刑事違法論の展開
曽根威彦 著
定価:7,150円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2013年06月01日
-
判型:
A5判上製 -
ページ数:
338頁 -
ISBN:
978-4-7923-1982-3
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内容紹介
目 次
はしがき
論文初出一覧
第一部 基本問題
1 違法論の百年……3
一 はじめに(3) 二 明治・大正・昭和戦前期の違法論(3)
三 昭和戦後期の違法論(9) 四 現代の違法論(18) 五 おわりに(20)
2 現代刑法と法益論の変容……23
一 はじめに(23) 二 近代刑法における法益概念(25)
三 現代刑法と保護法益の抽象化(29) 四 現代刑法と法益保護の早期化(37)
五 おわりに(43)
3 主観的要素と犯罪論構造……47
一 はじめに(47) 二 故意と正当化事情の錯誤(49) 三 目的犯における目的(52)
四 未遂犯における故意(56) 五 表現犯における心理的過程(61)
六 正当防衛における防衛意思(65) 七 おわりに(68)
4 自己決定の自由──憲法と刑法の交錯──……71
一 はじめに(71) 二 自己決定権と憲法一三条(73)
三 自己決定権の制約原理(83) 四 おわりに──自己決定の自由と刑法(97)
5 自己決定の自由と自殺関与罪……101
一 はじめに(101) 二 人の生死と自己決定(103)
三 自殺関与罪と自己決定の自由(113) 四 おわりに(120)
6 不法行為法における「違法性」概念──もう一つの〈比較法学〉の試み──……123
一 序 言(123) 二 権利侵害と過失(125) 三 権利侵害と違法性(132)
四 過失と違法性(156) 五 結 語(182)
第二部 正当防衛・緊急避難
7 防衛意思と偶然防衛……187
一 はじめに(187) 二 防衛意思の内容と積極的加害意思(187)
三 防衛意思必要説と偶然防衛(191) 四 防衛意思不要説と偶然防衛(194)
五 自己のための偶然防衛(196)
8 侵害の継続性と量的過剰……201
一 はじめに(201) 二 侵害の継続性(202) 三 量的過剰(208)
9 過失交通事犯と緊急避難……213
一 はじめに(213) 二 判 例(215) 三 学 説(220) 四 おわりに(229)
10 刑法からみた民法七二〇条……231
一 はじめに(231) 二 民法七二〇条と刑法三六条・三七条(232)
三 民法七二〇条の要件(243) 四 結びに代えて──転嫁型緊急行為について(248)
第三部 不作為犯・共犯・罪数
11 交通事犯と不作為犯……253
一 はじめに(253) 二 交通事故と不作為犯(254) 三 ひき逃げと不作為犯(258)
四 救護義務違反罪と報告義務違反罪の関係(265)
12 不作為犯と共同正犯……267
一 はじめに(267) 二 不作為相互の共同正犯(269)
三 作為と不作為の共同正犯(275)
13 児童虐待と刑法理論──不作為犯における共犯を中心として──……289
一 はじめに(289) 二 不作為犯の共同正犯(290)
三 不作為による従犯(295)
14 併合罪加重における罪数処理──新潟少女監禁事件最高裁判決を中心として──……301
一 訴訟経過と問題の所在(301) 二 併合罪加重の趣旨(303)
三 最高裁判決の検討(308) 四 併合罪加重と刑の量定(311)
15 不可罰的事後行為の法的性格……313
一 はじめに(313) 二 不可罰的事後行為は一罪か数罪か(314)
三 不可罰的事後行為が不処罰とされる根拠(317) 四 不可罰的事後行為の範囲(321)
はしがき
論文初出一覧
第一部 基本問題
1 違法論の百年……3
一 はじめに(3) 二 明治・大正・昭和戦前期の違法論(3)
三 昭和戦後期の違法論(9) 四 現代の違法論(18) 五 おわりに(20)
2 現代刑法と法益論の変容……23
一 はじめに(23) 二 近代刑法における法益概念(25)
三 現代刑法と保護法益の抽象化(29) 四 現代刑法と法益保護の早期化(37)
五 おわりに(43)
3 主観的要素と犯罪論構造……47
一 はじめに(47) 二 故意と正当化事情の錯誤(49) 三 目的犯における目的(52)
四 未遂犯における故意(56) 五 表現犯における心理的過程(61)
六 正当防衛における防衛意思(65) 七 おわりに(68)
4 自己決定の自由──憲法と刑法の交錯──……71
一 はじめに(71) 二 自己決定権と憲法一三条(73)
三 自己決定権の制約原理(83) 四 おわりに──自己決定の自由と刑法(97)
5 自己決定の自由と自殺関与罪……101
一 はじめに(101) 二 人の生死と自己決定(103)
三 自殺関与罪と自己決定の自由(113) 四 おわりに(120)
6 不法行為法における「違法性」概念──もう一つの〈比較法学〉の試み──……123
一 序 言(123) 二 権利侵害と過失(125) 三 権利侵害と違法性(132)
四 過失と違法性(156) 五 結 語(182)
第二部 正当防衛・緊急避難
7 防衛意思と偶然防衛……187
一 はじめに(187) 二 防衛意思の内容と積極的加害意思(187)
三 防衛意思必要説と偶然防衛(191) 四 防衛意思不要説と偶然防衛(194)
五 自己のための偶然防衛(196)
8 侵害の継続性と量的過剰……201
一 はじめに(201) 二 侵害の継続性(202) 三 量的過剰(208)
9 過失交通事犯と緊急避難……213
一 はじめに(213) 二 判 例(215) 三 学 説(220) 四 おわりに(229)
10 刑法からみた民法七二〇条……231
一 はじめに(231) 二 民法七二〇条と刑法三六条・三七条(232)
三 民法七二〇条の要件(243) 四 結びに代えて──転嫁型緊急行為について(248)
第三部 不作為犯・共犯・罪数
11 交通事犯と不作為犯……253
一 はじめに(253) 二 交通事故と不作為犯(254) 三 ひき逃げと不作為犯(258)
四 救護義務違反罪と報告義務違反罪の関係(265)
12 不作為犯と共同正犯……267
一 はじめに(267) 二 不作為相互の共同正犯(269)
三 作為と不作為の共同正犯(275)
13 児童虐待と刑法理論──不作為犯における共犯を中心として──……289
一 はじめに(289) 二 不作為犯の共同正犯(290)
三 不作為による従犯(295)
14 併合罪加重における罪数処理──新潟少女監禁事件最高裁判決を中心として──……301
一 訴訟経過と問題の所在(301) 二 併合罪加重の趣旨(303)
三 最高裁判決の検討(308) 四 併合罪加重と刑の量定(311)
15 不可罰的事後行為の法的性格……313
一 はじめに(313) 二 不可罰的事後行為は一罪か数罪か(314)
三 不可罰的事後行為が不処罰とされる根拠(317) 四 不可罰的事後行為の範囲(321)