刑法の授業 上巻
髙橋直哉 著
定価:3,300円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2022年02月01日
-
判型:
A5判並製 -
ページ数:
298頁 -
ISBN:
978-4-7923-5348-3
内容紹介
《目 次》
はしがき(ⅰ)
凡例(ⅸ)
第1回 開講に当たって―判例の学び方― 1
〔授業内容〕
判例の重要性(1)
法の解釈(3)
判例学修のポイント(5)
第2回 不作為犯
課題判例1 最決平17・7・4刑集59・6・403 9
課題判例2 最決平元・12・15刑集43・13・879 11
〔授業内容〕
不作為犯の意義(12)
不真正不作為犯の成立要件(14)
作為義務の発生根拠(16)
不作為の因果関係(20)
第3回 因果関係
課題判例3 最決平2・11・20刑集44・8・837 26
課題判例4 最決平15・7・16刑集57・7・950 27
〔授業内容〕
因果関係の意義(29)
因果関係の判断(30)
危険の現実化(32)
直接現実化型(36)
間接現実化型(38)
第4回 正当防衛①
課題判例5 最決平29・4・26刑集71・4・274 43
課題判例6 最判昭50・11・28刑集29・10・983 45
〔授業内容〕
正当防衛の成立要件(50)
急迫性の判断(50)
防衛の意思(56)
第5回 正当防衛②
課題判例7 最決平20・5・20刑集62・6・1786 63
課題判例8 最決平20・6・25刑集62・6・1859 64
〔授業内容〕
自招侵害(67)
平成20年決定と平成29年決定(70)
侵害回避義務論(70)
過剰防衛(72)
第6回 故意・錯誤
課題判例9 最判昭23・3・16刑集2・3・227 78
課題判例10 最判昭53・7・28刑集32・5・1068 80
〔授業内容〕
故意の意義(83)
未必の故意(86)
錯誤の種別(93)
具体的事実の錯誤(95)
抽象的事実の錯誤(98)
第7回 過失
課題判例11 最判平12・12・20刑集54・9・1095 103
課題判例12 最決平17・11・15刑集59・9・1558 104
〔授業内容〕
過失構造論(109)
過失犯の成立要件(112)
予見可能性(115)
過失の競合(118)
第8回 原因において自由な行為
課題判例13 最判昭26・1・17刑集5・1・20 122
課題判例14 長崎地判平4・1・14判時1415・142 125
〔授業内容〕
原因において自由な行為の意義(129)
構成要件モデルと例外モデル(130)
実行行為の途中からの心神喪失・心神耗弱(138)
第9回 実行の着手
課題判例15 最決平16・3・22刑集58・3・187 141
課題判例16 最判平30・3・22刑集72・1・82 143
〔授業内容〕
実行の着手の意義(147)
判例の判断枠組み(151)
殺人罪の実行の着手(151)
詐欺罪の実行の着手(156)
第10回 不能犯・中止犯
課題判例17 広島高判昭36・7・10高刑集14・5・310 160
課題判例18 東京高判昭62・7・16判時1247・140 164
〔授業内容〕
不能犯の意義(167)
不能犯と未遂犯の区別(169)
中止犯の法的性格(173)
中止犯の成立要件(175)
第11回 間接正犯
課題判例19 最決平13・10・25刑集55・6・519 180
課題判例20 最決平16・1・20刑集58・1・1 181
〔授業内容〕
間接正犯の意義(184)
正犯性の根拠(186)
判断の留意点(188)
諸類型(189)
限界事例(196)
第12回 共同正犯
課題判例21 最決平15・5・1刑集57・5・507 200
課題判例22 福岡地判昭59・8・30判時1152・182 204
〔授業内容〕
共同正犯の本質(210)
共同正犯の構造(213)
共謀共同正犯(215)
正犯と共犯の区別(220)
第13回 共犯の因果性
課題判例23 最決平24・11・6刑集66・11・1281 224
課題判例24 最決平21・6・30刑集63・5・475 228
〔授業内容〕
共犯の処罰根拠(230)
因果的共犯論(230)
承継的共犯(232)
共犯関係の解消(237)
第14回 共犯と正当防衛・過剰防衛
課題判例25 最決平4・6・5刑集46・4・245 247
課題判例26 最判平6・12・6刑集48・8・509 249
〔授業内容〕
共同正犯と正当防衛(253)
共同正犯と要素従属性(256)
共同正犯と過剰防衛(257)
共同正犯と誤想過剰防衛(259)
第15回 罪数
課題判例27 最決平22・3・17刑集64・2・111 262
課題判例28 最大判平15・4・23刑集57・4・467 266
〔授業内容〕
罪数論の意義(269)
包括一罪(271)
街頭募金詐欺(273)
不可罰的・共罰的事後行為(276)
横領後の横領(277)
はしがき(ⅰ)
凡例(ⅸ)
第1回 開講に当たって―判例の学び方― 1
〔授業内容〕
判例の重要性(1)
法の解釈(3)
判例学修のポイント(5)
第2回 不作為犯
課題判例1 最決平17・7・4刑集59・6・403 9
課題判例2 最決平元・12・15刑集43・13・879 11
〔授業内容〕
不作為犯の意義(12)
不真正不作為犯の成立要件(14)
作為義務の発生根拠(16)
不作為の因果関係(20)
第3回 因果関係
課題判例3 最決平2・11・20刑集44・8・837 26
課題判例4 最決平15・7・16刑集57・7・950 27
〔授業内容〕
因果関係の意義(29)
因果関係の判断(30)
危険の現実化(32)
直接現実化型(36)
間接現実化型(38)
第4回 正当防衛①
課題判例5 最決平29・4・26刑集71・4・274 43
課題判例6 最判昭50・11・28刑集29・10・983 45
〔授業内容〕
正当防衛の成立要件(50)
急迫性の判断(50)
防衛の意思(56)
第5回 正当防衛②
課題判例7 最決平20・5・20刑集62・6・1786 63
課題判例8 最決平20・6・25刑集62・6・1859 64
〔授業内容〕
自招侵害(67)
平成20年決定と平成29年決定(70)
侵害回避義務論(70)
過剰防衛(72)
第6回 故意・錯誤
課題判例9 最判昭23・3・16刑集2・3・227 78
課題判例10 最判昭53・7・28刑集32・5・1068 80
〔授業内容〕
故意の意義(83)
未必の故意(86)
錯誤の種別(93)
具体的事実の錯誤(95)
抽象的事実の錯誤(98)
第7回 過失
課題判例11 最判平12・12・20刑集54・9・1095 103
課題判例12 最決平17・11・15刑集59・9・1558 104
〔授業内容〕
過失構造論(109)
過失犯の成立要件(112)
予見可能性(115)
過失の競合(118)
第8回 原因において自由な行為
課題判例13 最判昭26・1・17刑集5・1・20 122
課題判例14 長崎地判平4・1・14判時1415・142 125
〔授業内容〕
原因において自由な行為の意義(129)
構成要件モデルと例外モデル(130)
実行行為の途中からの心神喪失・心神耗弱(138)
第9回 実行の着手
課題判例15 最決平16・3・22刑集58・3・187 141
課題判例16 最判平30・3・22刑集72・1・82 143
〔授業内容〕
実行の着手の意義(147)
判例の判断枠組み(151)
殺人罪の実行の着手(151)
詐欺罪の実行の着手(156)
第10回 不能犯・中止犯
課題判例17 広島高判昭36・7・10高刑集14・5・310 160
課題判例18 東京高判昭62・7・16判時1247・140 164
〔授業内容〕
不能犯の意義(167)
不能犯と未遂犯の区別(169)
中止犯の法的性格(173)
中止犯の成立要件(175)
第11回 間接正犯
課題判例19 最決平13・10・25刑集55・6・519 180
課題判例20 最決平16・1・20刑集58・1・1 181
〔授業内容〕
間接正犯の意義(184)
正犯性の根拠(186)
判断の留意点(188)
諸類型(189)
限界事例(196)
第12回 共同正犯
課題判例21 最決平15・5・1刑集57・5・507 200
課題判例22 福岡地判昭59・8・30判時1152・182 204
〔授業内容〕
共同正犯の本質(210)
共同正犯の構造(213)
共謀共同正犯(215)
正犯と共犯の区別(220)
第13回 共犯の因果性
課題判例23 最決平24・11・6刑集66・11・1281 224
課題判例24 最決平21・6・30刑集63・5・475 228
〔授業内容〕
共犯の処罰根拠(230)
因果的共犯論(230)
承継的共犯(232)
共犯関係の解消(237)
第14回 共犯と正当防衛・過剰防衛
課題判例25 最決平4・6・5刑集46・4・245 247
課題判例26 最判平6・12・6刑集48・8・509 249
〔授業内容〕
共同正犯と正当防衛(253)
共同正犯と要素従属性(256)
共同正犯と過剰防衛(257)
共同正犯と誤想過剰防衛(259)
第15回 罪数
課題判例27 最決平22・3・17刑集64・2・111 262
課題判例28 最大判平15・4・23刑集57・4・467 266
〔授業内容〕
罪数論の意義(269)
包括一罪(271)
街頭募金詐欺(273)
不可罰的・共罰的事後行為(276)
横領後の横領(277)