刑法総論 第3版
浅田和茂 著
定価:4,070円(税込)-
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発行:
2024年02月01日
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判型:
A5判上製 -
ページ数:
600頁 -
ISBN:
978-4-7923-5412-1
内容紹介
《目 次》
第3版はしがき
文献略語
第1編 刑法の基礎理論
第1章 刑法および刑法学
第1節 刑法の意義
1 形式的意義の刑法・実質的意義の刑法 3
2 一般刑法・特別刑法 4
3 公法としての刑法 6
4 実体法としての刑法 7
第2節 刑法の機能
1 刑法の現実的機能とあるべき機能 8
2 刑法のあるべき機能 9
(1) 規制的機能 (9)
(2) 保護的機能 (11)
(3) 保障的機能 (11)
第3節 刑法学
1 法解釈学としての刑法学 12
2 全刑法学 14
第2章 刑法・刑法学の歴史
第1節 ヨーロッパにおける刑法・刑法学の歴史 -ドイツを中心に-
1 近代刑法の誕生 16
2 前期旧派およびカント、ヘーゲルの刑法理論 18
3 新派刑法学の登場とその展開 20
4 後期旧派の理論と学派の争い 22
5 ナチス期の刑法理論 24
6 戦後の刑法理論 24
第2節 わが国における刑法・刑法学の歴史
1 旧刑法の成立 26
2 現行刑法の成立 28
3 戦前の刑法理論 29
4 戦後の刑法理論 31
5 現在の刑法理論 32
第3節 現行刑法の改正および刑法改正作業
1 現行刑法の改正 35
(1) 戦前の改正 (35)
(2) 戦後の改正 (35)
2 刑法改正作業38
(1) 戦前の刑法改正作業 (38)
(2) 戦後の刑法改正作業 (39)
第3章 刑法の基本原則
第1節 近代刑法の基本原則
(1) 罪刑法定主義 (43)
(2) 行為原理(侵害原理) (44)
(3) 責任主義 (45)
(4) 3つの原則の関係および謙抑主義 (46)
第2節 罪刑法定主義
1 罪刑法定主義の沿革および憲法の規定48
(1) ヨーロッパにおける罪刑法定主義の沿革 (48)
(2) わが国における罪刑法定主義の沿革 (50)
(3) 罪刑法定主義に関する日本国憲法の規定 (51)
2 罪刑法定主義の内容(1)-法律主義- 52
(1) 刑法の法源 (52)
(2) 明確性の原則 (55)
(3) 類推の禁止-刑法の解釈- (58)
3 罪刑法定主義の内容(2)-及処罰の禁止- 63
4 罪刑法定主義の内容(3)-実体的適正の原則- 65
第4章 刑法の適用範囲
第1節 刑法の場所的適用範囲
1 属地主義の原則 69
2 保護主義・属人主義・世界主義による補充 70
(1) 保護主義 (70)
(2) 属人主義 (71)
(3) 世界主義 (73)
3 外国判決の効力 74
第2節 刑法の時間的適用範囲
1 刑の変更一般 75
(1) 刑法6条の趣旨 (75)
(2) 犯罪の種類による区別 (76)
(3) 刑の変更の射程 (77)
2 限時法および白地刑罰法規の補充規定の改廃 79
(1) 限時法 (79)
(2) 白地刑罰法規の補充規定の改廃 (80)
第3節 刑法の人的適用範囲 81
第2編 犯罪論
第1章 犯罪の意義と犯罪論の体系
第1節 犯罪の意義
(1) 義務違反説・規範違反説 (86)
(2) 権利侵害説・法益侵害説 (86)
(3) 犯罪の実質的意義 (87)
第2節 犯罪論の体系
1 犯罪論体系の意義 87
(1) 犯罪の客観面と主観面 (88)
(2) 構成要件論と犯罪論体系 (88)
(3) 犯罪論体系をめぐる議論 (90)
2 各種の犯罪論体系 91
(1) 伝統的な犯罪論体系 (91)
(2) 目的的行為論の犯罪論体系 (92)
(3) わが国で有力な犯罪論体系 (93)
(4) 消極的構成要件要素の理論の犯罪論体系 (93)
3 本書の立場 94
第2章 行為
第1節 総説
1 行為と行為原理 97
2 犯罪論における行為の機能 99
第2節 各種の行為論と本書の立場
1 有意的行為論(因果的行為論)・身体の動静説 100
2 目的的行為論 102
3 人格的行為論 104
4 社会的行為論 104
5 本書の立場 106
第3節 行為の実質的内容
1 作為と不作為 106
2 行為と責任能力 108
第3章 構成要件
第1節 総説
1 構成要件の意義と機能 109
(1) 構成要件の意義 (109)
(2) 構成要件の機能 (110)
2 代表的な構成要件論と本書の立場112
(1) 行為類型説 (112)
(2) 違法行為類型説 (113)
(3) 違法有責行為類型説 (114)
(4) 各説の評価と本書の立場 (115)
第2節 構成要件要素
1 構成要件要素の意義と内容 116
(1) 構成要件要素の意義 (116)
(2) 実行行為 (117)
(3) 構成要件的結果・刑法上の因果関係 (118)
(4) 主体・客体・行為の状況 (119)
2 構成要件要素の種類 123
(1) 記述的構成要件要素と規範的構成要件要素 (123)
(2) 客観的構成要件要素と主観的構成要件要素 (124)
3 犯罪の分類 128
(1) 各種の分類の可能性 (128)
(2) 法益による分類 (129)
第3節 因果関係
1 因果関係の意義と機能 131
(1) 因果関係の意義 (131)
(2) 因果関係の機能 (132)
2 各種の因果関係論と本書の立場 133
(1) 条件説 (133)
(2) 原因説 (135)
(3) 相当因果関係説 (136)
(4) 客観的帰属論 (138)
3 条件関係の存否 141
(1) 仮定的因果経過 (141)
(2) 重畳的因果関係・択一的競合 (142)
(3) 疫学的因果関係 (145)
4 判例の検討 146
(1) 行為時に存在する事情についての判例 (146)
(2) 行為後の介在事情についての判例 (147)
第4節 不作為犯
1 不作為犯の意義と問題点 152
(1) 不作為犯の意義 (152)
(2) 不作為犯の問題点 (153)
2 不真正不作為犯の成立要件 155
(1) 概説 (155)
(2) 作為義務・保障人的地位 (157)
3 作為による不作為犯 163
(1) 問題の所在 (163)
(2) 解決の指針 (164)
4 判例の検討 165
(1) 殺人罪・保護責任者不保護罪 (165)
(2) 放火罪 (168)
第4章 違法性
第1節 総説
1 違法性の意義と機能 171
2 形式的違法性と実質的違法性 172
(1) 問題の所在 (172)
(2) 実質的違法性の内容 (173)
3 主観的違法論と客観的違法論 174
(1) 主観的違法論 (174)
(2) 客観的違法論 (175)
4 行為無価値論と結果無価値論 176
(1) 行為無価値論 (176)
(2) 結果無価値論 (177)
5 違法性阻却の一般原理 179
(1) 問題の所在 (179)
(2) 目的説・社会的相当性説 (179)
(3) 法益衡量説・優越的利益説 (180)
6 可罰的違法性 182
(1) 違法の統一性と可罰的違法性 (182)
(2) 可罰的違法性の量と質 (183)
(3) 判例の検討 (184)
第2節 法令行為・正当業務行為
1 刑法35条と違法性阻却事由の分類 188
(1) 刑法35条の射程 (188)
(2) 違法性阻却事由の分類 (190)
2 法令行為 191
(1) 職務(職権)行為・権利(義務)行為 (192)
(2) 政策的理由による行為 (193)
(3) 注意的に適法性を明示された行為 (194)
(4) 労働争議行為 (195)
(5) 憲法上の権利行為 (196)
3 正当業務行為 197
(1) 弁護士の弁護活動 (198)
(2) 報道機関の取材活動 (199)
(3) 治療行為 (201)
第3節 被害者の同意
1 被害者の同意の法的地位 204
(1) 被害者の同意の犯罪論上の位置づけ (204)
(2) 同意による違法性阻却の根拠 (207)
(3) 傷害罪における被害者の同意 (208)
2 被害者の同意の有効要件 210
(1) 一般的要件 (210)
(2) 同意の任意性・真意性 (211)
(3) 同意の方法と認識の要否 (212)
3 推定的同意 215
(1) 推定的同意の意義 (215)
(2) 推定的同意による違法性阻却の根拠 (216)
4 臨死介助(安楽死・尊厳死) 217
(1) 苦痛除去のための臨死介助 (「安楽死」) (217)
(2) 治療中断による臨死介助 (「尊厳死」) (220)
第4節 正当防衛
1 正当防衛の意義と正当化根拠 222
2 正当防衛の要件 224
(1) 侵害の急迫性 (224)
(2) 不正の侵害 (227)
(3) 自己または他人の権利の防衛 (229)
(4) 防衛の意思の要否 (232)
(5) 必要性・相当性 (236)
3 過剰防衛 242
(1) 質的過剰・量的過剰 (242)
(2) 刑の減免の根拠 (244)
(3) 過剰防衛の要件と効果 (245)
4 誤想過剰防衛 247
(1) 誤想過剰防衛の類型 (247)
(2) 誤想過剰防衛の効果 (248)
5 盗犯等防止法の特例 249
第5節 緊急避難
1 緊急避難の本質 250
(1) 緊急避難の意義 (250)
(2) 緊急避難の法的性質 (251)
(3) 特別義務者 (254)
2 緊急避難の要件 255
(1) 危難の対象となる法益とその主体 (255)
(2) 現在の危難 (256)
(3) 避難行為・避難の意思 (258)
(4) 法益の均衡 (259)
(5) 補充性・相当性 (261)
3 誤想避難・過剰避難 266
(1) 誤想避難(266)
(2) 過剰避難(266)
4 義務の衝突 268
(1) 義務の衝突の意義・判例 (268)
(2) 義務の衝突の法的性質 (269)
5 自救行為 270
(1) 自救行為の意義 (270)
(2) 自救行為の要件 (272)
(3) 判例 (272)
第5章 責任
第1節 総説
1 責任論の意義と機能 274
(1) さまざまな責任論 (274)
(2) 責任論の展開 (275)
2 責任論の検討 277
(1) 道義的責任論・社会的責任論 (277)
(2) 心理的責任論・規範的責任論 (279)
(3) 個別行為責任論・性格責任論・人格責任論 (279)
(4) 本書の立場 (281)
第2節 責任主義
1 責任主義の意義と根拠 282
2 結果的加重犯 283
(1) 結果的加重犯の類型 (283)
(2) 基本犯と加重的結果との関係 (284)
3 責任と量刑 286
(1) 可罰的責任論 (286)
(2) 改正刑法草案の量刑規定 (286)
第3節 責任能力
1 責任論との関係 288
2 責任能力の要件―刑法39条― 289
(1) 混合的方法 (289)
(2) 生物学的要件 (290)
(3) 心理学的要件 (293)
3 限定責任能力 296
(1) 限定責任能力の意義 (296)
(2) 問題点 (296)
4 原因において自由な行為 297
(1) 意義 (297)
(2) 判例 (298)
(3) 学説 (299)
(4) 改正刑法草案の規定 (303)
(5) 実行の着手後の心神喪失・耗弱 (303)
第4節 故意
1 故意の体系的地位とその意義 306
(1) 故意の体系的地位 (306)
(2) 故意の意義―意味の認識― (307)
2 故意の種類 309
(1) 確定的故意・不確定故意 (309)
(2) 未必の故意 (311)
3 事実の錯誤 317
(1) 事実の錯誤の意義 (317)
(2) 具体的事実の錯誤 (318)
(3) 因果関係の錯誤 (325)
(4) 抽象的事実の錯誤 (328)
(5) 違法性阻却事由の錯誤 (333)
4 違法性の意識 334
(1) 違法性の意識の意義と問題点 (334)
(2) 事実の錯誤と法律の錯誤の区別 (336)
(3) 違法性の意識に関する学説 (339)
(4) 判例 (343)
第5節 過失
1 過失犯処罰の例外性 344
(1) 過失犯の位置づけ (344)
(2) 明文のない過失犯処罰 (345)
2 新旧過失犯論争 347
(1) 新過失論・旧過失論 (347)
(2) 新旧過失論の展開 (348)
3 過失の要件 350
(1) 過失の消極的要件・積極的要件 (350)
(2) 過失の標準 (352)
(3) 予見可能性の対象 (353)
(4) 過失犯の構造 (354)
4 信頼の原則 356
(1) 許された危険の法理 (356)
(2) 信頼の原則 (357)
5 過失の種類 359
(1) 認識なき過失と認識ある過失(359)
(2) 業務上過失・重過失(360)
(3) 管理・監督過失(362)
第6節 期待可能性
1 期待可能性の意義・判例 364
(1) 意義 (364)
(2) 判例 (365)
2 期待可能性の体系的地位・標準 366
(1) 期待可能性の体系的地位 (366)
(2) 期待可能性の標準 (368)
(3) 期待可能性の錯誤 (369)
第6章 未遂
第1節 総説
1 犯罪の発展段階 373
(1) 未完成犯罪 (373)
(2) 犯罪の発展段階 (374)
2 未遂の処罰根拠 375
(1) 客観的未遂論・主観的未遂論 (375)
(2) 行為無価値論・結果無価値論 (376)
3 予備罪・陰謀罪 377
(1) 予備・陰謀の処罰根拠 (377)
(2) テロ等準備罪(共謀罪) (378)
(3) 予備罪・陰謀罪 (379)
第2節 実行の着手
1 実行の着手の基準 380
(1) 純粋主観説 (381)
(2) 形式的客観説 (381)
(3) 実質的客観説 (382)
(4) 折衷説 (383)
(5) 本書の立場―実質的・形式的客観説― (383)
2 判例および具体的事案の検討 384
(1) 窃盗罪の実行の着手 (384)
(2) 強姦罪(現・不同意性交等罪)の実行の着手 (386)
(3) 放火罪の実行の着手 (387)
(4) 離隔犯の実行の着手 (387)
(5) 早すぎる結果実現 (389)
第3節 不能犯
1 不能犯の意義とその類型 390
(1) 不能犯の意義 (390)
(2) 不能犯の類型 (392)
2 不能犯と可罰未遂の区別の基準 394
(1) 客観的危険説 (394)
(2) 具体的危険説 (396)
(3) 主観説 (397)
3 判例の検討 398
(1) 客体の不能(398)
(2) 方法の不能(399)
第4節 中止犯
1 中止犯の意義および刑の減免の根拠 401
(1) 中止犯の意義 (401)
(2) 刑の減免の根拠 (402)
2 中止犯の要件 406
(1) 中止の任意性 (406)
(2) 中止行為 (408)
(3) 予備の中止 (412)
第7章 共犯
第1節 総説
1 共犯の意義と種類 414
(1) 共犯の意義 (414)
(2) 必要的共犯に対する共犯 (415)
2 正犯と共犯 417
(1) 正犯概念 (417)
(2) 正犯と共犯の区別 (418)
3 共犯の処罰根拠および共犯の本質 419
(1) 共犯の処罰根拠 (419)
(2) 共犯の本質 (421)
4 共犯の従属性 422
(1) 実行従属性 (422)
(2) 要素従属性 (423)
(3) 罪名従属性 (425)
第2節 共同正犯
1 共同正犯の意義とその要件 426
(1) 共同正犯の意義 (426)
(2) 共同正犯の成立要件 (427)
2 共謀共同正犯 429
(1) 判例の変遷 (429)
(2) 学説の対応 (431)
3 承継的共犯 433
(1) 問題の所在 (433)
(2) 判例の立場 (434)
(3) 学説とその検討 (436)
4 過失の共同正犯 438
(1) 判例 (438)
(2) 学説 (440)
第3節 教唆犯
1 教唆犯の意義とその要件 443
(1) 教唆犯の意義 (443)
(2) 教唆犯の成立要件 (443)
2 教唆犯と間接正犯 444
(1) 問題の所在 (444)
(2) 学説 (445)
(3) 問題となる類型 (446)
3 未遂の教唆 450
(1) 未遂の教唆の意義 (450)
(2) 新旧両派の理論と未遂の教唆 (451)
(3) 共犯の処罰根拠と未遂の教唆 (452)
第4節 従犯
1 従犯の意義とその要件 453
(1) 従犯の意義 (453)
(2) 従犯の成立要件 (454)
2 幇助の因果関係 456
(1) 問題の所在 (456)
(2) 判例 (457)
(3) 学説 (458)
第5節 共犯の諸問題
1 共犯と身分 462
(1) 問題の所在 (462)
(2) 身分の意義 (463)
(3) 1項の「共犯」の意義 (464)
(4) 1項と2項の関係 (464)
(5) 適用上の諸問題 (466)
2 共犯と錯誤 470
(1) 問題の所在 (470)
(2) 教唆と具体的事実の錯誤 (471)
(3) 共犯と抽象的事実の錯誤 (474)
3 共犯関係の解消(共犯からの離脱) 476
(1) 問題の所在 (476)
(2) 判例 (477)
(3) 学説 (480)
4 予備と共犯 482
(1) 問題の所在 (482)
(2) 判例 (483)
(3) 学説 (485)
第8章 罪数
第1節 総説
1 罪数論の意義 488
2 罪数決定の基準 489
第2節 実体法上の一罪
1 単純一罪 490
2 法条競合 491
3 包括一罪 493
(1) 吸収一罪 (493)
(2) 狭義の包括一罪 (493)
第3節 数 罪
1 科刑上一罪 496
(1) 科刑上一罪の根拠 (496)
(2) 観念的競合 (497)
(3) 牽連犯 (503)
(4) 混合的包括一罪 (506)
2 併合罪 508
3 単純数罪 510
第3編 刑罰論
第1章 刑罰および刑罰権
第1節 総説
1 刑罰権 513
2 刑罰の正当化根拠 514
第2節 刑罰の種類
1 死 刑 516
(1) 現行法の死刑 (516)
(2) 死刑存廃論 (517)
2 自由刑 519
(1) 現行法の自由刑 (519)
(2) 自由刑の問題点 (520)
3 財産刑 522
(1) 現行法の財産刑 (522)
(2) 財産刑の問題点 (522)
4 没収・追徴 523
(1) 現行法の没収・追徴 (523)
(2) 犯罪収益の没収 (524)
第2章 刑の適用・執行
第1節 刑の適用
1 刑の加重・減軽 527
(1) 刑の軽重 (527)
(2) 刑の加重 (527)
(3) 刑の減軽 (528)
2 刑の適用 530
(1) 量刑の一般基準 (530)
(2) 刑の全部執行猶予 (535)
(3) 刑の一部執行猶予 (537)
(4) 未決算入 (539)
3 少年に関する特例 540
第2節 刑の執行および消滅
1 刑の執行 541
(1) 死刑の執行 (541)
(2) 自由刑の執行 (542)
(3) 財産刑の執行 (544)
(4) 少年の場合 (544)
2 仮釈放 545
3 刑の時効 546
4 刑の消滅 547
第3章 保安処分
第1節 総説
1 保安処分の意義 550
2 現行法における保安処分類似の制度 551
第2節 保安処分をめぐる議論
1 刑法改正と保安処分 552
2 心神喪失者等医療観察法 553
(1) 処遇困難者対策をめぐる動き (553)
(2) 精神医療の改善方策 (555)
事項索引 557
判例索引 568