被害者学

被害者学

諸澤英道 著
定価:17,600円(税込)
  • 在庫:
    在庫がありません
  • 発行:
    2016年09月01日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    1074頁
  • ISBN:
    978-4-7923-5187-8
在庫なし

書籍購入は弊社「早稲田正門店インターネット書店」サイトでの購入となります。

内容紹介

目  次


はしがき i
凡例 xxii

Section 1 被害者学の理論

1.被害者学の歴史………3
1.1 パラダイムの転換………3
1.2 被害者学提唱以前の被害者記述………5
1.3 被害者研究の必要性の指摘………9
1.4 エドウィン・サザーランドの被害者学………11
1.5 被害者学の提唱者・ベンニャミン・メンデルソーン………13
1.6 ハンス・フォン・ヘンティッヒの被害者学………17
1.7 アンリ・エレンベルガーの被害者学………19
1.8 ステファン・シェーファーの被害者学………23
1.9 被害者学発展期の研究者………24
1.10 世界的広がり………26

2.被害者学のパラダイムと基本概念………30
2.1 学際的科学としての被害者学………30
2.2 犯罪学から分離独立した被害者学………33
2.3 被害者学の基本概念を定めたベラッジョ研究会………36
2.4 被害および被害者についての過去の代表的な学説………39
2.5 被害者学の研究領域に影響する被害者の定義………41
2.6 被害者の定義をめぐる4つの立場………43
2.7 被害概念の客観性と主観性………47
2.8 結果としての被害と原因としての被害………50
2.9 被害者学における被害の分類法………53
2.10 ラディカル被害者学………55

3.被害者学の研究領域と研究テーマ………57
3.1 被害者学の研究領域と犯罪学の研究領域………57
3.2 問われる 「被害者なき犯罪」 の概念………59
3.3 被害者学における新たな研究分野………65
3.4 人身売買の被害者………71
3.5 事故の被害者………72
3.6 災害の被害者………74
3.7 自殺の被害者………75

4.被害者の発見と研究法………79
4.1 固有の研究法の確立………79
4.2 被害の届け出と暗数………80
4.3 各種の研究法………85
4.4 仮説検証型の研究………87
4.5 調査の手法と研究者の倫理………90
4.6 サンプリング………92
4.7 ワーディング………94
4.8 配布法………95
4.9 一般住民調査によって被害者調査を行うことの難しさ………96
4.10 調査のトリックに気をつける………98
4.11 被害者からデータを得ることの難しさ………99
4.12 データの信頼性を高めるための工夫………101

5.被害化の要因と被害者特性………108
5.1 被害原因論の枠組み………108
5.2 隠れた被害化要因としての妬みと怨み………110
5.3 逆恨みによるリベンジ犯罪………112
5.4 被害化要因の分類………114
5.5 事件発生時の状況的要因………117
5.6 加害者側の事件を遂行する要因………121
5.7 面識関係と関係犯罪………123
5.8 狭義の被害者特性(素質、属性、生い立ち、生活歴など)………127
5.9 広義の被害者特性(人間関係、 環境など)………138

6.被害受容性と繰り返す被害………142
6.1 被害を繰り返させる被害受容性………142
6.2 無意識に行われる反復行動………145
6.3 繰り返される犯罪と繰り返される被害………146
6.4 繰り返す被害の4つのタイプ………149
6.5 同じ加害者から繰り返し受ける被害………150
6.6 繰り返す被害の実態………151
6.7 16種の犯罪被害経験に関する調査で見る累被害性………154
6.8 欧米における再被害調査………155
6.9 繰り返す被害者への支援の重要性………156
6.10 繰り返されるパワー濫用の被害………157

7.被害者の役割と有責性………160
7.1 法的責任と異なる有責性………160
7.2 被害化の一端を担う被害者………161
7.3 メンデルソーンの有責性概念………164
7.4 有責性概念の絶対性………165
7.5 有責性評価と研究者の偏見………166
7.6 被害者からの誘発………172
7.7 指名性の理論………174
7.8 同意する被害者………177
7.9 訴えない被害者………180
7.10 アルコール飲用と被害………181

8.被害者に対する偏見………185
8.1 はじめに………185
8.2 偏見の定義………186
8.3 偏見がもたらす嫌悪犯罪………188
8.4 偏見を生む2つのパターン………190
8.5 偏見の根底にある普遍的被害者像………191
8.6 偏見の1つ「被害者ベキ論」………192
8.7 古くからある「被害者の落ち度論」………193
8.8 被害者への偏見を煽る日本の刑事ドラマ………196
8.9 偏見を助長するうわさ話………197
8.10 偏見を生むラベリング………198
8.11 無辜の被害者、いわれなき被害者………201
8.12 偏見と差別………203
8.13 偏見の多い犯罪被害の特徴………204
8.14 メディアによる偏見報道………205
8.15 偏見を助長する刑事司法機関………207

9.二次被害と三次被害………209
9.1 はじめに………209
9.2 二次被害、三次被害に関する概念の混乱………211
9.3 二次被害の定義………214
9.4 未だコンセンサスを得られない三次被害概念………220
9.5 一次被害に付随する症状と被害………221
9.6 二次被害によるストレス障害………224
9.7 二次被害の実態………225
9.8 刑事司法制度から受ける二次被害………230
9.9 マスコミやSNSから受ける二次被害………231
9.10 支援者から受ける二次被害………234
9.11 加害者および加害者代理人から受ける二次被害………235
9.12 加害者とその家族が受ける被害………236

10.被害の影響とストレス障害………238
10.1 被害の影響と深刻さ………238
10.2 ストレス障害を生み出すストレッサー………239
10.3 急性ストレス障害………242
10.4 心的外傷後ストレス障害………244
10.5 被害がもたらすその他の影響………248
10.6 心理的傷害と社会的費用………249
10.7 心的外傷後ストレスと「黙殺の申し合わせ」………250
10.8 後続反応に対するトラウマの影響………252

Section 2 各種被害の実態と対策

11.バイオレンス被害………257
11.1 国際的取組が進むバイオレンス対策………257
11.2 暴力の定義………261
11.3 暴力犯罪の類型………263
11.4 身を守るための暴力(正当防衛)………266
11.5 欧米の暴力被害と日本の暴力被害………269
11.6 日本の暴力被害………273
11.7 暴力被害の実態………275
11.8 リンチとケンカ………285
11.9 暴力団犯罪………286
11.10 暴力と武器の使用………287
11.11 国家・民族・社会に対する暴力………289
11.13 テロリズムの被害………292

12.ドメスティック・バイオレンス被害………296
12.1 はじめに………296
12.2 DVの定義………299
12.3 関係犯罪としてのDV………302
12.4 DVの実態………304
12.5 暴力の前科を知らせるクレア法………306
12.6 配偶者間の強姦………308
12.7 日本における配偶者間暴力………312
12.8 日本の配偶者間暴力防止法………316
12.9 子の親に対する暴力………320

13.性被害………321
13.1 性被害の論点と課題………321
13.2 性犯罪が被害者に与える影響………324
13.3 性暴力被害者に対する偏見………326
13.4 強姦の神話………328
13.5 性暴力犯罪の実態………330
13.6 性暴力犯罪の被害者と加害者の年齢………332
13.7 性暴力犯罪被害の時と場所………334
13.8 知り合いから受ける性暴力被害………338
13.9 集団的に行われる性暴力犯罪………340
13.10 性犯罪被害者が受けるストレス障害………342
13.11 性暴力犯罪の被害者が訴えやすい制度とは………343
13.12 痴漢行為の被害………345
13.13 盗撮の被害………347

14.アビューズ被害………350
14.1 アビューズの意味………350
14.2 狭義のパワー濫用………351
14.3 広義のパワー濫用………356
14.4 子ども虐待………359
14.5 教師・指導者による生徒へのパワー濫用………363
14.6 セクシャルアビューズ………365

15.ハラスメント被害………366
15.1 反覆型犯罪の規制………366
15.2 日本におけるハラスメント法制………369
15.3 世界のハラスメント法制………370
15.4 ハラスメントの本質と定義………372
15.5 ハラスメント法のタイプ………373
15.6 カナダのハラスメント罪………375
15.7 イギリスのハラスメント防止法………378
15.8 南アフリカのハラスメント防止法………381
15.9 日本におけるハラスメントの実態………382
15.10 都道府県におけるハラスメント対策………383
15.11 学校でのハラスメント………387
15.12 セクシャル・ハラスメントの被害………389

16.ストーキング被害………394
16.1 ハラスメントの一類型としてのストーキング………394
16.2 世界のストーキング法制………397
16.3 ストーキングの本質および定義………400
16.4 ストーキングのカテゴリー………403
16.5 ストーキングの行為形態………407
16.6 サイバー・ストーキング………410
16.7 リベンジ・ストーキング………412
16.8 ストーカーのタイプ………413
16.9 ストーキングの実態………417
16.10 アメリカのストーキング法………421
16.11 オーストラリアのストーキング法………424
16.12 オランダ刑法のストーキング罪………426
16.13 カナダ刑法のハラスメント罪によるストーキング規制………428
16.14 イギリス・ハラスメント防止法によるストーキング規制………430
16.15 ストーキング犯罪への対策………431
16.16 日本のストーキングの現状………435
16.17 日本のストーカー規制法の問題点………439
16.18 日本における今後の課題………443

17.いじめ被害………445
17.1 いじめの本質………445
17.2 いじめ概念が広い日本………447
17.3 いじめの定義………449
17.4 いじめの実態………452
17.5 児童・生徒のいじめ自殺………458
17.6 いじめ致死事件(山形明倫中マット死事件)………462
17.7 被害体験から加害者の道へ………465
17.8 いじめと不登校………467
17.9 いじめ防止対策推進法の問題………468

18.子ども被害………470
18.1 被害受容性が高い子ども………470
18.2 子どもが受ける被害………472
18.3 地域における子ども被害の防止………476
18.4 被害者としての非行少年………479
18.5 非行化と動物虐待………483
18.6 非行少年と司法………485

19.交通被害………491
19.1 交通犯罪の被害者………491
19.2 危険運転行為の被害者………495
19.3 鉄道事故の被害者………501
19.4 船舶事故の被害者………506
19.5 ハイジャックの被害………507

20.経済被害と消費者被害………510
20.1 経済的被害………510
20.2 盗みの被害………511
20.3 詐欺の被害………515
20.4 結婚詐欺の被害………521
20.5 なりすまし詐欺(オレオレ詐欺、振り込め詐欺)の被害………526
20.6 悪質商法の被害………528
20.7 悪質商法の定義………530
20.8 悪質商法の実態………535
20.9 悪質商法における被害者特性と加害者特性………538

Section 3 被害者の尊厳と権利

21.被害者のための正義と被害者運動………543
21.1 正義とは何か………543
21.2 被害者の復興期………548
21.3 被害者のための刑事司法………550
21.4 「被害者のための正義」に向けての国連の取り組み………552
21.5 世界の被害者運動と日本の被害者運動………554
21.6 市瀬朝一・みゆき夫妻の運動………557
21.7 日本における被害者支援の草分け………559
21.8 岡村勲の運動と「あすの会」………566

22.被害者の権利と被害者基本法………569
22.1 被害者の復権に向けての世界の動向………569
22.2 被害者の権利をめぐる世界被害者学会の論争………572
22.3 国連被害者人権宣言の原則………575
22.4 権利理解をめぐる混乱………579
22.5 被害者の権利と加害者の権利………581
22.6 被害者の3つの権利………583
22.7 さまざまな被害者の権利………586
22.8 被害者の尊厳を尊重する………589
22.9 日本における犯罪被害者保護関連2法の制定………592
22.10 法廷での被害者の援助と保護………593
22.11 国連被害者人権条約への取組………594

23.被害者の名誉とプライバシー権………597
23.1 プライバシー権とは………597
23.2 被害回復に必要なプライバシーの保護………599
23.3 被害者のプライバシーに関する国連基準………602
23.4 ヨーロッパ評議会の基準………604
23.5 アメリカにおける被害者のプライバシー権………607
23.6 プライバシー保護意識の低い日本………611
23.7 日本における肖像権の保護………613
23.8 日本におけるプライバシーと名誉………615
23.9 日本の個人情報保護制度………618
23.10 住民登録窓口に求められる個人情報保護………619
23.11 刑事手続におけるプライバシーの保護………620
23.12 被害者情報が無視され犯罪者情報が保護される背景………627
23.13 マスメディアによって侵害される被害者のプライバシー………629

24.被害者の知る権利………635
24.1 被害者にとって最も重要な権利………635
24.2 被害者の知る権利についての世界の取組………638
24.3 被害者は何故真実を知りたがるのか………642
24.4 被害者の知る権利と国民の知る権利………645
24.5 行政情報の公開………647
24.6 日本における少年事件遺族の知るための闘い………649
24.7 少年事件での被害者の知る権利………652
24.8 捜査の段階での被害者の知る権利………655
24.9 知る権利を妨げる検察の起訴便宜主義………658
24.10 裁判の段階での被害者の知る権利………659
24.11 処遇の段階での被害者の知る権利………663
24.12 加害者に対する刑執行後の知る権利………664
24.13 被害者に伝えるための各機関の連携………666

25.被害者のための捜査と刑事訴追を求める権利………668
25.1 被害者の報復権………668
25.2 被害者のための捜査………669
25.3 選択的法執行と被害者………673
25.4 法執行機関による裁量………676
25.5 被害者保護のための警察の行動規範………681
25.6 被害者の権利を無視した不送致余罪………684
25.7 告訴と親告罪………687
25.8 検察の起訴独占………690
25.9 起訴と被害者………695
25.10 検察審査会による強制起訴………698

26.被害者の刑事司法に参加する権利と法的地位………704
26.1 被害者の法的地位………704
26.2 刑事訴訟制度の本質論………708
26.3 被害者の公訴参加に関する異論………710
26.4 積極的参加と消極的参加………713
26.5 刑事訴追と被害者………714
26.6 公訴参加の類型………718
26.7 ドイツの公訴参加制度………720
26.8 フランスの公訴参加制度………724
26.9 その他の国の公訴参加………726
26.10 被害影響の陳述………730
26.11 日本の公訴参加………731

27.被害から回復する権利………733
27.1 はじめに………733
27.2 被害者の生存権………736
27.3 「被害者のものはすべて被害者に」の原則………738
27.4 物の返還………741
27.5 肖像権が確立していない日本での映像の返還………744
27.6 検視と解剖………745
27.7 遺体の丁重な扱いと返還………747
27.8 被害者に対して国家や社会がすべき援助と支援………749
27.9 生活を取り戻すために必要な援助………753
27.10 無理解な人々によってさらに傷つく被害者………755

28.加害者から損害賠償を受ける権利………758
28.1 賠償や弁償をしない加害者………758
28.2 加害者の損害賠償責任………759
28.3 誠意を示す手段としての賠償………761
28.4 反故にされる賠償の約束………763
28.5 日本独特の示談制度………766
28.6 犯罪から利益を得ることを禁じる「サムの息子法」………768
28.7 国連が推奨する被害弁償制度………772
28.8 被害弁償制度の目的およびタイプ………774
28.9 世界のさまざまな被害弁償制度………777
28.10 ヨーロッパ評議会の勧告と評価………781
28.11 確実な賠償と弁償のために………782
28.12 刑事訴訟における損害賠償請求(附帯私訴)………786

29.被害者への国の補償………790
29.1 損害賠償補型から被害回復型へ………790
29.2 問題の多い日本の被害者支援関係予算………792
29.3 被害者補償制度の本質………795
29.4 被害者補償制度の歴史………797
29.5 被害者補償制度の国際スタンダード………801
29.6 被害者補償制度の法的性格………804
29.7 損害賠償補型か被害回復型か………807
29.8 補償を受けるための条件、手続および期限………815
29.9 被害者補償制度の財源………819
29.10 国連およびアメリカ連邦司法省の分析………821
29.11 幻となった法務省の被害者補償法律要綱案………823
29.12 現行の犯罪被害者給付金制度の問題点………825

Section 4 被害者の支援と安全・安心社会

30.被害者にやさしい社会………831
30.1 被害者政策の究極の目標………831
30.2 見て見ぬふりする現代社会………832
30.3 社会から孤立している日本の被害者と家族………836
30.4 神戸の児童殺害事件とイギリスのジェームズ君殺害事件………839
30.5 オハイオ州カストロ事件と新潟三条小4女児監禁事件………843
30.6 被害者に対する冷たい視線………847
30.7 被害者や遺族への接し方の基本………850
30.8 被害者援助は共助の精神から………852
30.9 被害者への共感と理解のために………854

31.被害者支援システムをつくる………856
31.1 被害者支援の基本理念………856
31.2 「迅速、公正、費用がかからず、利用しやすい」の原則………857
31.3 被害者を支援する3つのタイプ………859
31.4 設置者によって異なる被害者援助の組織………862
31.5 被害者支援の標準プログラム………864
31.6 日本における被害者の保護と援助のシステム………868
31.7 被害にかかわる各機関の紹介 (referral) システム………870
31.8 被害者支援組織をつくるための事前準備………871
31.9 被害者のニーズ………875
31.10 被害者援助組織を立ち上げる………878
31.11 専門家のトレーニングと公衆教育………880
31.12 被害者支援ボランティアの養成………881
31.13 被害者支援サービスのタイプ………882
31.14 世界の被害者支援システム………884

32.危機介入、擁護およびカウンセリング………897
32.1 支援者は被害者の擁護者………897
32.2 安全と安心………900
32.3 危機介入と危機応答………903
32.4 危機緩和………905
32.5 回想的危機介入………906
32.6 反復的危機介入………907
32.7 状況の説明と正当化………909
32.8 予知と準備………911
32.9 擁護………912
32.10 システム擁護………914
32.11 カウンセリング………915
32.12 被害後カウンセリング………918
32.13 被害後カウンセリングの手法………921
32.14 危機的出来事の再来………924
32.15 刑事司法手続と支援………926
32.16 学校、職場、地域の支援………928

33.謝罪と被害者感情の改善………929
33.1 加害者からの謝罪………929
33.2 多くの加害者が謝罪しない現実………931
33.3 加害者の償いと許し………933
33.4 困難な被害回復………935
33.5 相手に対する気持ち………939
33.6 事件後の苦労と二次被害………941
33.7 精神状態と感情………943
33.8 被害者の加害者に対する感情………944
33.9 アンビバレントな被害者の心………947
33.10 被害者感情の改善にほど遠い少年審判………949

34.被害を受ける不安………951
34.1 被害に対する不安………951
34.2 原因としての被害不安と結果としての被害不安………953
34.3 具体的被害不安と一般的被害不安………955
34.4 被害不安をもつ人の分析………957
34.5 夜の1人歩きについて不安を強くもつ人の分析………960
34.6 昼間施錠せずに外出した場合に不安を強くもつ人の分析………963

35.被害の防止と地域の安全………965
35.1 被害防止と犯罪防止………965
35.2 防犯カメラと安全な町づくり………967
35.3 犯罪者情報の公開と社会の安全………971
35.4 捜査情報の公開………974
35.5 公開捜査と被疑者の指名手配………975
35.6 安全のための加害者のプライバシー制限………977
35.7 前科の照会制度………979
35.8 クレア法とイギリスでの社会安全の取組………981
35.9 アメリカのメーガン法………982
35.10 犯罪者情報公開の課題………986
35.11 被害防止のための取組………988

あとがき  991
資料1 参考文献  995
資料2 犯罪およびパワー濫用の被害者のための正義に関する基本原則宣言  1005
資料3 国連犯罪防止会議  1009
資料4 世界被害者学会  1011
資料5 各国の被害者学会と被害者学研究所  1015
資料6 犯罪被害者等基本法  1018
人名索引  1025
事項索引  1028