治療行為と刑法

治療行為と刑法

天田 悠 著
定価:13,200円(税込)
  • 在庫:
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  • 発行:
    2018年02月01日
  • 判型:
    A5判
  • ページ数:
    530頁
  • ISBN:
    978-4-7923-5231-8
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内容紹介

はしがき
序 章  1
第1章 わが国の現状と課題の設定 
第1節 わが国の現状  17
第2節 課題の設定  66
第2章 
ドイツ法の系譜的考察・その1
─判例・学説の展開
第1節 本章の目的  75
第2節 
第二次世界大戦前の展開:
議論の発端から身体利益説の登場・発展まで  77
第3節 
第二次世界大戦後の展開:
結果説の隆盛と3つの理論的アプローチ  109
第4節 ドイツ法の到達点とその理論的検討  134
第5節 本章の成果  150
第3章 
ドイツ法の系譜的考察・その2
─刑法改正作業の展開
第1節 本章の目的  157
第2節 
第二次世界大戦前の刑法改正作業:
治療行為関連規定の誕生とその変遷  161
第3節 
第二次世界大戦後の刑法改正作業:
判例法理の結晶化を目指して  185
第4節 ドイツ刑法改正作業の到達点とその理論的検討  205
第5節 本章の成果  213
第4章 
ドイツ法の理論的考察
─治療行為と傷害罪の保護法益
第1節 本章の目的  217
第2節 ドイツ刑法223条の制定とその解釈  222
第3節 傷害罪の法益論をめぐる2つの潮流  260
第4節 傷害罪における「身体」法益の内容と構造  310
第5節 本章の成果  321
第5章 スイス法の比較法的考察
第1節 本章の目的  325
第2節 スイス刑法における「身体に対する罪」の概要  329
第3節 専断的治療行為をめぐるスイス判例の分析  338
第4節 
判例分析に基づく学説の比較法的検討:
3つの視点からみた各国比較  351
第5節 本章の成果  363
終 章 治療行為の法益論的基礎づけ
第1節 治療行為をめぐる議論の法益論的検討  368
第2節 治療行為の正当化─違法阻却論の基本的枠組み  380
結 語  411
 参考文献一覧  427
 事項索引  501
 人名索引  507
 判例索引  510