医療過誤の処罰とその制限

医療過誤の処罰とその制限

于佳佳 著
定価:8,250円(税込)
  • 在庫:
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  • 発行:
    2017年10月20日
  • 判型:
    A5判
  • ページ数:
    318頁
  • ISBN:
    978-4-7923-5220-2
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内容紹介

目   次
はしがき

序 章 問題の所在…1

第1章 日本法上の対応
第1節 早期の医療過誤に対する処罰…9
第2節 医療の前提条件の欠如…14
第1款 知識と能力の欠如(14)
第2款 人的・物的条件の欠如(28)
第3節 診療中の怠慢…32
第1款 診療自体に関する義務履行の怠慢(33)
第2款 診療の付随的行為に関する単純ミス(46)
第4節 医学的判断の誤り…61
第1款 医療上の注意基準と医療慣行の関係(61)
第2款 比較衡量を決め手とする規範的評価(65)
第2章 ドイツ法上の対応
はじめに…79
第1節 注意義務の捉え方…84
第1款 早期の状況(84)
第2款 20世紀30年代以降の状況(87)
第3款 20世紀80年代以降の状況(99)
第2節 注意義務の標準…111
第1款 医者の知識と能力(111)
第2款 人的・物的条件(139)
第3款 若干の検討(150)
第3節 予見可能性の判断…152
第1款 予見可能性を緩やかに解する判決(152)
第2款 高度な予見可能性を要求する判決(169)
第4節 システム・エラー…181
第1款 従来の対応の在り方への批判(181)
第2款 下級審裁判例の新動向(182)
第3章 イギリス法上の対応
はじめに…185
第1節 早期の対応状況…187
第1款 裁判例から見た処罰基準(187)
第2款 小 結(191)
第2節 刑事上の過失の定義…192
第1款 判例法の起点(192)
第2款 無謀の2つのテスト(193)
第3款 重大なネグリジェンスのテスト(195)
第3節 刑事過失の類型別分析…197
第1款 医療の前提条件の欠如(197)
第2款 診療中の怠慢(206)
第3款 医学的判断の誤り(217)
第4節 システム・エラー…224
第1款 個人的答責への影響(224)
第2款 医療組織への刑事罰(226)
第4章 アメリカ法上の対応
はじめに…231
第1節 初期の刑事司法関与…232
第2節 医療上の注意基準…235
第1款 一般的な判断基準(235)
第2款 地域ルール(236)
第3款 学派ルール(240)
第3節 メンズ・レアの判断…248
第1款 医者の善意から治療の適切さへの移行(248)
第2款 メンズ・レアの判断基準の変化(252)
第3款 謀殺罪の適用(267)
第4節 医学的判断の誤り…273
第1款 自由裁量に関する民事裁判例(274)
第2款 自由裁量に関する刑事裁判例(281)
第5節 システム・エラー…287

第5章 医療過誤の処罰のあり方
第1節 医療の前提条件の欠如…291
第1款 知識と能力の欠如(292)
第2款 人的・物的条件の欠如(294)
第2節 診療中の怠慢…296
第1款 予見可能性の程度(296)
第2款 単純ミスの可罰性(299)
第3節 医学的判断の誤り…300
第1款 外国での対応状況とその示唆(300)
第2款 日本の刑事事例の再検討(303)
第4節 システム・エラー…307
第1款 日本の現状(307)
第2款 外国法からの示唆(309)