刑法の授業 下巻
髙橋直哉 著
定価:3,300円(税込)-
在庫:
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発行:
2022年02月01日
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判型:
A5判並製 -
ページ数:
292頁 -
ISBN:
978-4-7923-5349-0
内容紹介
《目 次》
はしがき(ⅰ)
凡例(ⅸ)
第16回 殺人の罪(胎児性致傷を含む)
課題判例29 最判昭33・11・21刑集12・15・3519 1
課題判例30 鹿児島地判平15・9・2LEX/DB28095497 3
〔授業内容〕
殺人罪と自殺関与罪の区別(4)
偽装心中(6)
胎児性致死傷(10)
第17回 傷害の罪
課題判例31 最決平17・3・29刑集59・2・54 18
課題判例32 最決平28・3・24刑集70・3・1 19
〔授業内容〕
暴行の意義(22)
傷害の意義(24)
暴行罪と傷害罪の関係(26)
同時傷害の特例(28)
第18回 住居侵入罪・業務妨害罪
課題判例33 最決平19・7・2刑集61・5・379 36
課題判例34 東京高判平21・3・12判タ1304・302 38
〔授業内容〕
住居侵入罪の保護法益(40)
侵入の意義(42)
公務と業務の関係(47)
第19回 窃盗罪①
課題判例35 最決平16・8・25刑集58・6・515 53
課題判例36 最決平16・11・30刑集58・8・1005 54
〔授業内容〕
占有の意義(56)
占有の帰属(58)
占有の有無(59)
不法領得の意思(66)
第20回 窃盗罪②
課題判例37 最判平元・7・7刑集43・7・607 74
課題判例38 最決平20・2・18刑集62・2・37 76
〔授業内容〕
窃盗罪の保護法益(77)
判例の理解(79)
独立説と従属説(82)
親族相盗例(86)
第21回 強盗罪
課題判例39 東京高判平20・3・19判タ1274・342 90
課題判例40 最判平16・12・10刑集58・9・1047 94
〔授業内容〕
強盗罪の成立要件(95)
暴行・脅迫後の領得意思(99)
2項強盗の諸問題(102)
事後強盗罪の成立要件(105)
第22回 詐欺罪①
課題判例41 最決平26・3・28刑集68・3・582 111
課題判例42 最判平13・7・19刑集55・5・371 116
〔授業内容〕
詐欺罪の構造(121)
欺く行為の意義(121)
交付行為(125)
財産的損害の意義・要否(129)
第23回 詐欺罪②
課題判例43 最決平16・2・9刑集58・2・89 138
課題判例44 最決平15・3・12刑集57・3・322 139
〔授業内容〕
クレジットカードの不正使用(142)
文書の不正取得(149)
誤振込(151)
預金に関連する財産犯の成否(155)
第24回 横領罪・背任罪
課題判例45 福岡高判昭47・11・22判タ289・292 162
課題判例46 最決平20・5・19刑集62・6・1623 165
〔授業内容〕
横領罪の成立要件(169)
二重売買(174)
背任罪の成立要件(178)
不正融資の相手方の共犯成立可能性(182)
第25回 放火罪
課題判例47 福岡地判平14・1・17判タ1097・305 186
課題判例48 最決平15・4・14刑集57・4・445 193
〔授業内容〕
放火罪の成立要件(195)
建造物の一体性(198)
焼損の意義(203)
公共の危険の意義・認識の要否(205)
第26回 文書偽造罪
課題判例49 最決平15・10・6刑集57・9・987 210
課題判例50 最判昭32・10・4刑集11・10・2464 212
〔授業内容〕
文書・偽造の意義(213)
有形偽造にまつわる諸問題(217)
虚偽公文書作成等罪の間接正犯(227)
第27回 犯人隠避罪・証拠隠滅罪
課題判例51 最決平29・3・27刑集71・3・183 232
課題判例52 最決平28・3・31刑集70・3・406 234
〔授業内容〕
隠避の意義(238)
犯人自身による犯人蔵匿等の教唆(241)
参考人の虚偽供述と証拠偽造罪の成否(244)
証拠隠滅等罪の共犯関係(249)
第28回 公務執行妨害罪・賄賂罪
課題判例53 最決平17・3・1刑集59・2・1 251
課題判例54 最決平元・3・10刑集43・3・188 252
〔授業内容〕
賄賂罪の保護法益(253)
職務関連性の問題点(255)
公務執行妨害罪における職務の適法性(260)
職務執行の範囲(262)
補講 答案の書き方 266
期末試験 275