法制史學會年報 ( 二〇一七年 )
法制史研究 67
法制史學會 編
定価:11,000円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2018年03月30日
-
判型:
A5判 -
ページ数:
660頁 -
ISBN:
978-4-7923-9271-0
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内容紹介
目 次
論説
穂積重遠の「親権」論――児童虐待防止法の実現に向けた原胤昭との協同――小 沢 奈 々…… 一
平田小六の農民小説に描かれた組合に関する法的考察頼 松 瑞 生…… 五三
役所と「地方」の間
――清代モンゴルのオトグ旗における社会構造と裁判実態――額 定 其 労…… 一〇三
二〇世紀初頭ライタ川以西における「非弁護士」試論
――オーストリア司法省文書を手がかりとして上 田 理恵子…… 一六一
《シンポジウム》
ヤマト政権=前方後円墳時代の国制とジェンダー
――考古学との協同による、人的身分制的統合秩序の比較研究の試み――
報告
企画趣旨説明水 林 彪…… 二〇三
前方後円墳国家論広 瀬 和 雄…… 二一〇
古墳時代の首長位継承――女性首長論を中心に清 家 章…… 二二三
広瀬・清家両報告に学ぶ
――ヤマト政権=前方後円墳時代の国制像の革新水 林 彪…… 二三七
コメント
「水林氏報告 ヤマト政権=前方後円墳時代の国制像の革新」によせて大久保 徹也…… 二七一
日本古代女性史からのコメント――父系化の画期とその意義義 江 明 子…… 二八五
中国古代史からのコメント籾 山 明…… 二九三
西洋法制史からのコメント田 口 正 樹…… 三〇二
書評
岩谷十郎編 再帰する法文化藤 本 幸 二…… 三〇九
伊集院葉子 日本古代女官の研究渡 部 育 子…… 三一四
近 藤 成 一 鎌倉時代政治構造の研究新 田 一 郎…… 三一九
木 村 英 一 鎌倉時代公武関係と六波羅探題佐 藤 雄 基…… 三二四
長谷川裕子 戦国期の地域権力と惣国一揆河 野 恵 一…… 三三〇
藤 田 覚 編 幕藩制国家の政治構造杉 本 史 子…… 三三六
国文学研究
資料館編 近世大名のアーカイブズ資源研究――松代藩・真田家をめぐって――安 高 啓 明…… 三四二
霞 信 彦 明治初期伺・指令裁判体制の研究大 平 祐 一…… 三四七
新 井 勉 大逆罪・内乱罪の研究兒 玉 圭 司…… 三五二
小 林 宏 令集解のなかの義解学――伴記の法解釈を中心として――
同 異質令集解のなかの義解学――「私」の法解釈を中心として――荊 木 美 行…… 三五七
山 本 康 司 南北朝期室町幕府の恩賞方と仁政方山 田 徹…… 三六一
島 津 毅 中世京都における葬送と清水坂非人高 谷 知 佳…… 三六三
松園潤一朗 鎌倉幕府の知行保護法制――知行保持訴訟と外題安堵法の運用を中心に――神 野 潔…… 三六五
竪 月 基 鎮西探題の評定に関する一考察松園 潤一朗…… 三六七
谷 徹 也 豊臣政権の「喧嘩停止」と畿内・近国社会畠 山 亮…… 三六九
小 野 博 司 近代法の翻訳者たち(1)――山脇玄と守屋善兵衛――
同 近代法の翻訳者たち(2)――制度取調局御用掛の研究――
同 緒方重三郎の生涯――近代法の翻訳者たち(2)補論――小 沢 奈 々…… 三七二
久保田 哲 伊藤博文における「勅令」――憲法調査、公文式、明治憲法を通じて――山 口 亮 介…… 三七五
源 川 真 希 戦時期日本の憲法・立憲主義・政治――国家総動員法・大政翼賛会をめぐって出 口 雄 一…… 三七八
瀧 井 一 博 日本憲法史における伊藤博文の遺産小 澤 隆 司…… 三八一
山 本 英 史 赴任する知県 清代の地方行政官とその人間環境喜 多 三 佳…… 三八三
下 倉 渉 ある女性の告発をめぐって
――岳麓書院蔵秦簡「識劫 案」に現れたる奴隷および「舎人」「里単」――鈴 木 直 美…… 三八七
赤城美恵子 清朝前期における熱審について高 遠 拓 児…… 三八九
田口宏二朗 登記の時代――国民政府期、南京の不動産登記事業(一九二七―三七)研究序説森 田 成 満…… 三九一
川 西 裕 也 朝鮮時代における文書の破棄と再利用黨 武 彦…… 三九三
岡崎まゆみ 植民地期朝鮮の談合入札有罪判決に関する考察
――司法判断における内鮮間の関係性をめぐって――小 野 博 司…… 三九五
西 田 彰 一 一九〇〇年代における筧克彦の思想
同 植民地における筧克彦の活動について――満州を中心に――坂 井 大 輔…… 三九八
王 長 青 清代初期のモンゴル法のあり方とその適用――バーリン旗の事例を手がかりに――萩 原 守…… 四〇一
五十嵐 清 ヨーロッパ私法への道――現代大陸法への歴史的入門齋 藤 哲 志…… 四〇四
U. Manthe, S. Nishimura u. M. Igimi (hrsg.), Aus der Werkstatt romischer Juristen.
Vortrage der Europaisch-Ostasiatischen Tagung 2013 in Fukuoka林 信 夫…… 四〇八
新 保 良 明 古代ローマ帝国の官僚と行政:小さな政府と都市島 田 誠…… 四一四
ニタルト著、
岩村清太訳 カロリング帝国の統一と分割――「ニタルトの歴史四巻」――木 下 憲 治…… 四一九
中 谷 功 治 テマ反乱とビザンツ帝国――コンスタンティノープル政府と地方軍団大 月 康 弘…… 四二四
中 谷 惣 訴える人びと――イタリア中世都市の司法と政治髙 田 京比子…… 四二九
藤井美男編 ブルゴーニュ国家の形成と変容――権力・制度・文化渡 辺 節 夫…… 四三四
出 雲 孝 ボワソナードと近世自然法論における所有権論宮 坂 渉…… 四三九
プーフェンドルフ著・前田俊文訳 自然法にもとづく人間と市民の義務出 雲 孝…… 四四五
屋 敷 二 郎 フリードリヒ大王:祖国と寛容鈴 木 直 志…… 四五〇
松 本 尚 子 ホイマン『ドイツ・ポリツァイ法事始』と近世末期ドイツの諸国家学海老原 明夫…… 四五五
鈴 木 正 裕 近代民事訴訟法史・オーストリア上 田 理恵子…… 四六一
初 宿 正 典 カール・シュミットと五人のユダヤ人法学者阿 部 和 文…… 四六七
足立公志朗 フランスにおける信託的補充指定の歴史的考察(一)~(五・完)吉 村 朋 代…… 四七二
若曽根健治 中世都市の裁判と「真実」の問題――シュトラースブルク都市法から田 口 正 樹…… 四七四
市 原 靖 久 法律家・神学者ウァカリウスのキリスト論松 本 和 洋…… 四七六
川 島 翔 中世学識法訴訟手続におけるlitis contestatio――訴訟成立要件としての当事者の意思
同 アゾ『質疑録』第一二質疑――中世学識法における仲裁法史の一断面佐々木 健…… 四七八
田 口 正 樹 中世後期ドイツの貴族団体神 寶 秀 夫…… 四八一
小 林 繁 子 魔女研究の新動向――ドイツ近世史を中心に高 橋 直 人…… 四八三
佐 藤 団 一五四九年のマクデブルク参審人団廃止
――新史料による再検討――(一)~(五・完)若曽根 健治…… 四八六
深尾裕造・
松本和洋
翻訳 クック『マグナ・カルタ註解』:サー・エドワード・クック
『イングランド法学提要 第二部』より
深 尾 裕 造 クック『マグナ・カルタ註解』覚書北野 かほる…… 四八八
菊 池 肇 哉 ジャン・ドマの「法科学論」とデカルト、パスカルの「幾何学的方法 mos
geometricus」:ポティエ「法準則論」内の自然法的構造との対比において吉 原 達 也…… 四九二
吉 原 達 也 ポティエ『新編学説彙纂』第五〇巻第一七章第二部第一章について
同 ポティエ『新編ユスティニアヌス帝学説彙纂』第五〇巻第一七章における
帰国権について西 村 隆誉志…… 四九四
野 田 龍 一 遺言における小書付条項の解釈――シュテーデル美術館事件をめぐって
同 シュテーデル美術館事件における四半分の控除
――Nov.131.c.12.prの解釈をめぐって(一)~(二・完)西 村 重 雄…… 四九八
石 部 雅 亮 立法の思想史――一八世紀後半から一九世紀末までのドイツ――耳 野 健 二…… 五〇一
西 村 清 貴 一九世紀ドイツ国法学における実定性の概念について――歴史法学との関連を中心として――
同 G・W・F・ヘーゲルのサヴィニー批判――実定法概念をめぐって――藤 川 直 樹…… 五〇四
北 村 一 郎 『テミス』と法学校――一九世紀フランスにおける研究と教育の対立(一)(二・完)薮 本 将 典…… 五〇七
吉 原 達 也 バハオーフェンにおける「国家」の観念について
――バーゼル大学教授就任講演「自然法と歴史法の対立」を手がかりに――平 田 公 夫…… 五〇九
沖 祐 太 郎 エジプトにおける国際法受容の一側面:フランス語版『戦争法』
(カイロ、一八七二年)のテキスト分析を中心に
藤 波 伸 嘉 仲裁とカピチュレーション:一九〇一年オスマン・ギリシア領事協定にみる
近代国際法思想伊 藤 宏 二…… 五一二
広 渡 清 吾 ナチス私法学の構図金 澤 秀 嗣…… 五一五
岡崎まゆみ氏の論評に対する見解と感謝の辞吉 川 美 華…… 五二一
会報
学会記事 五二五
報告要旨 五二八
訃報 五三七
平成二八年法制史文献目録
日本法制史文献目録 1
東洋法制史文献目録 23
ローマ法・西洋法制史文献目録 47
欧文レジュメ
論説
穂積重遠の「親権」論――児童虐待防止法の実現に向けた原胤昭との協同――小 沢 奈 々…… 一
平田小六の農民小説に描かれた組合に関する法的考察頼 松 瑞 生…… 五三
役所と「地方」の間
――清代モンゴルのオトグ旗における社会構造と裁判実態――額 定 其 労…… 一〇三
二〇世紀初頭ライタ川以西における「非弁護士」試論
――オーストリア司法省文書を手がかりとして上 田 理恵子…… 一六一
《シンポジウム》
ヤマト政権=前方後円墳時代の国制とジェンダー
――考古学との協同による、人的身分制的統合秩序の比較研究の試み――
報告
企画趣旨説明水 林 彪…… 二〇三
前方後円墳国家論広 瀬 和 雄…… 二一〇
古墳時代の首長位継承――女性首長論を中心に清 家 章…… 二二三
広瀬・清家両報告に学ぶ
――ヤマト政権=前方後円墳時代の国制像の革新水 林 彪…… 二三七
コメント
「水林氏報告 ヤマト政権=前方後円墳時代の国制像の革新」によせて大久保 徹也…… 二七一
日本古代女性史からのコメント――父系化の画期とその意義義 江 明 子…… 二八五
中国古代史からのコメント籾 山 明…… 二九三
西洋法制史からのコメント田 口 正 樹…… 三〇二
書評
岩谷十郎編 再帰する法文化藤 本 幸 二…… 三〇九
伊集院葉子 日本古代女官の研究渡 部 育 子…… 三一四
近 藤 成 一 鎌倉時代政治構造の研究新 田 一 郎…… 三一九
木 村 英 一 鎌倉時代公武関係と六波羅探題佐 藤 雄 基…… 三二四
長谷川裕子 戦国期の地域権力と惣国一揆河 野 恵 一…… 三三〇
藤 田 覚 編 幕藩制国家の政治構造杉 本 史 子…… 三三六
国文学研究
資料館編 近世大名のアーカイブズ資源研究――松代藩・真田家をめぐって――安 高 啓 明…… 三四二
霞 信 彦 明治初期伺・指令裁判体制の研究大 平 祐 一…… 三四七
新 井 勉 大逆罪・内乱罪の研究兒 玉 圭 司…… 三五二
小 林 宏 令集解のなかの義解学――伴記の法解釈を中心として――
同 異質令集解のなかの義解学――「私」の法解釈を中心として――荊 木 美 行…… 三五七
山 本 康 司 南北朝期室町幕府の恩賞方と仁政方山 田 徹…… 三六一
島 津 毅 中世京都における葬送と清水坂非人高 谷 知 佳…… 三六三
松園潤一朗 鎌倉幕府の知行保護法制――知行保持訴訟と外題安堵法の運用を中心に――神 野 潔…… 三六五
竪 月 基 鎮西探題の評定に関する一考察松園 潤一朗…… 三六七
谷 徹 也 豊臣政権の「喧嘩停止」と畿内・近国社会畠 山 亮…… 三六九
小 野 博 司 近代法の翻訳者たち(1)――山脇玄と守屋善兵衛――
同 近代法の翻訳者たち(2)――制度取調局御用掛の研究――
同 緒方重三郎の生涯――近代法の翻訳者たち(2)補論――小 沢 奈 々…… 三七二
久保田 哲 伊藤博文における「勅令」――憲法調査、公文式、明治憲法を通じて――山 口 亮 介…… 三七五
源 川 真 希 戦時期日本の憲法・立憲主義・政治――国家総動員法・大政翼賛会をめぐって出 口 雄 一…… 三七八
瀧 井 一 博 日本憲法史における伊藤博文の遺産小 澤 隆 司…… 三八一
山 本 英 史 赴任する知県 清代の地方行政官とその人間環境喜 多 三 佳…… 三八三
下 倉 渉 ある女性の告発をめぐって
――岳麓書院蔵秦簡「識劫 案」に現れたる奴隷および「舎人」「里単」――鈴 木 直 美…… 三八七
赤城美恵子 清朝前期における熱審について高 遠 拓 児…… 三八九
田口宏二朗 登記の時代――国民政府期、南京の不動産登記事業(一九二七―三七)研究序説森 田 成 満…… 三九一
川 西 裕 也 朝鮮時代における文書の破棄と再利用黨 武 彦…… 三九三
岡崎まゆみ 植民地期朝鮮の談合入札有罪判決に関する考察
――司法判断における内鮮間の関係性をめぐって――小 野 博 司…… 三九五
西 田 彰 一 一九〇〇年代における筧克彦の思想
同 植民地における筧克彦の活動について――満州を中心に――坂 井 大 輔…… 三九八
王 長 青 清代初期のモンゴル法のあり方とその適用――バーリン旗の事例を手がかりに――萩 原 守…… 四〇一
五十嵐 清 ヨーロッパ私法への道――現代大陸法への歴史的入門齋 藤 哲 志…… 四〇四
U. Manthe, S. Nishimura u. M. Igimi (hrsg.), Aus der Werkstatt romischer Juristen.
Vortrage der Europaisch-Ostasiatischen Tagung 2013 in Fukuoka林 信 夫…… 四〇八
新 保 良 明 古代ローマ帝国の官僚と行政:小さな政府と都市島 田 誠…… 四一四
ニタルト著、
岩村清太訳 カロリング帝国の統一と分割――「ニタルトの歴史四巻」――木 下 憲 治…… 四一九
中 谷 功 治 テマ反乱とビザンツ帝国――コンスタンティノープル政府と地方軍団大 月 康 弘…… 四二四
中 谷 惣 訴える人びと――イタリア中世都市の司法と政治髙 田 京比子…… 四二九
藤井美男編 ブルゴーニュ国家の形成と変容――権力・制度・文化渡 辺 節 夫…… 四三四
出 雲 孝 ボワソナードと近世自然法論における所有権論宮 坂 渉…… 四三九
プーフェンドルフ著・前田俊文訳 自然法にもとづく人間と市民の義務出 雲 孝…… 四四五
屋 敷 二 郎 フリードリヒ大王:祖国と寛容鈴 木 直 志…… 四五〇
松 本 尚 子 ホイマン『ドイツ・ポリツァイ法事始』と近世末期ドイツの諸国家学海老原 明夫…… 四五五
鈴 木 正 裕 近代民事訴訟法史・オーストリア上 田 理恵子…… 四六一
初 宿 正 典 カール・シュミットと五人のユダヤ人法学者阿 部 和 文…… 四六七
足立公志朗 フランスにおける信託的補充指定の歴史的考察(一)~(五・完)吉 村 朋 代…… 四七二
若曽根健治 中世都市の裁判と「真実」の問題――シュトラースブルク都市法から田 口 正 樹…… 四七四
市 原 靖 久 法律家・神学者ウァカリウスのキリスト論松 本 和 洋…… 四七六
川 島 翔 中世学識法訴訟手続におけるlitis contestatio――訴訟成立要件としての当事者の意思
同 アゾ『質疑録』第一二質疑――中世学識法における仲裁法史の一断面佐々木 健…… 四七八
田 口 正 樹 中世後期ドイツの貴族団体神 寶 秀 夫…… 四八一
小 林 繁 子 魔女研究の新動向――ドイツ近世史を中心に高 橋 直 人…… 四八三
佐 藤 団 一五四九年のマクデブルク参審人団廃止
――新史料による再検討――(一)~(五・完)若曽根 健治…… 四八六
深尾裕造・
松本和洋
翻訳 クック『マグナ・カルタ註解』:サー・エドワード・クック
『イングランド法学提要 第二部』より
深 尾 裕 造 クック『マグナ・カルタ註解』覚書北野 かほる…… 四八八
菊 池 肇 哉 ジャン・ドマの「法科学論」とデカルト、パスカルの「幾何学的方法 mos
geometricus」:ポティエ「法準則論」内の自然法的構造との対比において吉 原 達 也…… 四九二
吉 原 達 也 ポティエ『新編学説彙纂』第五〇巻第一七章第二部第一章について
同 ポティエ『新編ユスティニアヌス帝学説彙纂』第五〇巻第一七章における
帰国権について西 村 隆誉志…… 四九四
野 田 龍 一 遺言における小書付条項の解釈――シュテーデル美術館事件をめぐって
同 シュテーデル美術館事件における四半分の控除
――Nov.131.c.12.prの解釈をめぐって(一)~(二・完)西 村 重 雄…… 四九八
石 部 雅 亮 立法の思想史――一八世紀後半から一九世紀末までのドイツ――耳 野 健 二…… 五〇一
西 村 清 貴 一九世紀ドイツ国法学における実定性の概念について――歴史法学との関連を中心として――
同 G・W・F・ヘーゲルのサヴィニー批判――実定法概念をめぐって――藤 川 直 樹…… 五〇四
北 村 一 郎 『テミス』と法学校――一九世紀フランスにおける研究と教育の対立(一)(二・完)薮 本 将 典…… 五〇七
吉 原 達 也 バハオーフェンにおける「国家」の観念について
――バーゼル大学教授就任講演「自然法と歴史法の対立」を手がかりに――平 田 公 夫…… 五〇九
沖 祐 太 郎 エジプトにおける国際法受容の一側面:フランス語版『戦争法』
(カイロ、一八七二年)のテキスト分析を中心に
藤 波 伸 嘉 仲裁とカピチュレーション:一九〇一年オスマン・ギリシア領事協定にみる
近代国際法思想伊 藤 宏 二…… 五一二
広 渡 清 吾 ナチス私法学の構図金 澤 秀 嗣…… 五一五
岡崎まゆみ氏の論評に対する見解と感謝の辞吉 川 美 華…… 五二一
会報
学会記事 五二五
報告要旨 五二八
訃報 五三七
平成二八年法制史文献目録
日本法制史文献目録 1
東洋法制史文献目録 23
ローマ法・西洋法制史文献目録 47
欧文レジュメ