債権各論講義
原田 剛 著
定価:4,290円(税込)-
在庫:
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発行:
2021年10月01日
-
判型:
A5判並製 -
ページ数:
496頁 -
ISBN:
978-4-7923-2772-9
内容紹介
《目 次》
はしがき i
凡例 xi
第1章 序論 1
第1節 債権各論の位置づけ 1
1 債権編の構成 1
2 債権各論の特徴 1
第2節 債権各論の概要 3
1 債権の発生原因は債権各論に限られない 3
2 契約 4
3 事務管理・不当利得・不法行為 5
4 契約と不法行為 8
第3節 「契約」の抽象性と現実性 8
1 契約総則 8
2 民法の規定の二重の抽象化 9
3 現実の契約の成立 10
第2章 契約自由の原則 13
第1節 契約自由の原則の意義 13
1 私的自治 13
2 契約自由の原則 17
第2節 契約自由の原則の制限 19
1 契約締結の自由の制限 19
2 契約内容の自由の制限 21
3 契約方式の自由の制限 22
第3章 契約総論 25
序論 25
第1節 契約の意義・分類 25
1 契約の意義 25
2 契約の分類 26
第2節 契約の成立 30
1 契約成立の基本原則 30
2 申込み 32
3 承諾 35
第3節 懸賞広告 37
1 意義および性質 37
2 懸賞広告の拘束力(撤回) 38
3 懸賞広告の効力 39
4 優等懸賞広告 40
第4節 定型約款による契約 42
1 規定の趣旨 42
2 合意の基本枠組み 43
3 「定型取引」、「定型約款」の意味 43
4 合意の擬制要件 45
5 不当条項の規制 48
6 定型約款の内容の表示請求 49
7 定型約款の変更 51
第5節 契約準備段階の過失 52
1 契約成立前の問題 52
2 学説・判例の解決 54
3 事例の分析・特徴 56
4 損害賠償の法的根拠 56
第6節 契約の効力 58
はじめに 58
1 同時履行の抗弁権――履行上の牽連関係 60
2 第三者のためにする契約 70
第7節 契約上の地位の移転 77
1 契約上の地位の移転の意義と要件 77
2 賃貸人の地位の移転 78
第8節 契約の解除 78
1 契約の解除の意義 78
2 解除の機能 79
3 債務不履行による解除 81
第9節 危険負担 95
1 危険負担と解除との関係 95
2 危険負担の効果――民法の立場 97
3 改正民法の要点 98
4 債権者の責めに帰すべき履行不能 99
第4章 権利移転型 103
第1節 贈与 103
1 意義 103
2 成立 105
3 書面によらない贈与 108
4 書面による贈与 110
5 贈与の効果 112
6 特殊の贈与 114
第2節 売買 118
1 売買の意義 118
2 売買の予約 119
3 手付 121
4 売買契約に関する費用 126
5 売買の効力――売主の契約不適合責任を除く 127
6 売主の契約不適合責任 130
7 目的物の滅失などに関する危険の移転 142
8 買戻し 144
第3節 交換 149
1 意義・法的性質 149
2 成立 149
3 効力 149
第5章 貸借型 151
序論 151
1 比較 151
2 要約(整理) 152
第1節 消費貸借 153
1 消費貸借の意義・法的性質 153
2 消費貸借の成立 155
3 利息 157
4 貸主の債務 160
5 借主の債務 161
6 返還の時期 162
7 準消費貸借 162
第2節 使用貸借 165
1 使用貸借の意義・性質・特徴 165
2 使用貸借の成立 166
3 使用貸借の効力 169
4 使用貸借の終了 171
第3節 賃貸借 173
1 賃貸借の意義・存続期間など 173
2 賃貸借の効力 176
3 賃借人の義務 189
4 他人の物の賃貸借 190
5 敷金 191
6 賃貸借の終了 193
7 賃借権の譲渡 195
8 賃借物の転貸 199
9 借地借家法における借地関係 206
10 借地借家法における借家関係 216
11 電磁的記録などの「書面」擬制 221
第6章 役務提供型 223
序論 223
1 役務提供型の特徴 223
2 契約類型の接近 224
第1節 雇用 225
1 雇用の意義 225
2 雇用の成立 226
3 雇用の効力 227
4 雇用の終了 230
第2節 請負 233
1 請負の意義 233
2 請負の成立 234
3 請負の基本的効力 235
4 建設(建築)請負における固有の問題 241
5 請負人の契約不適合責任 243
6 請負の終了 247
第3節 委任 251
1 委任の意義 251
2 委任の効力(1)――受任者の債務 253
3 委任の効力(2)――委任者の債務 256
4 委任の終了 261
第4節 寄託 265
1 寄託の意義 265
2 寄託の効力 266
3 寄託の終了 269
4 特殊な寄託 269
第7章 その他の契約 271
第1節 組合 271
1 組合の意義 271
2 組合契約の特質 272
3 組合契約の成立要件 274
4 組合の業務執行 275
5 組合の財産関係 279
6 組合員の変動 283
7 組合の消滅 287
第2節 終身定期金 288
1 終身定期金の意義と発生 288
2 終身定期金契約の効力 289
3 終身定期金債権の消滅の特則 290
第3節 和解 290
1 和解の意義 290
2 和解契約の成立要件 293
3 和解契約の有効性 295
4 和解契約の効力 296
第8章 事務管理 299
第1節 事務管理の意義 299
1 事務管理制度の枠組み 299
2 事務管理の法的性質 301
第2節 事務管理の成立要件 302
1 他人の事務 302
2 管理 303
3 「義務なく」(無義務性) 303
4 管理意思(「他人のため」)の存在 304
5 本人の意思・利益との適合の明白性 304
第3節 事務管理の法律効果 305
1 違法性の阻却 305
2 対内的効力(本人と管理者との法律関係) 305
3 対外的効力(本人への法律効果の不帰属) 308
第4節 準事務管理 309
1 準事務管理の意義 309
2 種々の法的構成 309
第9章 不当利得 313
第1節 不当利得の意義 313
1 不当利得とは 313
2 不当利得の類型 315
3 不当利得の一般規定と各類型との関係 317
第2節 侵害利得 321
1 侵害利得の意義 321
2 侵害利得の要件 322
3 物権的請求権との関係 324
4 果実・使用利益の返還 324
第3節 給付利得 325
1 給付利得の典型的な発生原因 325
2 給付利得の成立要件 325
3 法律効果 326
第4節 特殊の不当利得 328
1 狭義の非債弁済 328
2 弁済期前の弁済 330
3 他人の債務の弁済 330
4 不法原因給付 332
第5節 多数当事者間の不当利得 336
1 騙取金銭による弁済 336
2 受領権者としての外観を有する者への弁済 339
3 転用物訴権 342
第10章 不法行為 347
第1節 不法行為法の意義 347
1 意義 347
2 不法行為法の目的 349
3 基本原則 350
4 不法行為法の構成 354
第2節 一般的不法行為 356
1 故意・過失行為 356
2 責任能力 364
3 権利・法益侵害(違法性) 367
4 損害の発生 388
5 因果関係 389
第3節 特殊的不法行為 399
1 法定監督義務者の責任 399
2 使用者責任 403
3 注文者の責任 414
4 土地工作物などの責任 416
5 動物占有者などの責任 422
6 共同不法行為 426
第4節 不法行為の法律効果 437
1 損害のてん補 437
2 損害賠償請求権の主体 439
3 損害賠償の金銭的評価 442
4 過失相殺 445
第5節 損害賠償請求権の法的性質 451
1 損害賠償請求権の発生時期 451
2 損害賠償請求権の承継 451
3 損害賠償請求権の時効 452
4 損害賠償請求権の遅滞の時期 454
5 賠償者の代位 455
6 損害賠償債権での相殺 455
7 損害賠償請求権の競合 457
事項索引 460
判例索引 473
はしがき i
凡例 xi
第1章 序論 1
第1節 債権各論の位置づけ 1
1 債権編の構成 1
2 債権各論の特徴 1
第2節 債権各論の概要 3
1 債権の発生原因は債権各論に限られない 3
2 契約 4
3 事務管理・不当利得・不法行為 5
4 契約と不法行為 8
第3節 「契約」の抽象性と現実性 8
1 契約総則 8
2 民法の規定の二重の抽象化 9
3 現実の契約の成立 10
第2章 契約自由の原則 13
第1節 契約自由の原則の意義 13
1 私的自治 13
2 契約自由の原則 17
第2節 契約自由の原則の制限 19
1 契約締結の自由の制限 19
2 契約内容の自由の制限 21
3 契約方式の自由の制限 22
第3章 契約総論 25
序論 25
第1節 契約の意義・分類 25
1 契約の意義 25
2 契約の分類 26
第2節 契約の成立 30
1 契約成立の基本原則 30
2 申込み 32
3 承諾 35
第3節 懸賞広告 37
1 意義および性質 37
2 懸賞広告の拘束力(撤回) 38
3 懸賞広告の効力 39
4 優等懸賞広告 40
第4節 定型約款による契約 42
1 規定の趣旨 42
2 合意の基本枠組み 43
3 「定型取引」、「定型約款」の意味 43
4 合意の擬制要件 45
5 不当条項の規制 48
6 定型約款の内容の表示請求 49
7 定型約款の変更 51
第5節 契約準備段階の過失 52
1 契約成立前の問題 52
2 学説・判例の解決 54
3 事例の分析・特徴 56
4 損害賠償の法的根拠 56
第6節 契約の効力 58
はじめに 58
1 同時履行の抗弁権――履行上の牽連関係 60
2 第三者のためにする契約 70
第7節 契約上の地位の移転 77
1 契約上の地位の移転の意義と要件 77
2 賃貸人の地位の移転 78
第8節 契約の解除 78
1 契約の解除の意義 78
2 解除の機能 79
3 債務不履行による解除 81
第9節 危険負担 95
1 危険負担と解除との関係 95
2 危険負担の効果――民法の立場 97
3 改正民法の要点 98
4 債権者の責めに帰すべき履行不能 99
第4章 権利移転型 103
第1節 贈与 103
1 意義 103
2 成立 105
3 書面によらない贈与 108
4 書面による贈与 110
5 贈与の効果 112
6 特殊の贈与 114
第2節 売買 118
1 売買の意義 118
2 売買の予約 119
3 手付 121
4 売買契約に関する費用 126
5 売買の効力――売主の契約不適合責任を除く 127
6 売主の契約不適合責任 130
7 目的物の滅失などに関する危険の移転 142
8 買戻し 144
第3節 交換 149
1 意義・法的性質 149
2 成立 149
3 効力 149
第5章 貸借型 151
序論 151
1 比較 151
2 要約(整理) 152
第1節 消費貸借 153
1 消費貸借の意義・法的性質 153
2 消費貸借の成立 155
3 利息 157
4 貸主の債務 160
5 借主の債務 161
6 返還の時期 162
7 準消費貸借 162
第2節 使用貸借 165
1 使用貸借の意義・性質・特徴 165
2 使用貸借の成立 166
3 使用貸借の効力 169
4 使用貸借の終了 171
第3節 賃貸借 173
1 賃貸借の意義・存続期間など 173
2 賃貸借の効力 176
3 賃借人の義務 189
4 他人の物の賃貸借 190
5 敷金 191
6 賃貸借の終了 193
7 賃借権の譲渡 195
8 賃借物の転貸 199
9 借地借家法における借地関係 206
10 借地借家法における借家関係 216
11 電磁的記録などの「書面」擬制 221
第6章 役務提供型 223
序論 223
1 役務提供型の特徴 223
2 契約類型の接近 224
第1節 雇用 225
1 雇用の意義 225
2 雇用の成立 226
3 雇用の効力 227
4 雇用の終了 230
第2節 請負 233
1 請負の意義 233
2 請負の成立 234
3 請負の基本的効力 235
4 建設(建築)請負における固有の問題 241
5 請負人の契約不適合責任 243
6 請負の終了 247
第3節 委任 251
1 委任の意義 251
2 委任の効力(1)――受任者の債務 253
3 委任の効力(2)――委任者の債務 256
4 委任の終了 261
第4節 寄託 265
1 寄託の意義 265
2 寄託の効力 266
3 寄託の終了 269
4 特殊な寄託 269
第7章 その他の契約 271
第1節 組合 271
1 組合の意義 271
2 組合契約の特質 272
3 組合契約の成立要件 274
4 組合の業務執行 275
5 組合の財産関係 279
6 組合員の変動 283
7 組合の消滅 287
第2節 終身定期金 288
1 終身定期金の意義と発生 288
2 終身定期金契約の効力 289
3 終身定期金債権の消滅の特則 290
第3節 和解 290
1 和解の意義 290
2 和解契約の成立要件 293
3 和解契約の有効性 295
4 和解契約の効力 296
第8章 事務管理 299
第1節 事務管理の意義 299
1 事務管理制度の枠組み 299
2 事務管理の法的性質 301
第2節 事務管理の成立要件 302
1 他人の事務 302
2 管理 303
3 「義務なく」(無義務性) 303
4 管理意思(「他人のため」)の存在 304
5 本人の意思・利益との適合の明白性 304
第3節 事務管理の法律効果 305
1 違法性の阻却 305
2 対内的効力(本人と管理者との法律関係) 305
3 対外的効力(本人への法律効果の不帰属) 308
第4節 準事務管理 309
1 準事務管理の意義 309
2 種々の法的構成 309
第9章 不当利得 313
第1節 不当利得の意義 313
1 不当利得とは 313
2 不当利得の類型 315
3 不当利得の一般規定と各類型との関係 317
第2節 侵害利得 321
1 侵害利得の意義 321
2 侵害利得の要件 322
3 物権的請求権との関係 324
4 果実・使用利益の返還 324
第3節 給付利得 325
1 給付利得の典型的な発生原因 325
2 給付利得の成立要件 325
3 法律効果 326
第4節 特殊の不当利得 328
1 狭義の非債弁済 328
2 弁済期前の弁済 330
3 他人の債務の弁済 330
4 不法原因給付 332
第5節 多数当事者間の不当利得 336
1 騙取金銭による弁済 336
2 受領権者としての外観を有する者への弁済 339
3 転用物訴権 342
第10章 不法行為 347
第1節 不法行為法の意義 347
1 意義 347
2 不法行為法の目的 349
3 基本原則 350
4 不法行為法の構成 354
第2節 一般的不法行為 356
1 故意・過失行為 356
2 責任能力 364
3 権利・法益侵害(違法性) 367
4 損害の発生 388
5 因果関係 389
第3節 特殊的不法行為 399
1 法定監督義務者の責任 399
2 使用者責任 403
3 注文者の責任 414
4 土地工作物などの責任 416
5 動物占有者などの責任 422
6 共同不法行為 426
第4節 不法行為の法律効果 437
1 損害のてん補 437
2 損害賠償請求権の主体 439
3 損害賠償の金銭的評価 442
4 過失相殺 445
第5節 損害賠償請求権の法的性質 451
1 損害賠償請求権の発生時期 451
2 損害賠償請求権の承継 451
3 損害賠償請求権の時効 452
4 損害賠償請求権の遅滞の時期 454
5 賠償者の代位 455
6 損害賠償債権での相殺 455
7 損害賠償請求権の競合 457
事項索引 460
判例索引 473