ヴォルフ/ヴェレンホーファー
ドイツ物権法
大場浩之/水津太郎/鳥山泰志/根本尚徳 訳
定価:10,780円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2016年11月01日
-
判型:
A5判上製 -
ページ数:
738頁 -
ISBN:
978-4-7923-2696-8
書籍購入は弊社「早稲田正門店インターネット書店」サイトでの購入となります。
内容紹介
目 次
日本語版への序文……i
序 文……iii
訳者はしがき……iv
凡 例……xix
第1章 基 礎
§1.物権法の特質と意義……1
Ⅰ.序 論……1
1.帰属権としての物権……1
2.絶対的帰属権……2
3.所有権と制限物権……3
4.所有権と占有……5
Ⅱ.物権法の構成……5
1.概 観……5
2.物権的請求権の目的……6
3.民法典第3編(物権法)の構成……7
Ⅲ.物権法の基本概念……8
1.物権の連結点としての物……8
2.構成部分と従物……10
3.用益/果実……13
Ⅳ.国際的な適用領域……13
§2.所有権の内容と種類……14
Ⅰ.所有権取得の方式……14
Ⅱ.所有権の諸権能……15
1.所有者の利用権能……15
2.第三者の排除……16
3.物権法における自由と拘束……17
Ⅲ.所有権の種類……18
1.持分による共有……18
2.合 有……19
3.信託所有権……20
Ⅳ.精神的所有権……21
Ⅴ.住居所有権……22
1.住居を目的とする特別所有権……22
2.住居所有者の共同関係……24
3.継続的居住権と一時的居住権……28
Ⅵ.所有権類似の権利としての地上権……29
§3.物権法の諸原理……31
Ⅰ.物権の類型強制あるいは個数制限……31
Ⅱ.公示原則……33
Ⅲ.特定原則……34
Ⅳ.個物原則……35
Ⅴ.分離主義と無因主義……36
第2章 占有法
§4.占 有……38
Ⅰ.占有の概念と意義……38
1.物に対する事実的支配としての占有……38
2.占有の意義……39
3.占有の機能……40
Ⅱ.直接占有の取得と喪失……42
1.占有の取得……42
2.相続人による占有取得(857条)……44
3.会社・組合による占有……45
4.占有の喪失……46
Ⅲ.占有の種類……47
1.単独占有と共同占有(866条)……47
2.一部占有(865条)……47
3.自主占有と他主占有……48
4.適法占有と不法占有……49
5.直接占有と間接占有……49
Ⅳ.占有補助者(855条)……54
1.占有補助者の概念……54
2.占有補助の意義……56
Ⅴ.占有法に関する事例研究……57
§5.占有の保護……59
Ⅰ.概 観……59
Ⅱ.実力行使権(859条、860条)……60
1.859条以下の保護目的……60
2.859条の内容と法的性質……61
3.859条の構成要件……61
Ⅲ.861条に基づく返還請求権……64
1.違法な私力による占有侵奪……64
2.請求の相手方による瑕疵ある占有(858条2項)……65
3.861条2項に基づく請求権の排除……65
4.864条に基づく、請求権の消滅……66
5.本権に基づく抗弁の排除……66
6.夫婦間における占有保護……69
Ⅳ.占有妨害に基づく請求権(862条)……70
Ⅴ.善意占有者の保護(1007条)……72
Ⅵ.不法行為法による占有の保護……74
第3章 法律行為に基づく動産所有権の取得
§6.処分行為の一般原則……82
Ⅰ.土地と動産とで異なる規律……82
Ⅱ.分離主義と無因主義……82
1.義務負担行為と処分行為……82
2.分離主義と無因主義の内容……83
3.義務負担行為が無効であった場合の巻き戻しによる清算……84
4.瑕疵の同一性……85
Ⅲ.法律行為としての処分行為……86
1.総則規定の適用……86
2.未成年者の物権的合意……87
3.行為無能力者の物権的合意……87
4.普通取引約款規定の適用……88
5.第三者のためにする物権契約……89
§7.動産の譲渡……90
Ⅰ.929条以下の概観……90
Ⅱ.929条1文に基づく譲渡……92
1.物権的合意……92
2.譲受人への引渡し……93
3.第三者を介する引渡し……94
4.合意の存続……99
5.譲渡人の権限……100
Ⅲ.929条2文に基づく譲渡……103
Ⅳ.占有改定による譲渡(929条1文・930条)……104
1.占有改定の譲渡方式の意義……104
2.占有仲介関係の合意……104
3.先行的占有改定……106
Ⅴ.返還請求権の譲渡による所有権の移転(929条1文・931条)……107
1.移転の要件……107
2.譲受人の法的地位……110
Ⅵ.共同所有権の移転……110
Ⅶ.比較法……111
§8.動産の善意取得……114
Ⅰ.法的取引の保護……114
1.利益状況……114
2.取引行為の必要性……114
3.932条以下の規定の概観……115
Ⅱ.929条1文・932条に基づく善意取得……116
Ⅲ.929条2文と932条に基づく善意取得……118
Ⅳ.占有改定の合意に基づく善意取得(929条1文・930条・933条)……119
Ⅴ.返還請求権の譲渡に基づく善意取得(929条1文・931条・934条)……121
1.934条第1事例……122
2.934条第2事例……123
Ⅵ.善 意……124
1.善意の推定……124
2.善意重過失……125
3.善意の主体……128
4.善意の内容……128
5.善意の時点……131
Ⅶ.占有離脱物……132
1.占有離脱物の例外……132
2.占有離脱物の善意取得M 2倍ダーシ例外の例外……134
Ⅷ.無権限者の再取得……135
Ⅸ.善意取得による負担からの解放(936条)……137
Ⅹ.債務法による調整……139
Ⅺ.比較法……140
第4章 法律に基づく動産所有権の取得……143
§9.加工・付合・混和……143
Ⅰ.基本原理……143
1.指導原理その1M 2倍ダーシ労働コスト……143
2.指導原理その2M 2倍ダーシ経済的一体性の維持……144
Ⅱ.950条による加工……144
1.所有権取得の要件……145
2.製造者による取得……146
Ⅲ.動産の土地との付合……149
1.付合と本質的構成部分……150
2.所有権関係……151
Ⅳ.動産の付合と混和……152
1.概 観……152
2.付 合……153
3.混 和……154
§10.権利喪失の補償……156
Ⅰ.権利継続効請求権(951条)……156
Ⅱ.不当利得返還請求権……156
1.946条以下の諸規定による権利の喪失……157
2.812条1項1文第2事例の要件……157
3.請求権の内容……158
Ⅲ.適用領域と競合問題……160
1.損害賠償請求権と費用償還請求権……160
2.契約上の請求権と給付利得の優先……161
3.占有離脱物をめぐる請求権……163
4.収去権……165
§11.産出物と構成部分の取得……166
Ⅰ.基本原理……166
1.概 観……166
2.主たる物の所有者による取得……167
3.善意の自主占有者の優先……168
Ⅱ.先占権者による取得……169
§12.その他の取得・喪失原因……170
Ⅰ.取得時効……171
Ⅱ.無主物先占……172
Ⅲ.遺失物拾得……173
Ⅳ.債務証書の所有権……174
1.非独立型証書……174
2.無記名証券と指図証券……175
第5章 動産担保権……176
§13.担保権の意義と機能……176
Ⅰ.与信の経済的様態……176
1.与信の目的……176
2.与信者……177
Ⅱ.担保の種類……177
1.人的信用……177
2.物的信用……178
§14.所有権留保……179
Ⅰ.基 礎……179
1.所有権留保の概念……179
2.所有権留保の合意の有効性……180
3.債務法上の取扱い……183
Ⅱ.買主の期待権……184
1.概 念……184
2.中間処分に対する買主の保護……185
3.売買代金債権への従属性……188
4.期待権の第一取得〔買主による期待権の取得〕……188
5.占有権原としての期待権……189
6.期待権の保護……191
7.売主の法的地位……193
Ⅲ.期待権の移転(第二取得)……194
1.929条以下の諸規定の類推適用による移転……194
2.期待権取得者の法的地位……195
3.二重の期待権……197
4.期待権の善意取得……198
Ⅳ.差押えと執行……201
1.期待権の差押え……201
2.留保買主の倒産……202
3.留保所有権に対する執行……203
Ⅴ.延長された所有権留保と転譲渡……204
1.序……204
2.転譲渡授権……206
3.転譲渡の諸形式……208
4.売買代金債権の先行債権譲渡……209
5.先行債権譲渡と包括債権譲渡……213
6.先行債権譲渡とファクタリング譲渡……219
Ⅵ.延長された所有権留保と再加工……223
1.加工条項……223
2.〔他人の土地への〕据え付けをめぐる法状況……227
Ⅶ.拡大された所有権留保……227
1.概 念……227
2.許容性……228
3.拡大された所有権留保の特殊型:コンツェルン留保……228
4.法的効果……229
Ⅶ.比較法……229
§15.譲渡担保……233
Ⅰ.基 礎……233
Ⅱ.担保のためにする権利移転……234
1.物権的合意……235
2.代替的引渡し……236
3.特定原則の遵守……237
4.処分権……238
Ⅲ.担保契約……244
1.概 観……244
2.譲渡担保設定者の義務……245
3.譲渡担保権者の義務……245
Ⅳ.担保契約の良俗違反性……247
1.利益状況……247
2.桎 梏……248
3.債権者の不利益……248
4.良俗違反の法律効果……251
Ⅴ.差押えと執行……251
1.譲渡担保設定者側の債権者による摑取……251
2.譲渡担保権者側の債権者による摑取……252
Ⅵ.債権譲渡担保……252
1.概 念……252
2.有効要件……253
Ⅶ.比較法……254
§16.質 権……256
Ⅰ.概念と意義……256
1.概 念……256
2.質権の種類……257
3.取引における意義……258
Ⅱ.法律行為による動産質権の設定……258
1.物権的合意……259
2.被担保債権の存在……260
3.引渡し……260
4.設定者の処分権限……262
5.法的効果……262
Ⅲ.質権の移転……265
1.債権譲渡による取得……265
2.存在しない質権の善意による第二取得……266
Ⅳ.質権の換価と消滅……267
1.動産質権の換価……267
2.質権の消滅……268
3.複数人の担保提供者の併存……269
Ⅴ.権利質権……270
1.質権の設定……270
2.質権の実行期前における法律関係……271
3.質権の実行期後における法律状態……272
Ⅵ.法定質権……272
1.成 立……272
2.善意取得の不成立……273
Ⅶ.比較法……276
第6章 土地に関する権利の得喪……280
§17.土地所有権の移転と負担設定……280
Ⅰ.はじめに……280
Ⅱ.873条の適用範囲……281
Ⅲ.873条の要件……282
1.物権的合意……283
2.未成年者との物権的合意の特殊性……286
3.物権的合意の無方式の原則……287
4.アウフラッスンクの方式……287
5.合意の存続……289
6.登 記……290
7.処分者の権限……290
Ⅳ.土地登記簿と登記手続……291
1.物権の記録……291
2.登記可能な権利主体……292
3.土地登記簿とその区分……293
4.土地登記簿の閲覧……294
5.登記手続……295
Ⅴ.登記前の取得者の法的地位……299
1.物権的合意の拘束力……299
2.処分制限の無害化(878条)……300
3.アウフラッスンクの期待……302
Ⅵ.比較法……307
§18.仮登記……309
Ⅰ.仮登記の意義……309
Ⅱ.仮登記の要件……310
1.請求権の保全……311
2.仮登記の許諾……315
3.許諾者の権限……316
4.仮登記の設定と「再利用」……316
Ⅲ.仮登記の効果……318
1.保全効……318
2.順位効……323
3.完全効……323
4.985条以下の類推適用……324
Ⅳ.仮登記の移転……325
Ⅴ.仮登記の法的性質……326
Ⅵ.物権的先買権……326
§19.土地登記簿の公信力……329
Ⅰ.891条による真正性の推定……329
Ⅱ.土地の権利の善意取得……330
1.土地登記簿の公信力……330
2.892条の適用範囲……331
3.善意取得の要件……335
4.善意取得の効果……342
5.仮登記の善意取得……343
6.登記された民法典上の組合からの善意取得……347
Ⅲ.比較法……353
§20.土地登記簿の訂正……355
Ⅰ.不真正の土地登記簿……355
Ⅱ.土地登記簿の訂正請求権……356
1.土地登記簿の不真正……357
2.請求権者……358
3.義務者……359
4.抗弁の検討……359
5.請求権競合……361
Ⅲ.公文書に基づく訂正……361
Ⅳ.法律に基づく訂正……362
第7章 所有者・占有者関係……363
§21.所有権に基づく返還請求権……363
Ⅰ.所有権の保護……363
1.防御請求権……363
2.補償請求権……364
3.985条以下の諸規則……364
Ⅱ.985条に基づく返還請求権……365
1.概 観……365
2.請求者の所有権……366
3.請求の相手方による占有……370
4.占有権原の不存在……372
5.消滅時効……378
6.法的効果:返還……379
7.請求権の競合関係……380
§22.利益返還請求権および損害賠償請求権……383
Ⅰ.総 論……383
1.987条以下の保護目的……383
2.要件としての返還請求可能状態……385
3.訴訟係属……385
4.悪 意……386
Ⅱ.利益返還請求権……394
1.987条1項に基づく請求権……394
2.987条2項に基づく請求権……398
3.988条に基づく利益返還請求権……399
4.果実の過剰取得が行われた場合における拡張された請求権……403
5.善意占有者の保護……403
Ⅲ.損害賠償請求権……404
1.訴訟係属または悪意の場合における989条、990条1項に基づく責任……404
2.991条2項に基づく占有仲介者の責任……408
3.992条、823条以下に基づく責任……412
Ⅳ.適用範囲と競合関係……414
1.987条以下による遮断効……414
2.契約に基づく請求権……414
3.契約終了後の請求権……415
4.占有物不返還に基づく損害賠償請求権……417
5.241a条による987条以下の排除……418
6.987条以下の諸規定と不法行為法との関係……419
7.987条以下と812条以下との関係……421
§23.費用償還請求権……424
Ⅰ.費用という概念……424
Ⅱ.必要費の償還……426
1.訴訟係属前または悪意となる前に行われた支出……426
2.訴訟係属以後または悪意となった時点以後に行われた支出……428
Ⅲ.有益費の償還……429
1.996条所定の請求権の発生要件……429
2.狭い支出概念と広い支出概念……430
Ⅳ.費用償還請求権の主張……431
1.所有者による追認または占有回復の後にのみ許される自由な権利主張……432
2.権利承継人による主張と権利承継人に対する主張……433
3.占有者の履行拒絶権行使に伴う主張……433
Ⅴ.収去権……434
Ⅵ.適用範囲と他の規範との競合……435
1.契約上の請求権との関係……435
2.不当利得返還請求権との関係……442
第8章 所有権妨害除去請求権と相隣法……445
§24.不作為請求権と妨害排除請求権……445
Ⅰ.序……445
Ⅱ.1004条に基づく請求権の発生要件……446
1.請求者の所有権……446
2.所有権に対する侵害……447
3.請求の相手方が侵害者であること……454
4.侵害の違法性……460
5.所有者に受忍義務が存しないこと……460
Ⅲ.効果:不作為および妨害排除の請求……464
1.不作為請求権……464
2.妨害排除請求権……464
3.1004条の適用範囲の拡大……473
§25.私法上の受忍義務 M 2倍ダーシ相隣法M 2倍ダーシ……474
Ⅰ.序……474
1.私法としての相隣法と公法としての相隣法……474
2.相隣法の適用範囲……475
3.相隣共同体関係……476
Ⅱ.インミッシオンからの保護(906条)……477
1.インミッシオンの概念……478
2.インミッシオンの受忍義務……479
3.906条2項2文に基づく補償請求権……483
4.インミッシオンの累積……487
Ⅲ.906条2項2文の類推適用……488
1.規律の欠缺 M 2倍ダーシその概観M 2倍ダーシ……488
2.重いインミッシオンおよびその他の作用への906条2項2文の適用……489
3.妨害除去が不可能である場合……490
4.その他の請求権……500
Ⅳ.越境建築(912条)……500
1.許される越境建築と許されない越境建築……501
2.受益者である所有者と受忍義務を負う所有者……505
Ⅴ.囲繞地通行路(917条)……507
Ⅵ.その他の相隣関係上の規定……508
第9章 土地質権……510
§26.土地質権の概観……510
Ⅰ.土地質権の種類と社会的意義……510
1.抵当権、土地債務および定期土地債務……510
2.土地質権の意義……511
Ⅱ.土地質権による担保……512
1.担保貸付限度……512
2.順 位……513
Ⅲ.換価権としての土地質権……514
1.緒 論……514
2.換価の要件……515
3.換価の方式……516
Ⅳ.責任の対象……517
1.土地に準じる権利……517
2.共同責任の対象としての動産と権利……518
3.共同責任の対象の換価……520
4.免 責……521
Ⅴ.土地質権の保護……524
Ⅵ.物的負担……525
Ⅶ.比較法……525
§27.抵当権……528
Ⅰ.抵当権の設定……528
1.基 礎……528
2.証券抵当権の設定……529
3.登記抵当権の設定……531
4.抵当権の第一善意取得……531
Ⅱ.付従性の原則……532
1.債権の存在への依存……532
2.債権の内容への依存……534
Ⅲ.抗弁と抗弁権……534
1.抗 弁……534
2.抗弁権……535
Ⅳ.債権者に対する支払の法的効果……538
1.債権者の任意の満足……538
2.事案類型……538
3.共同抵当権の特殊性……541
Ⅴ.債権および抵当権の移転……542
1.債権の譲渡……542
2.債権譲渡の方式……542
3.譲渡権限……543
4.抵当権の被担保債権が譲渡された場合の法的効果……544
Ⅵ.担当権の第二善意取得……546
1.債権が存在する場合の善意取得……546
2.債権が存在しない場合の善意取得……550
3.二重の瑕疵……551
4.債権と抵当権の分離……551
Ⅶ.抹消仮登記と抹消……554
1.法定抹消請求権……554
2.約定抹消請求権……555
Ⅷ.抵当権の種類……556
1.共同抵当権と単独抵当権……556
2.他主抵当権と所有者抵当権……556
3.流通抵当権と保全抵当権……556
4.最高額抵当権……557
§28.土地債務……558
Ⅰ.概念・設定・移転……558
1.概 念……558
2.登記土地債務の設定……559
3.証券土地債務の設定……560
4.土地債務の譲渡……561
5.所有者の抗弁および抗弁権……562
Ⅱ.土地債務に対する支払……563
1.債務者または所有者による支払……563
2.第三者による支払……564
3.抹消請求権……565
Ⅲ.保全土地債務……565
1.保全土地債務の特徴……565
2.担保契約……566
3.土地債務権者に対する支払の法的効果……572
4.担保契約に基づく抗弁権……573
5.土地債務と債権の譲渡……575
6.債務者と所有者の不一致……583
7.復帰的移転請求権の財産価値……586
第10章 利用権……589
§29.役 権……589
Ⅰ.役権と用益権との違い・役権の種類……589
1.地役権……589
2.制限的人役権……590
3.所有者役権……590
Ⅱ.役権の設定……591
Ⅲ.役権の内容……591
1.個別的な用益……591
2.個々の行為の禁止……592
3.権利行使の除外……594
4.物的な便益と個人的な必要性……594
5.状況の変化……595
6.法定債務関係……596
Ⅳ.役権の保護……597
§30.用益権……598
Ⅰ.適用領域……598
1.用益権の対象……598
2.実際上の意義……598
Ⅱ.用益権の設定……599
Ⅲ.用益権者の権限……599
1.物の用益……600
2.権利の用益……601
Ⅳ.用益権者の保護……602
条文資料……603
索 引……660
日本語版への序文……i
序 文……iii
訳者はしがき……iv
凡 例……xix
第1章 基 礎
§1.物権法の特質と意義……1
Ⅰ.序 論……1
1.帰属権としての物権……1
2.絶対的帰属権……2
3.所有権と制限物権……3
4.所有権と占有……5
Ⅱ.物権法の構成……5
1.概 観……5
2.物権的請求権の目的……6
3.民法典第3編(物権法)の構成……7
Ⅲ.物権法の基本概念……8
1.物権の連結点としての物……8
2.構成部分と従物……10
3.用益/果実……13
Ⅳ.国際的な適用領域……13
§2.所有権の内容と種類……14
Ⅰ.所有権取得の方式……14
Ⅱ.所有権の諸権能……15
1.所有者の利用権能……15
2.第三者の排除……16
3.物権法における自由と拘束……17
Ⅲ.所有権の種類……18
1.持分による共有……18
2.合 有……19
3.信託所有権……20
Ⅳ.精神的所有権……21
Ⅴ.住居所有権……22
1.住居を目的とする特別所有権……22
2.住居所有者の共同関係……24
3.継続的居住権と一時的居住権……28
Ⅵ.所有権類似の権利としての地上権……29
§3.物権法の諸原理……31
Ⅰ.物権の類型強制あるいは個数制限……31
Ⅱ.公示原則……33
Ⅲ.特定原則……34
Ⅳ.個物原則……35
Ⅴ.分離主義と無因主義……36
第2章 占有法
§4.占 有……38
Ⅰ.占有の概念と意義……38
1.物に対する事実的支配としての占有……38
2.占有の意義……39
3.占有の機能……40
Ⅱ.直接占有の取得と喪失……42
1.占有の取得……42
2.相続人による占有取得(857条)……44
3.会社・組合による占有……45
4.占有の喪失……46
Ⅲ.占有の種類……47
1.単独占有と共同占有(866条)……47
2.一部占有(865条)……47
3.自主占有と他主占有……48
4.適法占有と不法占有……49
5.直接占有と間接占有……49
Ⅳ.占有補助者(855条)……54
1.占有補助者の概念……54
2.占有補助の意義……56
Ⅴ.占有法に関する事例研究……57
§5.占有の保護……59
Ⅰ.概 観……59
Ⅱ.実力行使権(859条、860条)……60
1.859条以下の保護目的……60
2.859条の内容と法的性質……61
3.859条の構成要件……61
Ⅲ.861条に基づく返還請求権……64
1.違法な私力による占有侵奪……64
2.請求の相手方による瑕疵ある占有(858条2項)……65
3.861条2項に基づく請求権の排除……65
4.864条に基づく、請求権の消滅……66
5.本権に基づく抗弁の排除……66
6.夫婦間における占有保護……69
Ⅳ.占有妨害に基づく請求権(862条)……70
Ⅴ.善意占有者の保護(1007条)……72
Ⅵ.不法行為法による占有の保護……74
第3章 法律行為に基づく動産所有権の取得
§6.処分行為の一般原則……82
Ⅰ.土地と動産とで異なる規律……82
Ⅱ.分離主義と無因主義……82
1.義務負担行為と処分行為……82
2.分離主義と無因主義の内容……83
3.義務負担行為が無効であった場合の巻き戻しによる清算……84
4.瑕疵の同一性……85
Ⅲ.法律行為としての処分行為……86
1.総則規定の適用……86
2.未成年者の物権的合意……87
3.行為無能力者の物権的合意……87
4.普通取引約款規定の適用……88
5.第三者のためにする物権契約……89
§7.動産の譲渡……90
Ⅰ.929条以下の概観……90
Ⅱ.929条1文に基づく譲渡……92
1.物権的合意……92
2.譲受人への引渡し……93
3.第三者を介する引渡し……94
4.合意の存続……99
5.譲渡人の権限……100
Ⅲ.929条2文に基づく譲渡……103
Ⅳ.占有改定による譲渡(929条1文・930条)……104
1.占有改定の譲渡方式の意義……104
2.占有仲介関係の合意……104
3.先行的占有改定……106
Ⅴ.返還請求権の譲渡による所有権の移転(929条1文・931条)……107
1.移転の要件……107
2.譲受人の法的地位……110
Ⅵ.共同所有権の移転……110
Ⅶ.比較法……111
§8.動産の善意取得……114
Ⅰ.法的取引の保護……114
1.利益状況……114
2.取引行為の必要性……114
3.932条以下の規定の概観……115
Ⅱ.929条1文・932条に基づく善意取得……116
Ⅲ.929条2文と932条に基づく善意取得……118
Ⅳ.占有改定の合意に基づく善意取得(929条1文・930条・933条)……119
Ⅴ.返還請求権の譲渡に基づく善意取得(929条1文・931条・934条)……121
1.934条第1事例……122
2.934条第2事例……123
Ⅵ.善 意……124
1.善意の推定……124
2.善意重過失……125
3.善意の主体……128
4.善意の内容……128
5.善意の時点……131
Ⅶ.占有離脱物……132
1.占有離脱物の例外……132
2.占有離脱物の善意取得M 2倍ダーシ例外の例外……134
Ⅷ.無権限者の再取得……135
Ⅸ.善意取得による負担からの解放(936条)……137
Ⅹ.債務法による調整……139
Ⅺ.比較法……140
第4章 法律に基づく動産所有権の取得……143
§9.加工・付合・混和……143
Ⅰ.基本原理……143
1.指導原理その1M 2倍ダーシ労働コスト……143
2.指導原理その2M 2倍ダーシ経済的一体性の維持……144
Ⅱ.950条による加工……144
1.所有権取得の要件……145
2.製造者による取得……146
Ⅲ.動産の土地との付合……149
1.付合と本質的構成部分……150
2.所有権関係……151
Ⅳ.動産の付合と混和……152
1.概 観……152
2.付 合……153
3.混 和……154
§10.権利喪失の補償……156
Ⅰ.権利継続効請求権(951条)……156
Ⅱ.不当利得返還請求権……156
1.946条以下の諸規定による権利の喪失……157
2.812条1項1文第2事例の要件……157
3.請求権の内容……158
Ⅲ.適用領域と競合問題……160
1.損害賠償請求権と費用償還請求権……160
2.契約上の請求権と給付利得の優先……161
3.占有離脱物をめぐる請求権……163
4.収去権……165
§11.産出物と構成部分の取得……166
Ⅰ.基本原理……166
1.概 観……166
2.主たる物の所有者による取得……167
3.善意の自主占有者の優先……168
Ⅱ.先占権者による取得……169
§12.その他の取得・喪失原因……170
Ⅰ.取得時効……171
Ⅱ.無主物先占……172
Ⅲ.遺失物拾得……173
Ⅳ.債務証書の所有権……174
1.非独立型証書……174
2.無記名証券と指図証券……175
第5章 動産担保権……176
§13.担保権の意義と機能……176
Ⅰ.与信の経済的様態……176
1.与信の目的……176
2.与信者……177
Ⅱ.担保の種類……177
1.人的信用……177
2.物的信用……178
§14.所有権留保……179
Ⅰ.基 礎……179
1.所有権留保の概念……179
2.所有権留保の合意の有効性……180
3.債務法上の取扱い……183
Ⅱ.買主の期待権……184
1.概 念……184
2.中間処分に対する買主の保護……185
3.売買代金債権への従属性……188
4.期待権の第一取得〔買主による期待権の取得〕……188
5.占有権原としての期待権……189
6.期待権の保護……191
7.売主の法的地位……193
Ⅲ.期待権の移転(第二取得)……194
1.929条以下の諸規定の類推適用による移転……194
2.期待権取得者の法的地位……195
3.二重の期待権……197
4.期待権の善意取得……198
Ⅳ.差押えと執行……201
1.期待権の差押え……201
2.留保買主の倒産……202
3.留保所有権に対する執行……203
Ⅴ.延長された所有権留保と転譲渡……204
1.序……204
2.転譲渡授権……206
3.転譲渡の諸形式……208
4.売買代金債権の先行債権譲渡……209
5.先行債権譲渡と包括債権譲渡……213
6.先行債権譲渡とファクタリング譲渡……219
Ⅵ.延長された所有権留保と再加工……223
1.加工条項……223
2.〔他人の土地への〕据え付けをめぐる法状況……227
Ⅶ.拡大された所有権留保……227
1.概 念……227
2.許容性……228
3.拡大された所有権留保の特殊型:コンツェルン留保……228
4.法的効果……229
Ⅶ.比較法……229
§15.譲渡担保……233
Ⅰ.基 礎……233
Ⅱ.担保のためにする権利移転……234
1.物権的合意……235
2.代替的引渡し……236
3.特定原則の遵守……237
4.処分権……238
Ⅲ.担保契約……244
1.概 観……244
2.譲渡担保設定者の義務……245
3.譲渡担保権者の義務……245
Ⅳ.担保契約の良俗違反性……247
1.利益状況……247
2.桎 梏……248
3.債権者の不利益……248
4.良俗違反の法律効果……251
Ⅴ.差押えと執行……251
1.譲渡担保設定者側の債権者による摑取……251
2.譲渡担保権者側の債権者による摑取……252
Ⅵ.債権譲渡担保……252
1.概 念……252
2.有効要件……253
Ⅶ.比較法……254
§16.質 権……256
Ⅰ.概念と意義……256
1.概 念……256
2.質権の種類……257
3.取引における意義……258
Ⅱ.法律行為による動産質権の設定……258
1.物権的合意……259
2.被担保債権の存在……260
3.引渡し……260
4.設定者の処分権限……262
5.法的効果……262
Ⅲ.質権の移転……265
1.債権譲渡による取得……265
2.存在しない質権の善意による第二取得……266
Ⅳ.質権の換価と消滅……267
1.動産質権の換価……267
2.質権の消滅……268
3.複数人の担保提供者の併存……269
Ⅴ.権利質権……270
1.質権の設定……270
2.質権の実行期前における法律関係……271
3.質権の実行期後における法律状態……272
Ⅵ.法定質権……272
1.成 立……272
2.善意取得の不成立……273
Ⅶ.比較法……276
第6章 土地に関する権利の得喪……280
§17.土地所有権の移転と負担設定……280
Ⅰ.はじめに……280
Ⅱ.873条の適用範囲……281
Ⅲ.873条の要件……282
1.物権的合意……283
2.未成年者との物権的合意の特殊性……286
3.物権的合意の無方式の原則……287
4.アウフラッスンクの方式……287
5.合意の存続……289
6.登 記……290
7.処分者の権限……290
Ⅳ.土地登記簿と登記手続……291
1.物権の記録……291
2.登記可能な権利主体……292
3.土地登記簿とその区分……293
4.土地登記簿の閲覧……294
5.登記手続……295
Ⅴ.登記前の取得者の法的地位……299
1.物権的合意の拘束力……299
2.処分制限の無害化(878条)……300
3.アウフラッスンクの期待……302
Ⅵ.比較法……307
§18.仮登記……309
Ⅰ.仮登記の意義……309
Ⅱ.仮登記の要件……310
1.請求権の保全……311
2.仮登記の許諾……315
3.許諾者の権限……316
4.仮登記の設定と「再利用」……316
Ⅲ.仮登記の効果……318
1.保全効……318
2.順位効……323
3.完全効……323
4.985条以下の類推適用……324
Ⅳ.仮登記の移転……325
Ⅴ.仮登記の法的性質……326
Ⅵ.物権的先買権……326
§19.土地登記簿の公信力……329
Ⅰ.891条による真正性の推定……329
Ⅱ.土地の権利の善意取得……330
1.土地登記簿の公信力……330
2.892条の適用範囲……331
3.善意取得の要件……335
4.善意取得の効果……342
5.仮登記の善意取得……343
6.登記された民法典上の組合からの善意取得……347
Ⅲ.比較法……353
§20.土地登記簿の訂正……355
Ⅰ.不真正の土地登記簿……355
Ⅱ.土地登記簿の訂正請求権……356
1.土地登記簿の不真正……357
2.請求権者……358
3.義務者……359
4.抗弁の検討……359
5.請求権競合……361
Ⅲ.公文書に基づく訂正……361
Ⅳ.法律に基づく訂正……362
第7章 所有者・占有者関係……363
§21.所有権に基づく返還請求権……363
Ⅰ.所有権の保護……363
1.防御請求権……363
2.補償請求権……364
3.985条以下の諸規則……364
Ⅱ.985条に基づく返還請求権……365
1.概 観……365
2.請求者の所有権……366
3.請求の相手方による占有……370
4.占有権原の不存在……372
5.消滅時効……378
6.法的効果:返還……379
7.請求権の競合関係……380
§22.利益返還請求権および損害賠償請求権……383
Ⅰ.総 論……383
1.987条以下の保護目的……383
2.要件としての返還請求可能状態……385
3.訴訟係属……385
4.悪 意……386
Ⅱ.利益返還請求権……394
1.987条1項に基づく請求権……394
2.987条2項に基づく請求権……398
3.988条に基づく利益返還請求権……399
4.果実の過剰取得が行われた場合における拡張された請求権……403
5.善意占有者の保護……403
Ⅲ.損害賠償請求権……404
1.訴訟係属または悪意の場合における989条、990条1項に基づく責任……404
2.991条2項に基づく占有仲介者の責任……408
3.992条、823条以下に基づく責任……412
Ⅳ.適用範囲と競合関係……414
1.987条以下による遮断効……414
2.契約に基づく請求権……414
3.契約終了後の請求権……415
4.占有物不返還に基づく損害賠償請求権……417
5.241a条による987条以下の排除……418
6.987条以下の諸規定と不法行為法との関係……419
7.987条以下と812条以下との関係……421
§23.費用償還請求権……424
Ⅰ.費用という概念……424
Ⅱ.必要費の償還……426
1.訴訟係属前または悪意となる前に行われた支出……426
2.訴訟係属以後または悪意となった時点以後に行われた支出……428
Ⅲ.有益費の償還……429
1.996条所定の請求権の発生要件……429
2.狭い支出概念と広い支出概念……430
Ⅳ.費用償還請求権の主張……431
1.所有者による追認または占有回復の後にのみ許される自由な権利主張……432
2.権利承継人による主張と権利承継人に対する主張……433
3.占有者の履行拒絶権行使に伴う主張……433
Ⅴ.収去権……434
Ⅵ.適用範囲と他の規範との競合……435
1.契約上の請求権との関係……435
2.不当利得返還請求権との関係……442
第8章 所有権妨害除去請求権と相隣法……445
§24.不作為請求権と妨害排除請求権……445
Ⅰ.序……445
Ⅱ.1004条に基づく請求権の発生要件……446
1.請求者の所有権……446
2.所有権に対する侵害……447
3.請求の相手方が侵害者であること……454
4.侵害の違法性……460
5.所有者に受忍義務が存しないこと……460
Ⅲ.効果:不作為および妨害排除の請求……464
1.不作為請求権……464
2.妨害排除請求権……464
3.1004条の適用範囲の拡大……473
§25.私法上の受忍義務 M 2倍ダーシ相隣法M 2倍ダーシ……474
Ⅰ.序……474
1.私法としての相隣法と公法としての相隣法……474
2.相隣法の適用範囲……475
3.相隣共同体関係……476
Ⅱ.インミッシオンからの保護(906条)……477
1.インミッシオンの概念……478
2.インミッシオンの受忍義務……479
3.906条2項2文に基づく補償請求権……483
4.インミッシオンの累積……487
Ⅲ.906条2項2文の類推適用……488
1.規律の欠缺 M 2倍ダーシその概観M 2倍ダーシ……488
2.重いインミッシオンおよびその他の作用への906条2項2文の適用……489
3.妨害除去が不可能である場合……490
4.その他の請求権……500
Ⅳ.越境建築(912条)……500
1.許される越境建築と許されない越境建築……501
2.受益者である所有者と受忍義務を負う所有者……505
Ⅴ.囲繞地通行路(917条)……507
Ⅵ.その他の相隣関係上の規定……508
第9章 土地質権……510
§26.土地質権の概観……510
Ⅰ.土地質権の種類と社会的意義……510
1.抵当権、土地債務および定期土地債務……510
2.土地質権の意義……511
Ⅱ.土地質権による担保……512
1.担保貸付限度……512
2.順 位……513
Ⅲ.換価権としての土地質権……514
1.緒 論……514
2.換価の要件……515
3.換価の方式……516
Ⅳ.責任の対象……517
1.土地に準じる権利……517
2.共同責任の対象としての動産と権利……518
3.共同責任の対象の換価……520
4.免 責……521
Ⅴ.土地質権の保護……524
Ⅵ.物的負担……525
Ⅶ.比較法……525
§27.抵当権……528
Ⅰ.抵当権の設定……528
1.基 礎……528
2.証券抵当権の設定……529
3.登記抵当権の設定……531
4.抵当権の第一善意取得……531
Ⅱ.付従性の原則……532
1.債権の存在への依存……532
2.債権の内容への依存……534
Ⅲ.抗弁と抗弁権……534
1.抗 弁……534
2.抗弁権……535
Ⅳ.債権者に対する支払の法的効果……538
1.債権者の任意の満足……538
2.事案類型……538
3.共同抵当権の特殊性……541
Ⅴ.債権および抵当権の移転……542
1.債権の譲渡……542
2.債権譲渡の方式……542
3.譲渡権限……543
4.抵当権の被担保債権が譲渡された場合の法的効果……544
Ⅵ.担当権の第二善意取得……546
1.債権が存在する場合の善意取得……546
2.債権が存在しない場合の善意取得……550
3.二重の瑕疵……551
4.債権と抵当権の分離……551
Ⅶ.抹消仮登記と抹消……554
1.法定抹消請求権……554
2.約定抹消請求権……555
Ⅷ.抵当権の種類……556
1.共同抵当権と単独抵当権……556
2.他主抵当権と所有者抵当権……556
3.流通抵当権と保全抵当権……556
4.最高額抵当権……557
§28.土地債務……558
Ⅰ.概念・設定・移転……558
1.概 念……558
2.登記土地債務の設定……559
3.証券土地債務の設定……560
4.土地債務の譲渡……561
5.所有者の抗弁および抗弁権……562
Ⅱ.土地債務に対する支払……563
1.債務者または所有者による支払……563
2.第三者による支払……564
3.抹消請求権……565
Ⅲ.保全土地債務……565
1.保全土地債務の特徴……565
2.担保契約……566
3.土地債務権者に対する支払の法的効果……572
4.担保契約に基づく抗弁権……573
5.土地債務と債権の譲渡……575
6.債務者と所有者の不一致……583
7.復帰的移転請求権の財産価値……586
第10章 利用権……589
§29.役 権……589
Ⅰ.役権と用益権との違い・役権の種類……589
1.地役権……589
2.制限的人役権……590
3.所有者役権……590
Ⅱ.役権の設定……591
Ⅲ.役権の内容……591
1.個別的な用益……591
2.個々の行為の禁止……592
3.権利行使の除外……594
4.物的な便益と個人的な必要性……594
5.状況の変化……595
6.法定債務関係……596
Ⅳ.役権の保護……597
§30.用益権……598
Ⅰ.適用領域……598
1.用益権の対象……598
2.実際上の意義……598
Ⅱ.用益権の設定……599
Ⅲ.用益権者の権限……599
1.物の用益……600
2.権利の用益……601
Ⅳ.用益権者の保護……602
条文資料……603
索 引……660