中国乾燥地の環境と開発
自然、生業と環境保全北川秀樹 編著
定価:5,500円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2015年02月25日
-
判型:
A5判上製 -
ページ数:
352頁 -
ISBN:
978-4-7923-3330-0
書籍購入は弊社「早稲田正門店インターネット書店」サイトでの購入となります。
内容紹介
目 次
序章 中国西北部・乾燥地の環境と開発――現状と課題――
北川秀樹 1
第1部 自然と環境保全政策
第1章 中国西北地域における近年の気候の変化と
異常気象現象増田啓子 13
第1節 中国西北地域の概況(13)
第2節 中国西北地域の気候分布(16)
1 1961-2010年における年平均最高・最低気温および年降水量(16)
2 中国西北地域の年平均気温および年降水量の平年値の特徴(17)
3 中国西北地域の近年の異常高温の発生状況(20)
第3節 中国における気温の長期的変動(21)
1 全国における年平均気温、年降水量(21)
2 中国西北地域における年平均気温、年降水量(23)
(1)気温(24)
(2)降水量(26)
第4節 中国西北地域の自然災害・異常気象(地震を除く)(29)
第5節 中国西北地域の乾燥化、強風化による砂塵嵐
(duststorm, sandstorm)(33)
第2章 中国の環境政策とガバナンス
――西北地域における環境保護政策――北川秀樹 45
はじめに(45)
第1節 深刻化する環境問題と群体性事件(46)
1 PM2.5(46)
2 土壌汚染(47)
3 群体性事件(50)
第2節 習近平政権の環境政策(51)
1 生態文明の提起(51)
2 18期3中全会の決定(53)
(1)自然資源財産権制度と用途管理制度の健全化(53)
(2)生態保護の方針の確定(53)
(3)資源有償使用制度と生態補償制度の実行(54)
(4)生態環境保護管理体制の改革(54)
3 環境法の動向(55)
(1)法体系(55)
(2) 環境保護法の改正(57)
第3節 西部大開発と生態環境保全(61)
1 西北地域の成果と課題(61)
2 環境政策についての考察(64)
(1)環境影響評価制度(64)
(2)生態補償制度(73)
おわりに(80)
第3章 中国資源税制度30年の成果と課題何彦旻 89
はじめに(89)
第1節 中国の資源税制度成立の経緯および史的変遷(90)
1 中国の資源税制度成立の経緯(90)
2 中国資源税制度の史的変遷(91)
(1)第一段階の資源税制度:1984年から1986年まで(91)
(2) 第二段階の資源税制度:1986年から1993年まで(92)
(3)第三段階の資源税制度:1994年から2011年10月31日まで(96)
(4)第四段階の資源税制度:2011年11月1日以降(98)
第2節 中国資源税制度の評価と課題(101)
1 中国資源税制度の評価(101)
2 中国資源税制度の課題(105)
おわりに(108)
第2部 農業と水資源、土地
第4章 乾燥・半乾燥地域の農業開発と水資源保全
窪田順平 117
第1節 問題の所在と本章の目指すもの(117)
1 乾燥・半乾燥地域の大規模灌漑農地開発(117)
2 乾燥・半乾燥地域の農業開発はなぜ問題か:グリーンウォーターと
ブルーウォーター(118)
3 本章の目指すもの(119)
第2節 中央ユーラシア乾燥・半乾燥地域(120)
1 地域の概要(120)
2 中央ユーラシアの多様な気候・生態系と農牧複合(121)
第3節 中央ユーラシアの大規模農業開発と水資源への影響(124)
1 黒河流域の水循環と近年の水不足(124)
2 タリム河流域の事例(127)
3 アラル海流域の事例(128)
第4節 まとめと今後の課題(131)
第5章 中国西北農村における水資源管理体制の改革と
その効果――甘粛省張掖オアシスを例に――
山田七絵 135
はじめに(135)
第1節 中国における水資源問題(137)
第2節 水資源開発と関連政策の変遷(139)
1 水資源開発政策の展開(139)
(1)建設の時代(1949~1980年)(139)
(2)農民負担の時代(1980~2000年)(142)
(3)市場化と分権化の時代(2001年~)(143)
2 水利建設の展開と政府水利投資の変化(145)
(1)農業水利建設の展開(145)
(2)政策投資額の推移(148)
3 中国版PIMの評価(149)
(1)中国版PIMモデルの性格(149)
(2)農民用水者協会の評価(151)
第3節 甘粛省張掖オアシスにおける節水型農業モデルの
推進と環境への影響(154)
1 調査地域における水資源問題と政策的対応(154)
(1)地域の概況(154)
(2)水資源問題と節水型農業の普及(156)
(3)農業の現代化と環境汚染問題(157)
2 末端水管理体制の改革とその効果(159)
(1)農村基層の水管理体制(159)
おわりに(166)
第6章 陝西省関中三渠をめぐる古代・近代そして現代
村松弘一 175
はじめに――関中平原と水利施設――(175)
第1節 涇恵渠の履歴(176)
1 涇恵渠を訪れる(176)
2 秦・鄭国渠と漢・白渠(178)
第2節 洛恵渠の履歴(181)
1 洛恵渠を訪れる(181)
2 漢の龍首渠(182)
第3節 渭恵渠の履歴(184)
1 渭恵渠を訪れる(184)
2 漢の成国渠(186)
第4節 関中三渠の整備――近代中国と漢王朝――(188)
おわりに(191)
第7章 中国の農地抵当権制度をめぐる諸問題
奥田進一 197
第1節 問題の所在(197)
第2節 農村集団所有権と権利主体(198)
第3節 農村土地請負経営権の法的性質(202)
第4節 荒地利用権の法的性質(204)
第5節 農村土地請負経営権流動化の試み
――抵当権設定を中心として――(207)
第6節 農村土地請負経営権流動化の阻害要因――将来の展望――(211)
第3部 砂漠化防止と自然保護
第8章 政府主導下の中国乾燥半乾燥地砂漠化対策の歩みと
特徴金紅実 217
はじめに(217)
第1節 土地の荒廃化・砂漠化と地域社会のグリーン民生(218)
第2節 三北防護林建設事業の30年(1978-2008)(223)
第3節 京津風沙源対策の10年間(2001-2010)(228)
おわりに(235)
第9章 中国の乾燥地における草原生態系自然保護区の
現状と課題谷垣岳人 239
はじめに(239)
第1節 中国の乾燥地(240)
第2節 寧夏雲霧山国家級草原自然保護区の概要(243)
第3節 雲霧山自然保護区の生物多様性(246)
第4節 雲霧山自然保護区の保護管理および研究(247)
第5節 雲霧山自然保護区の問題点(248)
おわりに(250)
第4部 【特別寄稿】陝西省の林業と持続可能な発展
第10章 陝西省の乾燥地域に文冠果を植栽する優位性、
問題および対策郭俊栄 谷飛雲 255
第1節 文冠果の成長特性(255)
第2節 文冠果資源についての調査(256)
第3節 文冠果の分布(259)
第4節 文冠果の栽培地域分類(259)
1 文冠果の成長しやすい地域(259)
2 文冠果が一般成長する地域(260)
3 文冠果成長に適さない地域(260)
第5節 文冠果を栽培する利点(260)
1 干ばつ地区の植生回復のパイオニア植物(260)
2 都市、道路の風景植物(261)
3 良質の花蜜資源(262)
4 健康食品と漢方薬の原料(262)
5 バイオマスエネルギー(262)
6 食用油とたんぱく質添加剤(264)
第6節 問題と対策(265)
1 生態優先の理念を提唱し、文冠果の生態効果を発揮する(265)
2 混合林を形成し、病害と虫害のまん延を予防する(265)
3 良質な種類を選び、文冠果の産量を高める(266)
4 文冠果の総合利用技術の研究を展開する(266)
第11章 陝北モウス砂地における針葉樹造林の総合技術
および応用研究漆喜林 269
第1節 砂の障壁(草方格)の建設技術および応用効果(270)
1 砂の障壁の主要な建設技術(271)
2 砂の障壁による風蝕、砂漠化の抑制効果(272)
3 砂の障壁によって造林効果を高める役割(272)
4 まとめ(274)
第2節 バスケット(かご)植林技術と応用効果(275)
1 バスケット植林の主要技術(275)
2 バスケット植林により風蝕と砂漠化をコントロールする(277)
3 バスケット植林技術により土壌の水分量を高める(277)
4 バスケット植林技術により土壌の養分状況を改善する(278)
5 バスケット造林技術により他の特性を改善する(278)
6 バスケット造林技術により造林効果を高める(279)
7 バスケット造林技術のバイオマス調節メカニズム(280)
8 要約(281)
第3節 混成造林技術および応用の効果(283)
1 混成林の主要技術(284)
2 混成林により土壌養分を高める(284)
3 混成林により造林効果を高める(286)
4 混成林によって群落を形成することを促進する(287)
5 混成造林により造林のバイオマスの投資と分配を調整する(288)
6 要約(289)
第4節 土壌を変える栽培の効果(291)
第5節 結論(293)
1 砂の障壁の建設、バスケット造林と被膜、土壌混交はすべて
モウス砂地の造林効果を高められる(293)
2 バスケット造林と被膜は、風蝕軽滅と土壌水分の保持、土壌養分の
増加という多様な効果がある(294)
3 土壌交換、混交造林はモウス砂地における効果的モデルである(294)
4 造林の効果を高めた原因はヨーロッパアカマツ
個体群のバイオマス投資と再分配を変えたことによる(295)
おわりに(295)
第12章 陝北黄土高原の困難現地における植生回復の
総合的技術措置、収益と影響張偉兵、陳全輝 299
はじめに(299)
第1節 プロジェクトを実施する地区概況(300)
1 自然条件(300)
2 社会経済と林業状況(301)
3 問題点(302)
第2節 「自然に近づく」森林育成技術(303)
1 森林育成技術(303)
2 主要な樹種の苗木育成技術と品質標準の設定(306)
(1)プロジェクトの主要な造林の種類の苗に関する育成技術の
ハンドブックの編集(306)
(2)苗木の質に関する基準、1ムー当たりの最高苗木生産量の
基準を制定する(306)
3 黄土高原の干ばつを克服する造林統合技術(307)
(1)樹幹を切り、土壌を被せる干ばつ対応の造林技術(308)
(2)水と泥に浸すことにより干ばつを克服する造林技術(309)
4 林木虫害とウサギ害の防止技術(311)
(1)被害現状の調査(312)
(2)防止と改善技術(313)
(3)防止と改善の効果(313)
5 黄土高原混成林の営造技術(316)
6 黄土高原における水土流失総合的制御技術(321)
(1)魚鱗溝状の穴で整地技術を全面的に応用することによって
水土流失を制御する(322)
(2)防護林のタイプの設置と造林技術(322)
(3)防止と保護の効果(324)
7 造林水準の観測(325)
8 造林の情報化の管理技術(326)
第3節 収益と影響(330)
1 生態効果(331)
2 経済収益(331)
3 社会的効果および制度への影響(333)
序章 中国西北部・乾燥地の環境と開発――現状と課題――
北川秀樹 1
第1部 自然と環境保全政策
第1章 中国西北地域における近年の気候の変化と
異常気象現象増田啓子 13
第1節 中国西北地域の概況(13)
第2節 中国西北地域の気候分布(16)
1 1961-2010年における年平均最高・最低気温および年降水量(16)
2 中国西北地域の年平均気温および年降水量の平年値の特徴(17)
3 中国西北地域の近年の異常高温の発生状況(20)
第3節 中国における気温の長期的変動(21)
1 全国における年平均気温、年降水量(21)
2 中国西北地域における年平均気温、年降水量(23)
(1)気温(24)
(2)降水量(26)
第4節 中国西北地域の自然災害・異常気象(地震を除く)(29)
第5節 中国西北地域の乾燥化、強風化による砂塵嵐
(duststorm, sandstorm)(33)
第2章 中国の環境政策とガバナンス
――西北地域における環境保護政策――北川秀樹 45
はじめに(45)
第1節 深刻化する環境問題と群体性事件(46)
1 PM2.5(46)
2 土壌汚染(47)
3 群体性事件(50)
第2節 習近平政権の環境政策(51)
1 生態文明の提起(51)
2 18期3中全会の決定(53)
(1)自然資源財産権制度と用途管理制度の健全化(53)
(2)生態保護の方針の確定(53)
(3)資源有償使用制度と生態補償制度の実行(54)
(4)生態環境保護管理体制の改革(54)
3 環境法の動向(55)
(1)法体系(55)
(2) 環境保護法の改正(57)
第3節 西部大開発と生態環境保全(61)
1 西北地域の成果と課題(61)
2 環境政策についての考察(64)
(1)環境影響評価制度(64)
(2)生態補償制度(73)
おわりに(80)
第3章 中国資源税制度30年の成果と課題何彦旻 89
はじめに(89)
第1節 中国の資源税制度成立の経緯および史的変遷(90)
1 中国の資源税制度成立の経緯(90)
2 中国資源税制度の史的変遷(91)
(1)第一段階の資源税制度:1984年から1986年まで(91)
(2) 第二段階の資源税制度:1986年から1993年まで(92)
(3)第三段階の資源税制度:1994年から2011年10月31日まで(96)
(4)第四段階の資源税制度:2011年11月1日以降(98)
第2節 中国資源税制度の評価と課題(101)
1 中国資源税制度の評価(101)
2 中国資源税制度の課題(105)
おわりに(108)
第2部 農業と水資源、土地
第4章 乾燥・半乾燥地域の農業開発と水資源保全
窪田順平 117
第1節 問題の所在と本章の目指すもの(117)
1 乾燥・半乾燥地域の大規模灌漑農地開発(117)
2 乾燥・半乾燥地域の農業開発はなぜ問題か:グリーンウォーターと
ブルーウォーター(118)
3 本章の目指すもの(119)
第2節 中央ユーラシア乾燥・半乾燥地域(120)
1 地域の概要(120)
2 中央ユーラシアの多様な気候・生態系と農牧複合(121)
第3節 中央ユーラシアの大規模農業開発と水資源への影響(124)
1 黒河流域の水循環と近年の水不足(124)
2 タリム河流域の事例(127)
3 アラル海流域の事例(128)
第4節 まとめと今後の課題(131)
第5章 中国西北農村における水資源管理体制の改革と
その効果――甘粛省張掖オアシスを例に――
山田七絵 135
はじめに(135)
第1節 中国における水資源問題(137)
第2節 水資源開発と関連政策の変遷(139)
1 水資源開発政策の展開(139)
(1)建設の時代(1949~1980年)(139)
(2)農民負担の時代(1980~2000年)(142)
(3)市場化と分権化の時代(2001年~)(143)
2 水利建設の展開と政府水利投資の変化(145)
(1)農業水利建設の展開(145)
(2)政策投資額の推移(148)
3 中国版PIMの評価(149)
(1)中国版PIMモデルの性格(149)
(2)農民用水者協会の評価(151)
第3節 甘粛省張掖オアシスにおける節水型農業モデルの
推進と環境への影響(154)
1 調査地域における水資源問題と政策的対応(154)
(1)地域の概況(154)
(2)水資源問題と節水型農業の普及(156)
(3)農業の現代化と環境汚染問題(157)
2 末端水管理体制の改革とその効果(159)
(1)農村基層の水管理体制(159)
おわりに(166)
第6章 陝西省関中三渠をめぐる古代・近代そして現代
村松弘一 175
はじめに――関中平原と水利施設――(175)
第1節 涇恵渠の履歴(176)
1 涇恵渠を訪れる(176)
2 秦・鄭国渠と漢・白渠(178)
第2節 洛恵渠の履歴(181)
1 洛恵渠を訪れる(181)
2 漢の龍首渠(182)
第3節 渭恵渠の履歴(184)
1 渭恵渠を訪れる(184)
2 漢の成国渠(186)
第4節 関中三渠の整備――近代中国と漢王朝――(188)
おわりに(191)
第7章 中国の農地抵当権制度をめぐる諸問題
奥田進一 197
第1節 問題の所在(197)
第2節 農村集団所有権と権利主体(198)
第3節 農村土地請負経営権の法的性質(202)
第4節 荒地利用権の法的性質(204)
第5節 農村土地請負経営権流動化の試み
――抵当権設定を中心として――(207)
第6節 農村土地請負経営権流動化の阻害要因――将来の展望――(211)
第3部 砂漠化防止と自然保護
第8章 政府主導下の中国乾燥半乾燥地砂漠化対策の歩みと
特徴金紅実 217
はじめに(217)
第1節 土地の荒廃化・砂漠化と地域社会のグリーン民生(218)
第2節 三北防護林建設事業の30年(1978-2008)(223)
第3節 京津風沙源対策の10年間(2001-2010)(228)
おわりに(235)
第9章 中国の乾燥地における草原生態系自然保護区の
現状と課題谷垣岳人 239
はじめに(239)
第1節 中国の乾燥地(240)
第2節 寧夏雲霧山国家級草原自然保護区の概要(243)
第3節 雲霧山自然保護区の生物多様性(246)
第4節 雲霧山自然保護区の保護管理および研究(247)
第5節 雲霧山自然保護区の問題点(248)
おわりに(250)
第4部 【特別寄稿】陝西省の林業と持続可能な発展
第10章 陝西省の乾燥地域に文冠果を植栽する優位性、
問題および対策郭俊栄 谷飛雲 255
第1節 文冠果の成長特性(255)
第2節 文冠果資源についての調査(256)
第3節 文冠果の分布(259)
第4節 文冠果の栽培地域分類(259)
1 文冠果の成長しやすい地域(259)
2 文冠果が一般成長する地域(260)
3 文冠果成長に適さない地域(260)
第5節 文冠果を栽培する利点(260)
1 干ばつ地区の植生回復のパイオニア植物(260)
2 都市、道路の風景植物(261)
3 良質の花蜜資源(262)
4 健康食品と漢方薬の原料(262)
5 バイオマスエネルギー(262)
6 食用油とたんぱく質添加剤(264)
第6節 問題と対策(265)
1 生態優先の理念を提唱し、文冠果の生態効果を発揮する(265)
2 混合林を形成し、病害と虫害のまん延を予防する(265)
3 良質な種類を選び、文冠果の産量を高める(266)
4 文冠果の総合利用技術の研究を展開する(266)
第11章 陝北モウス砂地における針葉樹造林の総合技術
および応用研究漆喜林 269
第1節 砂の障壁(草方格)の建設技術および応用効果(270)
1 砂の障壁の主要な建設技術(271)
2 砂の障壁による風蝕、砂漠化の抑制効果(272)
3 砂の障壁によって造林効果を高める役割(272)
4 まとめ(274)
第2節 バスケット(かご)植林技術と応用効果(275)
1 バスケット植林の主要技術(275)
2 バスケット植林により風蝕と砂漠化をコントロールする(277)
3 バスケット植林技術により土壌の水分量を高める(277)
4 バスケット植林技術により土壌の養分状況を改善する(278)
5 バスケット造林技術により他の特性を改善する(278)
6 バスケット造林技術により造林効果を高める(279)
7 バスケット造林技術のバイオマス調節メカニズム(280)
8 要約(281)
第3節 混成造林技術および応用の効果(283)
1 混成林の主要技術(284)
2 混成林により土壌養分を高める(284)
3 混成林により造林効果を高める(286)
4 混成林によって群落を形成することを促進する(287)
5 混成造林により造林のバイオマスの投資と分配を調整する(288)
6 要約(289)
第4節 土壌を変える栽培の効果(291)
第5節 結論(293)
1 砂の障壁の建設、バスケット造林と被膜、土壌混交はすべて
モウス砂地の造林効果を高められる(293)
2 バスケット造林と被膜は、風蝕軽滅と土壌水分の保持、土壌養分の
増加という多様な効果がある(294)
3 土壌交換、混交造林はモウス砂地における効果的モデルである(294)
4 造林の効果を高めた原因はヨーロッパアカマツ
個体群のバイオマス投資と再分配を変えたことによる(295)
おわりに(295)
第12章 陝北黄土高原の困難現地における植生回復の
総合的技術措置、収益と影響張偉兵、陳全輝 299
はじめに(299)
第1節 プロジェクトを実施する地区概況(300)
1 自然条件(300)
2 社会経済と林業状況(301)
3 問題点(302)
第2節 「自然に近づく」森林育成技術(303)
1 森林育成技術(303)
2 主要な樹種の苗木育成技術と品質標準の設定(306)
(1)プロジェクトの主要な造林の種類の苗に関する育成技術の
ハンドブックの編集(306)
(2)苗木の質に関する基準、1ムー当たりの最高苗木生産量の
基準を制定する(306)
3 黄土高原の干ばつを克服する造林統合技術(307)
(1)樹幹を切り、土壌を被せる干ばつ対応の造林技術(308)
(2)水と泥に浸すことにより干ばつを克服する造林技術(309)
4 林木虫害とウサギ害の防止技術(311)
(1)被害現状の調査(312)
(2)防止と改善技術(313)
(3)防止と改善の効果(313)
5 黄土高原混成林の営造技術(316)
6 黄土高原における水土流失総合的制御技術(321)
(1)魚鱗溝状の穴で整地技術を全面的に応用することによって
水土流失を制御する(322)
(2)防護林のタイプの設置と造林技術(322)
(3)防止と保護の効果(324)
7 造林水準の観測(325)
8 造林の情報化の管理技術(326)
第3節 収益と影響(330)
1 生態効果(331)
2 経済収益(331)
3 社会的効果および制度への影響(333)