政治学入門
平石正美・五味太始・古坂正人 編
定価:2,970円(税込)-
在庫:
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発行:
2020年05月25日
-
判型:
A5判並製 -
ページ数:
240頁 -
ISBN:
978-4-7923-3399-7
内容紹介
目 次
序 文 …… 1
第1章 政治制度 …… 5
1.「政治制度」論とは何か …… 5
2.議会制度 …… 6
(1)議会制度の歴史 6
(2)さまざまな「代表」概念 8
(3)議会の機能と構成 10
(4)日本の議会制度 12
3.執政制度 …… 13
(1)議院内閣制 13
(2)大統領制 18
(3)半大統領制 20
4.司法制度 …… 22
(1)アメリカの違憲審査制と司法の政治的機能 22
(2)日本の違憲審査制と政策形成 23
5.日本の政治制度と憲法改正論議 …… 25
(1)憲法改正とは何か 25
(2)憲法改正に関する政治テーマ 26
第2章 デモクラシー …… 37
1.二つのデモクラシー? …… 37
2.古代ギリシアの直接民主主義 …… 38
(1)アテナイ民主政の特徴 38
(2)民主政への批判 40
3.間接民主主義の形成と展開 …… 42
(1)代表制とデモクラシー 42
(2)自由民主主義体制の成立 44
4.自由民主主義の「危機」 …… 48
(1)大衆民主主義の到来 48
(2)同質性への欲求 50
5.現代のデモクラシー論 …… 53
(1)自由民主主義の「再生」 53
(2)「人民による政治」の活性化 56
6.近代日本のデモクラシー …… 59
第3章 選挙と地方政治 …… 67
1.地方政治から見る選挙と政治参加 …… 67
2.代議制民主主義とは …… 68
(1)代議制民主主義の意味 68
(2)選挙の定義と意義 68
(3)民主的選挙の条件 69
3.選挙の機能と種類 …… 69
(1)選挙の機能 69
(2)選挙制度とその特徴 70
4.投票行動と政治参加 …… 71
(1)投票行動の意味 71
(2)ライカーとオードシュックの「期待効用モデル」 72
(3)ダウンズの政策投票と業績投票 73
(4)選挙制度と民主主義の現実モデル 74
5.民主主義と地方自治 …… 75
(1)地方自治と民主主義に関する議論 75
(2)地方自治と民主主義の危機 76
6.日本の選挙制度 …… 79
(1)国政選挙の選挙制度 79
(2)地方選挙の種類 81
7.地方選挙の課題と改革の方向性 …… 83
(1)議員のなり手不足とその対策 83
(2)地方議会の挑戦 86
8.人口減少時代の地方政治 …… 88
第4章 政党と利益集団 …… 91
1.政治過程における政党と利益集団 …… 91
2.政党の機能および政党政治の見方 …… 92
(1)非競合的政党制(競争選挙が許されておらず、
政党間の競争がルールとして存在していない政党システム) 95
(2)競合的政党制(選挙のルールが競合的な政党システム) 96
3.利益集団の機能および利益集団理論 …… 100
4.マクファーランドによる利益集団理論の四段階論 …… 104
(1)集団理論(Group Theory) 104
(2)多元主義(Pluralism) 105
(3)マルチ・エリート論(Multiple─Elite Theory) 106
(4)ネオ多元主義(Neopluralism) 108
5.政党と利益集団理論の今後の展開 …… 109
第5章 官 僚 …… 113
1.官僚とは何か …… 113
2.官僚をめぐる議論 …… 114
(1)ウェーバーの官僚制論 114
(2)社会学者によるウェーバー批判 116
(3)経済学の面からの官僚制論 118
3.日本の官僚とその変容 …… 119
(1)日本の行政と公務員制度の概要 119
(2)日本の官僚制をめぐる議論 123
(3)日本の官僚をめぐる改革の動き 124
4.イギリスの官僚とその変容 …… 129
(1)イギリスの行政と公務員制度の概要 129
(2)イギリスの行政改革 130
(3)公務員文化の変容と日本への影響 132
5.官僚をめぐる今後の展望 …… 134
第6章 政 策 …… 139
1.公共政策の定義と構造性 …… 139
(1)政策の構造性と関連性 139
(2)政策の定義の多様性 141
2.政策科学の展開と理論モデル …… 143
(1)ラスウェルの政策科学と「inの知識」「ofの知識」 143
(2)サプライ・サイドとデマンド・サイドの政策モデル 145
3.行動経済学の進展と特徴 …… 148
(1)経済的合理性の限界と社会的適用性 148
(2)行動経済学の特徴 149
(3)行動経済学とリバタリアン・パターナリズム 150
4.行動経済学と行動公共政策の架橋 …… 152
(1)社会環境の変化と公共政策の環境変容 152
(2)制度慣性と意識のバイアス 153
(3)サンスティーンの政策意識とナッジ理論 154
5.ナッジ理論の政策手法 …… 156
(1)ナッジ(Nudge)の活用 156
(2)「ナッジ」の基本技法と留意点 157
6.行動公共政策の組織化と政策展開 …… 159
(1)英米におけるナッジ政策の組織化 159
(2)行動公共政策学の政策実験とBIT 160
7.行動公共政策の展開方向と日本への視座 …… 160
第7章 国 家 …… 165
1.日本と国家、民族 …… 165
2.国家とは何か …… 165
(1)政治学は国家をどのように捉えてきたか 165
(2)国家は人々を幸せにするか 171
3.民族とは何か …… 172
(1)研究者たちによる民族観 172
(2)国民国家とは何か 178
4.イギリスにおける「国家」と「民族」 …… 180
(1)「国家」の分裂を回避する“devolution” 180
(2)スコットランド独立住民投票の意味 182
(3)補 足 185
5.国家、民族、地域 …… 188
第8章 国際政治学・国際関係論における理論 …… 191
1.理論の必要性 …… 191
2.理論の効用 …… 195
3.国際情勢分析における競合する三つのパラダイム …… 199
(1)コンストラクティヴィズムの理論 202
(2)リベラルリズムの理論 204
(3)リアリズムの理論 206
4.リアリズムからみた東アジアの政治情勢 …… 209
索 引 …… 223
序 文 …… 1
第1章 政治制度 …… 5
1.「政治制度」論とは何か …… 5
2.議会制度 …… 6
(1)議会制度の歴史 6
(2)さまざまな「代表」概念 8
(3)議会の機能と構成 10
(4)日本の議会制度 12
3.執政制度 …… 13
(1)議院内閣制 13
(2)大統領制 18
(3)半大統領制 20
4.司法制度 …… 22
(1)アメリカの違憲審査制と司法の政治的機能 22
(2)日本の違憲審査制と政策形成 23
5.日本の政治制度と憲法改正論議 …… 25
(1)憲法改正とは何か 25
(2)憲法改正に関する政治テーマ 26
第2章 デモクラシー …… 37
1.二つのデモクラシー? …… 37
2.古代ギリシアの直接民主主義 …… 38
(1)アテナイ民主政の特徴 38
(2)民主政への批判 40
3.間接民主主義の形成と展開 …… 42
(1)代表制とデモクラシー 42
(2)自由民主主義体制の成立 44
4.自由民主主義の「危機」 …… 48
(1)大衆民主主義の到来 48
(2)同質性への欲求 50
5.現代のデモクラシー論 …… 53
(1)自由民主主義の「再生」 53
(2)「人民による政治」の活性化 56
6.近代日本のデモクラシー …… 59
第3章 選挙と地方政治 …… 67
1.地方政治から見る選挙と政治参加 …… 67
2.代議制民主主義とは …… 68
(1)代議制民主主義の意味 68
(2)選挙の定義と意義 68
(3)民主的選挙の条件 69
3.選挙の機能と種類 …… 69
(1)選挙の機能 69
(2)選挙制度とその特徴 70
4.投票行動と政治参加 …… 71
(1)投票行動の意味 71
(2)ライカーとオードシュックの「期待効用モデル」 72
(3)ダウンズの政策投票と業績投票 73
(4)選挙制度と民主主義の現実モデル 74
5.民主主義と地方自治 …… 75
(1)地方自治と民主主義に関する議論 75
(2)地方自治と民主主義の危機 76
6.日本の選挙制度 …… 79
(1)国政選挙の選挙制度 79
(2)地方選挙の種類 81
7.地方選挙の課題と改革の方向性 …… 83
(1)議員のなり手不足とその対策 83
(2)地方議会の挑戦 86
8.人口減少時代の地方政治 …… 88
第4章 政党と利益集団 …… 91
1.政治過程における政党と利益集団 …… 91
2.政党の機能および政党政治の見方 …… 92
(1)非競合的政党制(競争選挙が許されておらず、
政党間の競争がルールとして存在していない政党システム) 95
(2)競合的政党制(選挙のルールが競合的な政党システム) 96
3.利益集団の機能および利益集団理論 …… 100
4.マクファーランドによる利益集団理論の四段階論 …… 104
(1)集団理論(Group Theory) 104
(2)多元主義(Pluralism) 105
(3)マルチ・エリート論(Multiple─Elite Theory) 106
(4)ネオ多元主義(Neopluralism) 108
5.政党と利益集団理論の今後の展開 …… 109
第5章 官 僚 …… 113
1.官僚とは何か …… 113
2.官僚をめぐる議論 …… 114
(1)ウェーバーの官僚制論 114
(2)社会学者によるウェーバー批判 116
(3)経済学の面からの官僚制論 118
3.日本の官僚とその変容 …… 119
(1)日本の行政と公務員制度の概要 119
(2)日本の官僚制をめぐる議論 123
(3)日本の官僚をめぐる改革の動き 124
4.イギリスの官僚とその変容 …… 129
(1)イギリスの行政と公務員制度の概要 129
(2)イギリスの行政改革 130
(3)公務員文化の変容と日本への影響 132
5.官僚をめぐる今後の展望 …… 134
第6章 政 策 …… 139
1.公共政策の定義と構造性 …… 139
(1)政策の構造性と関連性 139
(2)政策の定義の多様性 141
2.政策科学の展開と理論モデル …… 143
(1)ラスウェルの政策科学と「inの知識」「ofの知識」 143
(2)サプライ・サイドとデマンド・サイドの政策モデル 145
3.行動経済学の進展と特徴 …… 148
(1)経済的合理性の限界と社会的適用性 148
(2)行動経済学の特徴 149
(3)行動経済学とリバタリアン・パターナリズム 150
4.行動経済学と行動公共政策の架橋 …… 152
(1)社会環境の変化と公共政策の環境変容 152
(2)制度慣性と意識のバイアス 153
(3)サンスティーンの政策意識とナッジ理論 154
5.ナッジ理論の政策手法 …… 156
(1)ナッジ(Nudge)の活用 156
(2)「ナッジ」の基本技法と留意点 157
6.行動公共政策の組織化と政策展開 …… 159
(1)英米におけるナッジ政策の組織化 159
(2)行動公共政策学の政策実験とBIT 160
7.行動公共政策の展開方向と日本への視座 …… 160
第7章 国 家 …… 165
1.日本と国家、民族 …… 165
2.国家とは何か …… 165
(1)政治学は国家をどのように捉えてきたか 165
(2)国家は人々を幸せにするか 171
3.民族とは何か …… 172
(1)研究者たちによる民族観 172
(2)国民国家とは何か 178
4.イギリスにおける「国家」と「民族」 …… 180
(1)「国家」の分裂を回避する“devolution” 180
(2)スコットランド独立住民投票の意味 182
(3)補 足 185
5.国家、民族、地域 …… 188
第8章 国際政治学・国際関係論における理論 …… 191
1.理論の必要性 …… 191
2.理論の効用 …… 195
3.国際情勢分析における競合する三つのパラダイム …… 199
(1)コンストラクティヴィズムの理論 202
(2)リベラルリズムの理論 204
(3)リアリズムの理論 206
4.リアリズムからみた東アジアの政治情勢 …… 209
索 引 …… 223