行政法と官僚制
立命館大学法学叢書第17号

行政法と官僚制

行政法と専門性、そして行政法学と隣接諸学問
正木宏長 著
定価:4,950円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2013年12月10日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    272頁
  • ISBN:
    978-4-7923-0556-7
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内容紹介

目   次
はしがき
序章 1
第1節 本稿の目的 1
第2節 官僚制 4
第3節 本稿の構成 6
第1章 行政法学と行政学 7
第1節 日本の行政法学と行政学 7
第2節 諸外国の行政法学と行政学 22
本章の小括 27
第2章 専門性と行政法 28
第1節 官僚制の専門性と行政法 28
第2節 専門性理論前史 30
第一款 専門家の尊重と専門家への不信 30
第二款 政治と行政 32
第3節 専門性理論 36
第一款 専門家尊重の動き 36
第二款 ランディスの専門性理論 41
第三款 ランディス理論の評価 46
第四款 専門性理論への批判 52
第五款 虜理論と行政法 57
第4節 専門性理論の衰退 64
第一款 行政機関の専門性への疑問 65
第二款 官僚制批判 77
第三款 環境問題と科学的専門性 81
第四款 プロフェッションによる行政への批判 85
第5節 専門性の復権 92
第一款 多元主義と参加の理論 92
第二款 参加論の行き詰まり 96
第三款 よみがえる専門性 106
第四款 科学的専門性とテクノクラシー 117
第五款 市民共和主義理論と専門性 122
第六款 NPMとアメリカ行政法 125
第6節 判例理論と専門性 128
第一款 判例理論と専門性理論 130
第二款 行政機関の法律解釈の問題 144
第三款 事実問題と専門性 164
第四款 本節のまとめ 169
本章の小括と展望 170
第2章補論 書評「公共選択論に対する行政過程論からの反論」 176
・ はじめに 176
・ 本書の概要 176
1 理論的分析 176
2 制度的分析 179
3 実証的分析 180
4 本書の結論 181
・ コメント 183

第3章 ニュー・リーガルリアリズムとアメリカ行政法
─マイルズとサンスティンの挑戦─ 185
はじめに 185
第1節 リーガルリアリズム 185
第2節 ニュー・リーガルリアリズムとは何か 190
第3節 マイルズとサンスティンの挑戦
   ─イデオロギーに基づいて行動する裁判官─ 196
一 Chevron判決法理と裁判官 196
二 ハードルック審査と裁判官 203
三 マイルズとサンスティンが語るニュー・リーガル
  リアリズム 209
第4節 アメリカ公法学の対応 217
おわりに 230
第4章 行政官僚制と日本の行政法 236
第1節 専門性 236
一 行政の日常活動による専門性 238
二 科学的専門性 244
三 プロフェッションの専門性 251
第2節 行政法学と隣接諸学問 256
事項索引
人名索引