政策力の基礎

政策力の基礎

意思決定と行動選択
永松俊雄 著
定価:2,860円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2016年03月20日
  • 判型:
    A5判並製
  • ページ数:
    270頁
  • ISBN:
    978-4-7923-8076-2
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内容紹介

目   次

序論―なぜ政策力が問われるのか
第1部 政策マネジメントの基礎…1
第1章 行政と政策…3
1-1 行動意思決定の基本フレーム (3)
1-2 行政の社会的役割 (6)
1-3 社会問題と政策課題 (9)
1-4 政策の構成要素 (11)
1-5 政策体系 (17)
第2章 政策とフレーミング…22
2-1 フレーミング効果 (22)
2-2 認識フレームと利益 (23)
(1) 利益フレーム (24)  
(2) 制御適合・不適合 (25)
(3) 政策過程と関与の価値 (27)
2-3 認識フレームと選好 (29)
(1) 初期設定フレーミング (29)  
(2) 現状維持・不作為バイアス (34)
(3) 統合選好と分離選好 (37)  
(4) 行政サービスと行動選好 (39)
第3章 政策とリスク…43
3-1 リスクとフレーミング (43)
3-2 不明なリスクと「取り返し」問題 (47)
(1) 対立する科学 (47)  
(2) 「取り返し」問題 (52)
3-3 エスカレーション (54)
(1) 夕張市の財政破綻 (55)  
(2) エスカレーションの要因 (57)
(3) リスクマネジメント (62)
第4章 政策と公正・信頼…65
4-1 社会とルール (65)
4-2 社会における公正と倫理 (68)
4-3 意図と行動 (72)
4-4 公正感と受容意識 (77)
(1) 政策的公正 (77)  
(2) 公正感と認知バイアス (80)
(3) 互恵・互報志向 (81)  
(4) サイコパス (85)
第5章 政策と市民参加…89
5-1 統治から協治へ (89)
5-2 情報と信頼 (91)
5-3 市民参加と社会学習 (93)
5-4 スーパーファンド法における市民参加システム (95)
(1) 地域参画コーディネーター (97)  
(2) 地域広報計画 (98)
(3) 地域助言グループ (98)  
(4) 技術支援助成金 (99)
(5) 専門技術情報等支援サービス (99)
(6) コミュニケーション・ツール (100)
(7) 合意形成のファシリテーション (102)
(8) 専門家の社会的約割 (103)
5-5 協治の制度化 (104)
第2部 ヒューマン・マネジメントの基礎…107
第6章 幸福の体系…109
6-1 曖昧な目的―人が人生に望むもの (109)
6-2 経済的繁栄 (111)
6-3 総幸福量 (114)
6-4 幸福の構成要素 (118)
(1) 仕事 (119)  
(2) 社会的関係 (122) 
(3) 経済力 (127)
(4) 健康 (129)  
(5) 地域社会との関わり (131)
(6) 幸福の習慣 (133)
第7章 行動選択の基本…137
7-1 快・不快原則と自動反応 (137)
(1) 快・不快原則 (139) 
(2) 脳内報酬系 (141)
(3) 闘争・逃走反応 (142)  
(4) 休止・計画反応 (143)
(5) 衝動と自己コントロール (144)  
(6) 共感する心 (147)
7-2 共同体社会と人間 (148)
7-3 ユキエ問題―社会への本能的適応 (152)
7-4 現代社会と自動反応 (154)
7-5 ストレッサー (158)
第8章 意思決定の基本…161
8-1 自己情報処理システム (161)
(1) 並列分散型システム (161)  
(2) 意識と無意識 (163)
(3) 無意識の先行 (168)
8-2 自動思考(fast thinking)と意識思考(slow thinking) (170)
(1) 自動思考システム (171)  
(2) 意識思考システム (176)
(3) 問題志向と目的志向 (178)
(4) 自動思考と意識思考の相互関係 (181)
8-3 最小努力の法則 (184)
(1) 学習の習慣化 (184)  
(2) 所要時間 (189)
第9章 意思力…192
9-1 意思力とは (192)
9-2 意思力の特性 (194)
(1) 自我消耗 (194)  
(2) 決定疲れ (196)
(3) グルコース (199)  
(4) 選択回避 (201)
(5) ブースター (204)  
(6) ポジティブ思考 (208)
(7) 自慈心 (210)
第10章 行動マネジメント…213
10-1 目標の設定 (213)
10-2 計画性 (215)
10-3 習慣化―ルール化の効用 (217)
10-4 動機づけ (220)
(1) 外発的動機づけ (220)  
(2) 内発的動機づけ (221)
(3) 目標管理型人事評価制度 (223)
10-5 5つの定石 (226)
(1) リフレーミング (227)  
(2) 参照点 (231)
(3) クイック・アクション (232)  
(4) 探索 (234)
(5) 許容 (236)
参考文献…239
あとがき…257