メランヒトンの人間学と教育思想

メランヒトンの人間学と教育思想

―研究と翻訳―
菱刈晃夫 著
定価:9,900円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2018年07月20日
  • 判型:
    A5判
  • ページ数:
    510頁
  • ISBN:
    978-4-7923-6115-0
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内容紹介

はじめに  i

凡例  ⅳ

第I部 研究編

第1章 メランヒトンの思想構造
1節 メランヒトンの修学時代と教授就任演説
─人文学者としての基礎形成─   5
2節 聖書学士から『ロキ』へ
─宗教改革者としての核心形成─    11
3節 メランヒトン思想の構造と特質   18

第2章 メランヒトンの人間学
1節 初期近代における人間学の誕生    28
2節 メランヒトン人間学の特質と構成    34
3節 人間学の内容   39

第3章 メランヒトンの教育原理と実践
1節 アニマ論と教育の原理   57
2節 教育の目標と言語   67
3節 メランヒトンの教育実践   75

第4章 メランヒトンのヴィッテンベルク大学教育改革
1節 メランヒトン着任前から1523年までのカリキュラム   84
2節 再洗礼派との全面対決(1527年)までのカリキュラム   91
3節 再洗礼派との対決後のカリキュラム   95

第5章 ルター主義キリスト教倫理の展開
1節 カメラリウスの教育論  103
(1) カメラリウス略歴
(2) 教育論の構造概略
(3) 教師と生徒との関係

2節 ルターの大教理問答書   109
(1) カテキズム成立に至る歴史的背景
(2) 社会的背景と個人的背景
(3) 内容と特徴

3節 格差社会とルター   121
(1) 神の「容器」と「道具」
(2) 貧困とルター神学
(3) 社会福祉の具体化に向けて

4節 格差社会とブーゲンハーゲン   134
(1) ライスニク『共同金庫の規定』からブーゲンハーゲンへ
(2) 社会福祉の精神の真髄にあるブーゲンハーゲン神学
(3) ハンブルクに宛てた手紙からブラウンシュヴァイク教会規定へ



第II部 翻訳編
1 聖書学士提題(1519年)   147
2 現世の義とキリストによる義の違い(1522年)  151
3 福音と哲学の違いについて(1527年)  157
4 学習の規則について(1531年)  162
5 倫理学概要(1532年)   171
6 占星学の価値(1535年)  231
7 哲学について(1536年)  241
8 自然学について(1542年)  252
9 ニコマコス倫理学・第1巻について(1546年)  262
10 心臓(こころ)の部分と運動について(1550年)  300
11 魂についての書(1553年)  313
12 教会で用いられている数多くの語句の定義(1552/53年)  404
13 解剖学について(1553年)  453
14 医学という学問について(1555年)  464


おわりに  475
あとがき  477
文献一覧  480
索引  490