犯罪学 [八訂版]

犯罪学 [八訂版]

菊田幸一 著
定価:4,950円(税込)
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  • 発行:
    2016年03月30日
  • 判型:
    A5判並製
  • ページ数:
    708頁
  • ISBN:
    978-4-7923-5179-3
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内容紹介

目  次

第Ⅰ部 犯罪学への招待…1
第一章 犯罪学の意味と課題…1
一 犯罪学の意味(1)  二 犯罪学の課題(7)  三 犯罪学における国際協力(15)
第二章 犯罪学の歴史と展開…23
一 犯罪学の成立(23)  二 近代犯罪学説の展開(32)  三 わが国における展開(39)
第三章 現代犯罪学の課題…45
一 ラベリング理論(45)  二 非犯罪化と非刑罰化(47)  三 被害者なき犯罪(50)
四 ラジカル・クリミノロジー(53)  五 社会的紐帯理論(55)  六 修復的司法(56)
第Ⅱ部 犯罪の要因…61
第四章 身体的・生理的要因…61
一 遺伝と犯罪(61)  二 精神障害と犯罪(68)  三 知能と犯罪(76)
四 性別と犯罪(78)  五 年齢と犯罪(79)
第五章 個人環境的要因…83
一 家庭関係と犯罪(83)  二 教育と犯罪(87)  三 職業と犯罪(89)
第六章 社会環境的要因…93
一 地域社会と犯罪(93)  二 社会変動と犯罪(100)  三 マス・コミと犯罪(103)
四 経済条件と犯罪(107)  五 戦争と犯罪(112)    六 自然と犯罪(114)
七 人種と犯罪(118)
第Ⅲ部 刑事司法政策…123
第七章 警察機構…123
一 市民警察と警備警察(123)  二 警察の組織(125)  三 警察と犯罪(128)
第八章 起訴猶予…134
一 起訴便宜主義の性質(135)  二 起訴猶予の問題点(140)  三 起訴猶予の抑制措置など(145)
第九章 刑の量定…154
一 量刑のあり方(154)   二 検察官の求刑(155)
三 量刑基準の実際(159)  四 量刑の問題点(163)
第一〇章 判決前調査制度…166
一 判決前調査制度の意義と必要性(167)  二 判決前調査の対象、内容および方法(170)
三 訴訟構造と判決前調査(174)  四 調査機関(180)
第一一章 宣告猶予…184
一 史的側面(184)  二 起訴猶予・執行猶予との関係(187)  三 アメリカの宣告猶予(188)
四 改正刑法の宣告猶予(191)
第一二章 刑の執行猶予…196
一 執行猶予の沿革(197)  二 執行猶予の要件(198)  三 執行猶予の取消し(201)
四 執行猶予の現状(202)  五 執行猶予の目的と保護観察(204)
第一三章 保安処分…209
一 保安処分の概念(209)  二 保安処分の発達(213)  三 保安処分の性質(216)
四 保安処分の種類(219)  五 改正刑法と保安処分(220)
第一四章 少年の保護手続…226
一 少年裁判所の起源と発展(226)   二 家庭裁判所と少年審判(232)
三 少年および成人の刑事事件(240)  四 少年法改正問題(242)
第Ⅳ部 犯罪者の制裁機構…249
第一五章 刑罰の沿革と本質…249
一 刑罰制度の沿革(249)  二 刑罰の本質と機能(253)
第一六章 死 刑…258
一 死刑存置論の検討(258)   二 死刑廃止論の検討(265)  三 日本の死刑執行(269)
四 諸外国における死刑(272)  五 死刑廃止への展望(279)
第一七章 自由刑…283
一 自由刑の単一化(283)  二 短期自由刑(291)  三 不定期刑(299)
第一八章 財産刑…305
一 現行法における罰金刑(306)  二 罰金刑の量定(309)  三 日数罰金制(311)
四 罰金の延納と分納(312)     五 財産刑の意義(314)
第Ⅴ部 被収容者の処遇…317
第一九章 矯正の意義と理念…317
一 矯正の意義(318)  二 矯正の理念(322)
第二〇章 受刑者の人権と法的地位…329
一 総説(329)  二 行刑関係法の法的性質(333)  三 受刑生活の条件(343)
四 外部との交通(357)  五 懲罰(371)  六 不服申立て(381)
第二一章 拘禁形式の態様…391
一 拘禁形式の発展(391)  二 独居拘禁(393)  三 雑居拘禁(395)
四 外部通勤制・週末拘禁・帰休制・社会奉仕命令(396)  五 開放処遇(400)
第二二章 受刑者の分離処遇…404
一 累進制と分類の関係(404)  二 行刑改革会議の受刑者処遇(406)  三 新法における処遇の概要(408)
四 新法における受刑者分離(411)  五 新法における分離処遇の課題(414)
第二三章 刑務作業および教育…416
一 刑務作業の本質(416)  二 刑務作業の経営方法(420)  三 作業報酬(422)
四 刑務作業の現状(424)  五 職業訓練(426)  六 教科教育(428)
七 宗教教誨(429)
第二四章 仮釈放…432
一 仮釈放の沿革(432)  二 仮釈放の本質(436)  三 仮釈放の要件(438)  四 仮釈放機関(441)
五 仮釈放手続(443)   六 仮釈放期間(445)   七 仮釈放の条件および取消し(447)
八 仮釈放制度の展望(449)
第二五章 未決拘禁と代用刑事施設…457
一 未決拘禁(457)  二 死刑確定者の処遇(462)  三 代用刑事施設(465)
第二六章 児童自立支援施設(旧教護院)における教護…469
一 児童自立支援施設(旧教護院)の概況(470)  二 生活指導(473)  三 学科指導(476)  四 展望(478)
第二七章 非行少年の施設内処遇…480
一 少年院の種別(480)  二 在院者の処遇(483)  三 生活条件(493)  四 退院(496)
五 将来への提唱(497)
第Ⅵ部 犯罪の予防・更生保護と恩赦…501
第二八章 犯罪の予防・予測と被害者…501
一 犯罪の予防(501)  二 犯罪の予測(511)  三 被害者の問題(518)  四 被害者補償(521)
第二九章 更生保護…526
一 更生保護の発達(526)  二 更生保護の意義(529)  三 更生保護の基本法規(531)
四 更生保護の機関(533)
第三〇章 保護観察制度…540
一 保護観察の意義(540)  二 プロベーションの効果(542)  三 プロベーションの発達(548)
四 保護観察の実際(554)  五 保護観察の種類と適用範囲(558)
第三一章 資格制限と前科抹消…567
一 資格制限(567)  二 前科抹消(569)
第三二章 恩 赦…573
一 恩赦制度の沿革(573)     二 現行恩赦制度(574)  三 政令恩赦の存在理由と弊害(577)
四 政令恩赦の政策的展望(579)  五 個別恩赦の存在理由と分析(581)
第Ⅶ部 各種犯罪とその対策…587
第三三章 女性犯罪…587
一 女性犯罪の問題点(587)  二 数量からみた女性犯罪(589)  三 女性犯罪の特性(591)
四 女性犯罪の要因(597)
第三四章 性犯罪…603
一 特殊環境における性犯罪(604)  二 精神的未成熟型(605)  三 飲酒型(607)
四 淫楽型(608)  五 性倒錯型(609)  六 性犯罪者の対策(612)
第三五章 高齢者と犯罪…615
一 高齢犯罪者の動向(615)  二 高齢受刑者の問題点(617)
第三六章 薬物乱用犯罪…619
一 薬物の法的規制(619)  二 薬物犯罪の動向(621)  三 薬物施用者の犯罪(622)
四 薬物乱用への対策(624)
第三七章 アルコールと犯罪…628
一 アルコール中毒者の実態(628)  二 酩酊犯罪と個人的・社会的条件(633)
三 アルコール中毒者の処分と処遇(635)
第三八章 組織暴力犯罪…640
一 組織暴力犯罪の意義(640)  二 組織暴力犯罪の社会的基盤(642)  三 組織暴力犯罪の現況(643)
四 組織暴力犯罪の実態(645)  五 暴力団犯罪者の特性と処遇(647)
第三九章 交通犯罪…650
一 交通犯罪の概況(651)  二 交通犯罪対策(652)  三 交通犯罪者の処遇(656)
第四〇章 公害犯罪…660
一 公害とその規制の現状(660)  二 公害罪法(662)  三 公害犯罪への対策(663)
第四一章 ホワイト・カラーの犯罪…665
一 ホワイト・カラー犯罪は犯罪であるか(666)  二 ホワイト・カラー犯罪の特質(668)
三 ホワイト・カラー犯罪対策(670)
第四二章 公務員の犯罪…673
一 汚職の性格(673)  二 汚職の構造(675)  三 汚職を生む環境条件(676)
四 犯罪の決行(678)  五 収賄の対策(678)
事項索引
人名索引