自由の普遍的保障と哲学的刑法理論
飯島 暢 著
定価:6,600円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2016年01月20日
-
判型:
A5判上製 -
ページ数:
274頁 -
ISBN:
978-4-7923-5169-4
書籍購入は弊社「早稲田正門店インターネット書店」サイトでの購入となります。
内容紹介
目 次
はしがき (i)
収録論文初出一覧 (vi)
第1部 刑法学における応報刑論のルネサンス
第1章 ドイツ刑法学におけるカント主義の再評価3
第1節 再評価の現状 (3)
第2節 再評価の理由 (6)
第3節 我が国への示唆 (16)
第2章 ドイツにおける規範的な応報刑論の展開21
第1節 予防刑論に対する反省――応報刑論のルネサンス―― (21)
第2節 ドイツにおける応報刑論の動向 (26)
第3節 規範的な応報刑論の諸課題 (42)
第4節 結 語 (58)
第3章 カント刑罰論における「予防」と「応報」59
――ヴォルフ学派のカント主義的な応報刑論に基づく一考察――
第1節 応報刑論のルネサンス (59)
第2節 カント刑罰論を予防刑論として捉える見解 (62)
第3節 批判的検討――規範的な応報刑論の立場から―― (74)
第4節 結 語 (85)
第4章 刑罰の目的とその現実性87
――自由の普遍的保障との関係――
第1節 刑罰の目的 (87)
第2節 刑法の目的と法の目的 (89)
第3節 従来の刑罰目的の問題点 (94)
第4節 応報刑論のルネサンス (103)
第5節 刑罰における現実性の維持と自由の普遍的保障 (119)
第2部 自由の普遍的保障と刑法における不法概念
第1章 刑法上の不法概念の法哲学的基礎づけ127
第1節 問題の所在 (127)
第2節 人格の相互承認的な法関係 (130)
第3節 相互承認的な法関係に基づく法益の構成 (134)
第4節 不法概念における法益侵害の意義 (140)
第5節 行為不法と結果不法の関係 (147)
第6節 具体的な問題――偶然防衛の処理―― (149)
第2章 正当防衛の基本原理153
第1節 二元主義的な構成 (153)
第2節 法確証の原理の再検討――ドイツにおける最近の動向―― (160)
第3節 若干の考察――一元主義的な構成の試み―― (166)
第4節 結 語 (172)
第3章 救助のための拷問の刑法上の正当化173
――ドイツの議論を中心に――
第1節 問題の所在 (173)
第2節 ダシュナー事件 (173)
第3節 ドイツ刑法学における通説的見解 (177)
第4節 正当化を認める見解 (182)
第5節 法的強制としての危険防御・正当防衛 (204)
第6節 救助のための拷問における「人間の尊厳」の位置づけ (215)
第7節 結 語 (220)
第4章 保安監置制度の正当化223
――法的強制としての自由の剝奪?――
第1節 問題の所在 (223)
第2節 最近の動向
――ヨーロッパ人権裁判所判決を契機として―― (225)
第3節 正当化の試み――ケーラー及びヤコブスの見解―― (235)
第4節 結 語 (242)
〈付録〉フォイエルバッハの刑罰論が示唆するもの247
――Luís Greco, Lebendiges und Totes in Feuerbachs
Straftheorie, 2009の紹介――
第1節 はじめに (247)
第2節 グレコの著書の概要 (249)
第3節 若干のコメント (263)
はしがき (i)
収録論文初出一覧 (vi)
第1部 刑法学における応報刑論のルネサンス
第1章 ドイツ刑法学におけるカント主義の再評価3
第1節 再評価の現状 (3)
第2節 再評価の理由 (6)
第3節 我が国への示唆 (16)
第2章 ドイツにおける規範的な応報刑論の展開21
第1節 予防刑論に対する反省――応報刑論のルネサンス―― (21)
第2節 ドイツにおける応報刑論の動向 (26)
第3節 規範的な応報刑論の諸課題 (42)
第4節 結 語 (58)
第3章 カント刑罰論における「予防」と「応報」59
――ヴォルフ学派のカント主義的な応報刑論に基づく一考察――
第1節 応報刑論のルネサンス (59)
第2節 カント刑罰論を予防刑論として捉える見解 (62)
第3節 批判的検討――規範的な応報刑論の立場から―― (74)
第4節 結 語 (85)
第4章 刑罰の目的とその現実性87
――自由の普遍的保障との関係――
第1節 刑罰の目的 (87)
第2節 刑法の目的と法の目的 (89)
第3節 従来の刑罰目的の問題点 (94)
第4節 応報刑論のルネサンス (103)
第5節 刑罰における現実性の維持と自由の普遍的保障 (119)
第2部 自由の普遍的保障と刑法における不法概念
第1章 刑法上の不法概念の法哲学的基礎づけ127
第1節 問題の所在 (127)
第2節 人格の相互承認的な法関係 (130)
第3節 相互承認的な法関係に基づく法益の構成 (134)
第4節 不法概念における法益侵害の意義 (140)
第5節 行為不法と結果不法の関係 (147)
第6節 具体的な問題――偶然防衛の処理―― (149)
第2章 正当防衛の基本原理153
第1節 二元主義的な構成 (153)
第2節 法確証の原理の再検討――ドイツにおける最近の動向―― (160)
第3節 若干の考察――一元主義的な構成の試み―― (166)
第4節 結 語 (172)
第3章 救助のための拷問の刑法上の正当化173
――ドイツの議論を中心に――
第1節 問題の所在 (173)
第2節 ダシュナー事件 (173)
第3節 ドイツ刑法学における通説的見解 (177)
第4節 正当化を認める見解 (182)
第5節 法的強制としての危険防御・正当防衛 (204)
第6節 救助のための拷問における「人間の尊厳」の位置づけ (215)
第7節 結 語 (220)
第4章 保安監置制度の正当化223
――法的強制としての自由の剝奪?――
第1節 問題の所在 (223)
第2節 最近の動向
――ヨーロッパ人権裁判所判決を契機として―― (225)
第3節 正当化の試み――ケーラー及びヤコブスの見解―― (235)
第4節 結 語 (242)
〈付録〉フォイエルバッハの刑罰論が示唆するもの247
――Luís Greco, Lebendiges und Totes in Feuerbachs
Straftheorie, 2009の紹介――
第1節 はじめに (247)
第2節 グレコの著書の概要 (249)
第3節 若干のコメント (263)