不正融資における借手の刑事責任
-事実的対向犯説の提唱-関 哲夫 著
定価:4,950円(税込)-
在庫:
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発行:
2018年02月20日
-
判型:
A5判 -
ページ数:
194頁 -
ISBN:
978-4-7923-5233-2
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内容紹介
目 次
はしがき
略 語
初出一覧と本書の構成との関係
序 章 課題設定 1
第1 序 文 1
1 本書の課題 1
2 本書の視点 3
3 本書の構成 4
第1章 判例及び学説の検討 7
第2 判例の考察 7
1 はじめに 7
⑴ 課 題 7
⑵ 類 型 8
2 各類型 9
⑴ 非限定類型 9
⑵ 実質支配類型 11
⑶ 積極的働きかけ類型 22
⑷ 内部者類型 26
⑸ 利害共通類型 28
⑹ 主観重視類型 30
3 考 察 37
⑴ 各類型の考察 37
⑵ 小 括 51
第3 学説の検討 58
1 はじめに 58
⑴ 借手への配慮 58
⑵ 学説の分類 60
2 学説の状況 61
⑴ 非限定説 61
⑵ 形式的否定説 62
⑶ 許された危険法理説 68
⑷ 正犯性限定説 69
⑸ 故意限定説 74
⑹ 自律性侵害説 76
⑺ 共同正犯要件説 77
⑻ 主観限定説 79
3 検 討 83
⑴ 各学説について 83
⑵ 総論的・各論的アプローチについて 93
第2章 私見の前提 97
第4 基本的視点 97
1 対向的利害関係 97
2 任務違背行為の性格 97
第5 対向犯について 100
1 意 義 100
2 種 類 100
⑴ 形式的対向犯・実質的対向犯 100
⑵ 法律的対向犯・事実的対向犯 101
⑶ 片面的対向犯・相面的対向犯 104
⑷ 形式的・実質的対向犯と法律的・事実的対向犯の関係 104
3 片面的対向犯の根拠 105
⑴ はじめに 105
⑵ 学説の状況 105
⑶ 学説の検討 110
⑷ 本書の立場 112
第3章 私見の内容 115
第6 私見──事実的対向犯説の提唱── 115
1 内 容 115
⑴ 形式的対向犯から実質的対向犯へ 115
⑵ 法律的対向犯と事実的対向犯の併存 116
⑶ 片面的対向犯の実質的根拠 117
2 私見の旧説 118
⑴ 事実的対向犯の構造 118
⑵ 片面的対向犯の根拠 119
3 私見の根拠 120
⑴ 利害の対立・対向 120
⑵ 内部的信任関係 121
⑶ 実行行為への加功の困難性 123
⑷ 違法性の欠如 125
⑸ 期待可能性の低減 126
4 小 括 127
⑴ 事実的対向犯の構成 127
⑵ 要 約 128
第7 私見への批判と反論 130
1 はじめに 130
2 批判と反論 130
⑴ 猥褻物有償頒布罪の場合と同視できない 130
⑵ 立法者意思に反する 132
⑶ 必要的共犯と解するのは無理である 135
⑷ 共犯理論の枠組みから排除される根拠が明確でない 137
⑸ 借手は任務違背行為を行うことができる 142
⑹ 両者が一体化して集団犯化することを無視している 145
⑺ 違法性・有責性の低減・欠如は根拠となりえない 147
⑻ 判断規準が十分に機能していない 150
⑼ 共犯の成立は認められる 151
3 小 括 152
⑴ 対向犯の有無 152
⑵ 実質的対向犯の視座 152
⑶ 支配的見解への疑問 153
終 章 要 約 155
第8 結 語 155
1 前提認識 155
⑴ 総論と各論の交錯 155
⑵ 前提思考 156
2 私見の要約 157
⑴ 根 拠 157
⑵ 要 約 159
3 残された課題 159
判例一覧 161
評釈文献一覧 164
参考文献一覧 171
事項索引 178
はしがき
略 語
初出一覧と本書の構成との関係
序 章 課題設定 1
第1 序 文 1
1 本書の課題 1
2 本書の視点 3
3 本書の構成 4
第1章 判例及び学説の検討 7
第2 判例の考察 7
1 はじめに 7
⑴ 課 題 7
⑵ 類 型 8
2 各類型 9
⑴ 非限定類型 9
⑵ 実質支配類型 11
⑶ 積極的働きかけ類型 22
⑷ 内部者類型 26
⑸ 利害共通類型 28
⑹ 主観重視類型 30
3 考 察 37
⑴ 各類型の考察 37
⑵ 小 括 51
第3 学説の検討 58
1 はじめに 58
⑴ 借手への配慮 58
⑵ 学説の分類 60
2 学説の状況 61
⑴ 非限定説 61
⑵ 形式的否定説 62
⑶ 許された危険法理説 68
⑷ 正犯性限定説 69
⑸ 故意限定説 74
⑹ 自律性侵害説 76
⑺ 共同正犯要件説 77
⑻ 主観限定説 79
3 検 討 83
⑴ 各学説について 83
⑵ 総論的・各論的アプローチについて 93
第2章 私見の前提 97
第4 基本的視点 97
1 対向的利害関係 97
2 任務違背行為の性格 97
第5 対向犯について 100
1 意 義 100
2 種 類 100
⑴ 形式的対向犯・実質的対向犯 100
⑵ 法律的対向犯・事実的対向犯 101
⑶ 片面的対向犯・相面的対向犯 104
⑷ 形式的・実質的対向犯と法律的・事実的対向犯の関係 104
3 片面的対向犯の根拠 105
⑴ はじめに 105
⑵ 学説の状況 105
⑶ 学説の検討 110
⑷ 本書の立場 112
第3章 私見の内容 115
第6 私見──事実的対向犯説の提唱── 115
1 内 容 115
⑴ 形式的対向犯から実質的対向犯へ 115
⑵ 法律的対向犯と事実的対向犯の併存 116
⑶ 片面的対向犯の実質的根拠 117
2 私見の旧説 118
⑴ 事実的対向犯の構造 118
⑵ 片面的対向犯の根拠 119
3 私見の根拠 120
⑴ 利害の対立・対向 120
⑵ 内部的信任関係 121
⑶ 実行行為への加功の困難性 123
⑷ 違法性の欠如 125
⑸ 期待可能性の低減 126
4 小 括 127
⑴ 事実的対向犯の構成 127
⑵ 要 約 128
第7 私見への批判と反論 130
1 はじめに 130
2 批判と反論 130
⑴ 猥褻物有償頒布罪の場合と同視できない 130
⑵ 立法者意思に反する 132
⑶ 必要的共犯と解するのは無理である 135
⑷ 共犯理論の枠組みから排除される根拠が明確でない 137
⑸ 借手は任務違背行為を行うことができる 142
⑹ 両者が一体化して集団犯化することを無視している 145
⑺ 違法性・有責性の低減・欠如は根拠となりえない 147
⑻ 判断規準が十分に機能していない 150
⑼ 共犯の成立は認められる 151
3 小 括 152
⑴ 対向犯の有無 152
⑵ 実質的対向犯の視座 152
⑶ 支配的見解への疑問 153
終 章 要 約 155
第8 結 語 155
1 前提認識 155
⑴ 総論と各論の交錯 155
⑵ 前提思考 156
2 私見の要約 157
⑴ 根 拠 157
⑵ 要 約 159
3 残された課題 159
判例一覧 161
評釈文献一覧 164
参考文献一覧 171
事項索引 178