名城大学法学会選書11
集団的自衛権とその適用問題
「穏健派」ダレスの関与と同盟への適用批判肥田進 著
定価:6,600円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2015年03月10日
-
判型:
A5判上製 -
ページ数:
376頁 -
ISBN:
978-4-7923-3332-4
書籍購入は弊社「早稲田正門店インターネット書店」サイトでの購入となります。
内容紹介
目 次
はしがき
序 章…1
第一章 国連創設後に締結された各種安全保障関連条約と
その共同防衛条項の二類型
―正当性の根拠としての集団的自衛権―…15
第一節 二国間乃至三国間同盟と憲章第五十一条、或いは旧敵国条項…17
第二節 地域機構基本条約と憲章第五十一条…21
第三節 集団的自衛権の概念…31
第二章 普遍的国際機構創設への布石と課題…33
第一節 国務省による戦後構想への始動…33
第二節 ウィルソン主義者ハルの克服すべき課題…35
第三章 戦後構想に向けた各種草案とダンバートン・オークス提案
―地域主義の復活と普遍主義との相克―…48
第一節 米国試案と地域主義…48
第二節 英国試案と中国試案、及びソ連の反応…59
第三節 ダンバートン・オークス提案と地域的取極…64
第四章 チャプルテペック協定と地域主義
―中南米諸国の挑戦―…72
第一節 チャプルテペック協定とその概要…72
第二節 米国と米州諸国会議…74
第三節 第二次大戦と米州諸国会議…81
第四節 チャプルテペック協定と米国の思惑
―ブレア・ハウス会議:地域主義の徹底とダンバートン・オークス提案との調整―…86
第五章 ダレスの基本的世界観と国際平和秩序構想…92
第一節 ダレスの自己形成史と戦後構想への関心…92
第二節 人間・社会に対する一般認識…98
第三節 国際政治の現実と紛争の暴力化…104
第四節 国際政治認識の誤謬と戦争の防止―変化の不可避性と平和的変更―…115
第五節 紛争の解決と国際秩序…124
第六章 ダレスの教会活動による平和
―「公正且つ永続的な平和」の実現を目指して―…136
第一節 ダレスの活動の原点と穏健リベラリズム及び国際主義…137
第二節 ダレスと連邦キリスト教会評議会―教会活動による平和の追求―…143
第七章 ダレスの集団安全保障観とその軌跡
―道徳性と非軍事的措置へのこだわり―…164
第一節 国際連合と集団安全保障体制…165
第二節 集団安全保障観―非軍事的措置へのこだわり―…167
第八章 ダンバートン・オークス提案の第八章関連条項の修正
―憲章第五十一条の創設と二国間同盟の行方―…196
第一節 サンフランシスコ国際会議の組織及び役割概要…197
第二節 安全保障理事会の優越性と例外規定…199
第三節 集団的自衛権規定設定過程概略…211
第四節 集団的自衛権の適用対象…214
第九章 サンフランシスコ国際会議におけるダレス…223
第一節 ダレスの超党派的協力の三つの条件…223
第二節 ダレスの顧問への登用と集団的自衛権規定創設への関与…238
第三節 小括…254
終 章…257
補 遺 アメリカの超党派外交に関する若干の考察…263
第一節 はしがき…263
第二節 超党派外交とは何か…265
第三節 超党派外交への誘因…273
第四節 問題点―あとがきにかえて―…284
注…287
参考文献…353
関係論文初出一覧…365
あとがき…366
はしがき
序 章…1
第一章 国連創設後に締結された各種安全保障関連条約と
その共同防衛条項の二類型
―正当性の根拠としての集団的自衛権―…15
第一節 二国間乃至三国間同盟と憲章第五十一条、或いは旧敵国条項…17
第二節 地域機構基本条約と憲章第五十一条…21
第三節 集団的自衛権の概念…31
第二章 普遍的国際機構創設への布石と課題…33
第一節 国務省による戦後構想への始動…33
第二節 ウィルソン主義者ハルの克服すべき課題…35
第三章 戦後構想に向けた各種草案とダンバートン・オークス提案
―地域主義の復活と普遍主義との相克―…48
第一節 米国試案と地域主義…48
第二節 英国試案と中国試案、及びソ連の反応…59
第三節 ダンバートン・オークス提案と地域的取極…64
第四章 チャプルテペック協定と地域主義
―中南米諸国の挑戦―…72
第一節 チャプルテペック協定とその概要…72
第二節 米国と米州諸国会議…74
第三節 第二次大戦と米州諸国会議…81
第四節 チャプルテペック協定と米国の思惑
―ブレア・ハウス会議:地域主義の徹底とダンバートン・オークス提案との調整―…86
第五章 ダレスの基本的世界観と国際平和秩序構想…92
第一節 ダレスの自己形成史と戦後構想への関心…92
第二節 人間・社会に対する一般認識…98
第三節 国際政治の現実と紛争の暴力化…104
第四節 国際政治認識の誤謬と戦争の防止―変化の不可避性と平和的変更―…115
第五節 紛争の解決と国際秩序…124
第六章 ダレスの教会活動による平和
―「公正且つ永続的な平和」の実現を目指して―…136
第一節 ダレスの活動の原点と穏健リベラリズム及び国際主義…137
第二節 ダレスと連邦キリスト教会評議会―教会活動による平和の追求―…143
第七章 ダレスの集団安全保障観とその軌跡
―道徳性と非軍事的措置へのこだわり―…164
第一節 国際連合と集団安全保障体制…165
第二節 集団安全保障観―非軍事的措置へのこだわり―…167
第八章 ダンバートン・オークス提案の第八章関連条項の修正
―憲章第五十一条の創設と二国間同盟の行方―…196
第一節 サンフランシスコ国際会議の組織及び役割概要…197
第二節 安全保障理事会の優越性と例外規定…199
第三節 集団的自衛権規定設定過程概略…211
第四節 集団的自衛権の適用対象…214
第九章 サンフランシスコ国際会議におけるダレス…223
第一節 ダレスの超党派的協力の三つの条件…223
第二節 ダレスの顧問への登用と集団的自衛権規定創設への関与…238
第三節 小括…254
終 章…257
補 遺 アメリカの超党派外交に関する若干の考察…263
第一節 はしがき…263
第二節 超党派外交とは何か…265
第三節 超党派外交への誘因…273
第四節 問題点―あとがきにかえて―…284
注…287
参考文献…353
関係論文初出一覧…365
あとがき…366