刑法の論点と解釈
南山大学学術叢書丸山雅夫 著
定価:6,600円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2014年11月20日
-
判型:
A5判上製 -
ページ数:
298頁 -
ISBN:
978-4-7923-5133-5
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内容紹介
目 次
はしがき (i)
初出一覧 (vii)
第1部 刑法総論の論点と解釈
第1章 不真正不作為犯の限定原理3
Ⅰ はじめに (3)
Ⅱ 主観的要件から客観的事情の重視へ (5)
Ⅲ 近時の議論とその検討 (10)
Ⅳ 不作為の殺人をめぐる解釈論 (16)
Ⅴ むすびに代えて (21)
第2章 中止未遂の法的性質と成立要件23
Ⅰ はじめに (23)
Ⅱ 中止未遂の法的性質 (25)
Ⅲ 中止犯の成立要件 (33)
Ⅳ 中止未遂の効果 (44)
第3章 結果的加重犯の構造49
Ⅰ ふたつの論点 (49)
Ⅱ 責任原理との調和 (50)
Ⅲ 結果的加重犯の構造(加重根拠) (54)
Ⅳ 結果的加重犯の成立範囲 (57)
Ⅴ 構造論の射程と残された問題 (59)
[補論] 結果的加重犯と過失の要否 (61)
第4章 共謀共同正犯の構造と成立範囲67
Ⅰ はじめに (67)
Ⅱ 共謀共同正犯の構造 (69)
Ⅲ 共謀共同正犯の成立範囲 (82)
Ⅳ むすびに代えて (93)
[補論]共同正犯者が共同して収受した賄賂についての追徴の方法 (95)
第5章 併合罪加重における内在的制約101
Ⅰ 「刑の権衡」論による問題提起 (101)
Ⅱ 事件の概要と裁判所の判断 (104)
Ⅲ 併合罪加重の趣旨と方法 (108)
Ⅳ 最高裁判決の論理と問題点 (113)
Ⅴ むすびに代えて (122)
第6章 連続的包括一罪125
Ⅰ はじめに (125)
Ⅱ 事案の概要と裁判所の判断 (128)
Ⅲ 街頭募金詐欺事案の特殊性 (130)
Ⅳ 連続犯規定とその削除 (132)
Ⅴ 連続的包括一罪と街頭募金詐欺の罪数 (135)
Ⅵ むすびに代えて (145)
第2部 刑法各論の論点と解釈
第1章 生命・身体に対する罪と被害者の同意149
Ⅰ はじめに (149)
Ⅱ 同意殺人とその扱い (151)
Ⅲ 同意傷害とその扱い (155)
Ⅳ 同意傷害致死事案とその扱い (160)
Ⅴ 量刑における内在的制約 (169)
第2章 自動車交通死傷事故に対する刑事的対応175
Ⅰ はじめに (175)
Ⅱ 業務上過失致死傷罪による対応 (177)
Ⅲ 危険運転致死傷罪と自動車運転過失致死傷罪 (183)
Ⅳ 対応の行き詰まりとその後の動向 (191)
Ⅴ むすびに代えて (196)
第3章 個人的法益としての「名誉」概念199
Ⅰ 「名誉」概念をめぐる学説の状況 (199)
Ⅱ 「名誉」概念と団体に対する名誉侵害 (202)
Ⅲ 個人的法益としての「名誉」 (208)
Ⅳ むすびに代えて (213)
[補論]インターネットの個人利用者による名誉毀損と真実性の誤信 (215)
第4章 財産犯における不動産の扱い221
Ⅰ 財産犯と不動産 (221)
Ⅱ 不動産の客体性が当然視される犯罪類型 (222)
Ⅲ 不動産の客体性が争われる犯罪類型 (229)
Ⅳ 235条の2の意義と射程 (233)
第5章 被害者の意思と窃盗罪の成否237
Ⅰ 平成19年最高裁決定 (237)
Ⅱ パチンコ店での不正遊技と窃盗罪 (239)
Ⅲ 平成19年最高裁決定とその検討 (246)
Ⅳ 不正遊技目的でのパチンコ店への立入りと建造物侵入罪 (255)
Ⅴ むすびに代えて (258)
第6章 強盗犯人による被害者の殺害と共犯者の刑責261
Ⅰ はじめに (261)
Ⅱ 事案の概要と裁判所の判断 (264)
Ⅲ 裁判所の判断に対する検討 (267)
Ⅳ むすびに代えて (280)
[補論] 強盗致死罪の共同正犯 (282)
はしがき (i)
初出一覧 (vii)
第1部 刑法総論の論点と解釈
第1章 不真正不作為犯の限定原理3
Ⅰ はじめに (3)
Ⅱ 主観的要件から客観的事情の重視へ (5)
Ⅲ 近時の議論とその検討 (10)
Ⅳ 不作為の殺人をめぐる解釈論 (16)
Ⅴ むすびに代えて (21)
第2章 中止未遂の法的性質と成立要件23
Ⅰ はじめに (23)
Ⅱ 中止未遂の法的性質 (25)
Ⅲ 中止犯の成立要件 (33)
Ⅳ 中止未遂の効果 (44)
第3章 結果的加重犯の構造49
Ⅰ ふたつの論点 (49)
Ⅱ 責任原理との調和 (50)
Ⅲ 結果的加重犯の構造(加重根拠) (54)
Ⅳ 結果的加重犯の成立範囲 (57)
Ⅴ 構造論の射程と残された問題 (59)
[補論] 結果的加重犯と過失の要否 (61)
第4章 共謀共同正犯の構造と成立範囲67
Ⅰ はじめに (67)
Ⅱ 共謀共同正犯の構造 (69)
Ⅲ 共謀共同正犯の成立範囲 (82)
Ⅳ むすびに代えて (93)
[補論]共同正犯者が共同して収受した賄賂についての追徴の方法 (95)
第5章 併合罪加重における内在的制約101
Ⅰ 「刑の権衡」論による問題提起 (101)
Ⅱ 事件の概要と裁判所の判断 (104)
Ⅲ 併合罪加重の趣旨と方法 (108)
Ⅳ 最高裁判決の論理と問題点 (113)
Ⅴ むすびに代えて (122)
第6章 連続的包括一罪125
Ⅰ はじめに (125)
Ⅱ 事案の概要と裁判所の判断 (128)
Ⅲ 街頭募金詐欺事案の特殊性 (130)
Ⅳ 連続犯規定とその削除 (132)
Ⅴ 連続的包括一罪と街頭募金詐欺の罪数 (135)
Ⅵ むすびに代えて (145)
第2部 刑法各論の論点と解釈
第1章 生命・身体に対する罪と被害者の同意149
Ⅰ はじめに (149)
Ⅱ 同意殺人とその扱い (151)
Ⅲ 同意傷害とその扱い (155)
Ⅳ 同意傷害致死事案とその扱い (160)
Ⅴ 量刑における内在的制約 (169)
第2章 自動車交通死傷事故に対する刑事的対応175
Ⅰ はじめに (175)
Ⅱ 業務上過失致死傷罪による対応 (177)
Ⅲ 危険運転致死傷罪と自動車運転過失致死傷罪 (183)
Ⅳ 対応の行き詰まりとその後の動向 (191)
Ⅴ むすびに代えて (196)
第3章 個人的法益としての「名誉」概念199
Ⅰ 「名誉」概念をめぐる学説の状況 (199)
Ⅱ 「名誉」概念と団体に対する名誉侵害 (202)
Ⅲ 個人的法益としての「名誉」 (208)
Ⅳ むすびに代えて (213)
[補論]インターネットの個人利用者による名誉毀損と真実性の誤信 (215)
第4章 財産犯における不動産の扱い221
Ⅰ 財産犯と不動産 (221)
Ⅱ 不動産の客体性が当然視される犯罪類型 (222)
Ⅲ 不動産の客体性が争われる犯罪類型 (229)
Ⅳ 235条の2の意義と射程 (233)
第5章 被害者の意思と窃盗罪の成否237
Ⅰ 平成19年最高裁決定 (237)
Ⅱ パチンコ店での不正遊技と窃盗罪 (239)
Ⅲ 平成19年最高裁決定とその検討 (246)
Ⅳ 不正遊技目的でのパチンコ店への立入りと建造物侵入罪 (255)
Ⅴ むすびに代えて (258)
第6章 強盗犯人による被害者の殺害と共犯者の刑責261
Ⅰ はじめに (261)
Ⅱ 事案の概要と裁判所の判断 (264)
Ⅲ 裁判所の判断に対する検討 (267)
Ⅳ むすびに代えて (280)
[補論] 強盗致死罪の共同正犯 (282)