 415
一 はじめに 415
二 主観的違法と客観的違法 416
三 規範的評価と可罰的評価 421
四 犯罪類型と構成要件 424
五 愛の刑法学と死刑廃止論 426
六 おわりに 427
23 論文評:特集『構成要件論の再生』(現代刑事法66号
(2004年)4頁以下) 429
24 論文評:山中敬一「犯罪体系論における行為規範と
制裁規範」(鈴木古稀祝賀論文集・上巻(2007年,成文堂)
39頁以下) 437
25 論文評:曽根威彦「主観的要素と犯罪論構造」
(鈴木古稀祝賀論文集・上巻(2007年,成文堂)123頁以下)
447
26 論文評:宇藤崇「刑事訴訟における要件事実に
ついての一考察」(鈴木古稀祝賀論文集・下巻(2007年,
成文堂)101頁以下) 457
27 論文評:小田直樹「『認定論』という構想について」
(広島法科大学院論集3号(2007年)227頁以下),
同「可罰的評価について」(鈴木古稀祝賀論文集・上巻
(2007年,成文堂)163頁以下) 467
28 論文評:松原久利「責任阻却事由と事前責任」
(『大谷實先生喜寿記念論文集』(2011年,成文堂)259頁以下)
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