≪日本法政学会 奨励賞≫受賞
イギリスの刑事責任年齢
増田義幸 著
定価:7,700円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2017年10月20日
-
判型:
A5判 -
ページ数:
298頁 -
ISBN:
978-4-7923-5221-9
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内容紹介
目 次
はじめに
序 章 1
第1章 古代・中世イギリスにおける刑事責任年齢の捉え方
3
1 刑事責任年齢に関する主な法令(3)
2 イギリスにおけるキリスト教と刑事司法の関係(10)
3 小括―年齢の客観的な算定システムと教会の登録制度(14)
第2章 年齢区分及び刑事責任年齢に関する中世・近世の
学説16
1 年齢区分及び刑事責任年齢に関する中世・近世の学説(16)
2 小 括(30)
第3章 児童を取り巻く環境と刑事司法制度 32
1 ヨーロッパにおける資本主義の発達と児童の環境(32)
2 19世紀の児童の社会的環境と刑事司法の状況(37)
3 19世紀後期の刑事司法の状況(44)
4 小 括(54)
第4章 20世紀前半における児童の環境と刑事責任年齢の
議論 57
1 20世紀初頭における児童を取り巻く環境(57)
2 1908年の児童法(60)
3 1933年の児童少年法制定に至る過程(64)
4 1933年の児童少年法の制定―議会における議論(69)
5 小 括(78)
第5章 戦後における児童の社会的環境とサブカルチャーの
出現 81
1 1940年代後期から50年代における児童を取り巻く環境(81)
2 戦後のサブカルチャーの拡大(86)
3 小 括(97)
第6章 1963年の児童少年法の議論 99
1 イングレビィー委員会の報告書(100)
2 議会に現れた刑事責任年齢の改革
―アビンジャー女男爵の提案(108)
3 1963年の児童少年法の成立(118)
4 小 括(146)
第7章 「法と秩序」という基軸 149
1 児童に対する労働党の立場(149)
2 1969年の児童少年法における議論(156)
3 保守党の「挑戦」(167)
4 1989年の児童法とその本質(179)
5 1990年代初頭の刑事政策の状況(186)
6 小 括(188)
第8章 現代における刑事責任の理論 190
1 イギリス法における刑事責任の仕組み(190)
2 判例の状況(200)
3 専門家の主張(210)
4 小 括(218)
第9章 20世紀末の刑事責任年齢―社会の標的としての児童
220
1 危険視される児童(220)
2 新たな「法と秩序」の模索(225)
3 1998年の犯罪及び秩序違反法の成立(231)
4 小 括(247)
第10章 スコットランド及び北アイルランドの刑事責任
年齢,そして国連の評価 250
1 スコットランドと北アイルランド(250)
2 国連における刑事責任年齢と児童の捉え方(258)
3 小 括(266)
第11章 刑事責任年齢に関する将来的展望 270
1 刑事責任年齢の動向(270)
2 児童を取り巻く環境の動向(273)
3 小 括―刑事責任年齢の将来的展望(278)
結 語 286
はじめに
序 章 1
第1章 古代・中世イギリスにおける刑事責任年齢の捉え方
3
1 刑事責任年齢に関する主な法令(3)
2 イギリスにおけるキリスト教と刑事司法の関係(10)
3 小括―年齢の客観的な算定システムと教会の登録制度(14)
第2章 年齢区分及び刑事責任年齢に関する中世・近世の
学説16
1 年齢区分及び刑事責任年齢に関する中世・近世の学説(16)
2 小 括(30)
第3章 児童を取り巻く環境と刑事司法制度 32
1 ヨーロッパにおける資本主義の発達と児童の環境(32)
2 19世紀の児童の社会的環境と刑事司法の状況(37)
3 19世紀後期の刑事司法の状況(44)
4 小 括(54)
第4章 20世紀前半における児童の環境と刑事責任年齢の
議論 57
1 20世紀初頭における児童を取り巻く環境(57)
2 1908年の児童法(60)
3 1933年の児童少年法制定に至る過程(64)
4 1933年の児童少年法の制定―議会における議論(69)
5 小 括(78)
第5章 戦後における児童の社会的環境とサブカルチャーの
出現 81
1 1940年代後期から50年代における児童を取り巻く環境(81)
2 戦後のサブカルチャーの拡大(86)
3 小 括(97)
第6章 1963年の児童少年法の議論 99
1 イングレビィー委員会の報告書(100)
2 議会に現れた刑事責任年齢の改革
―アビンジャー女男爵の提案(108)
3 1963年の児童少年法の成立(118)
4 小 括(146)
第7章 「法と秩序」という基軸 149
1 児童に対する労働党の立場(149)
2 1969年の児童少年法における議論(156)
3 保守党の「挑戦」(167)
4 1989年の児童法とその本質(179)
5 1990年代初頭の刑事政策の状況(186)
6 小 括(188)
第8章 現代における刑事責任の理論 190
1 イギリス法における刑事責任の仕組み(190)
2 判例の状況(200)
3 専門家の主張(210)
4 小 括(218)
第9章 20世紀末の刑事責任年齢―社会の標的としての児童
220
1 危険視される児童(220)
2 新たな「法と秩序」の模索(225)
3 1998年の犯罪及び秩序違反法の成立(231)
4 小 括(247)
第10章 スコットランド及び北アイルランドの刑事責任
年齢,そして国連の評価 250
1 スコットランドと北アイルランド(250)
2 国連における刑事責任年齢と児童の捉え方(258)
3 小 括(266)
第11章 刑事責任年齢に関する将来的展望 270
1 刑事責任年齢の動向(270)
2 児童を取り巻く環境の動向(273)
3 小 括―刑事責任年齢の将来的展望(278)
結 語 286