人権Q&Aシリーズ2
ケアと人権
宿谷晃弘/宇田川光弘/河合正雄 編著
定価:1,540円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2013年10月10日
-
判型:
A5判並製 -
ページ数:
192頁 -
ISBN:
978-4-7923-0558-1
内容紹介
目 次
はじめに…i
第1章 ケアについて…1
1. ケアとは? 教育・福祉哲学の観点から…3
(1) ケアの意味 3
(2) ケアと人権の関係 4
2. ケアとは? 法学の観点から…6
(1) ケアと法制度 6
(2) ケアと人権 6
(3) どのような人権を主張するの? 7
(4) 法律の枠組み 9
(5) 「医行為」とはなにか? 10
(6) 介護保険のしくみ 11
(7) 行政の責任 12
(8) 行政の不作為に対する救済手段 13
(9) 行政の行為による不利益 14
3. 社会権とケア…15
(1) ケアと社会権 15
(2) 自己責任と自己決定 16
(3) ケアと「労働者」 18
4. 国際社会とケア…19
(1) 国際社会とケア・人権とのつながりって? 19
(2) 国際社会とケアの問題を考えるとき,注意すべきこと 23
≪子ども・教育とケア≫
第2章 問題行動をめぐる生徒指導とケア…27
1. 毅然とした生徒指導:ゼロトレランス…29
(1) なぜゼロトレランスなのか? 29
(2) ゼロトレランスの具体例 30
2. ゼロトレランスの問題点…31
(1) 問題行動をなくすための管理指導 31
(2) 加害生徒・被害生徒をともにケアする生徒指導 32
第3章 人権教育とケア…35
1. 人権教育の目標と指導方法…37
(1) 人権教育の目標 37
(2) 人権教育の指導方法 38
2. 小さい子どもへの人権教育…39
3. 人権教育の課題…40
第4章 スクールカウンセラー…43
1. 教育現場の「いま」…45
(1) 子どもたちの「いま」 45
(2) 教師たちの「いま」 46
(3) スクールカウンセラーの導入 47
2. スクールカウンセラーの役割…47
(1) スクールカウンセラーの特徴と仕事 48
(2) スクールカウンセラーの資格 49
(3) 効果と課題 49
第5章 特別支援教育…51
1. 特別支援教育とは…53
(1) 特殊教育から特別支援教育へ 53
(2) 現行の特別支援教育 54
2. ケアの視点から見た特別支援教育の課題…54
(1) 教師に障害についての知識や理解が不足している場合 55
(2) 教師が障害特性や「支援の型」にとらわれすぎている場合 56
3. 人権の視点から見た特別支援教育の課題…57
(1) 障害のある子どもの平等権 57
(2) 障害のある子どもの学習権・発達権 58
(3) 障害のある子どもの平等権と学習権・発達権の
同時保障に向けて 58
≪社会的弱者とケア≫
第6章 女性の被害とケア…61
1. 女性の被害…63
(1) DVとは 63
(2) DVとデートDVの現状 63
2. DVの被害者に女性が多い背景と要因…64
(1) 性別役割による力関係 64
(2) 二重規範 64
3. DVの被害に対する法的ケア…65
(1) DVの法的ケアの現状 65
(2) DVの法的ケアの問題点と課題 66
4. DVの被害のためのよりよいケアに向けて…67
(1) 二次的被害 67
(2) ケアする人とケアされる人との間の力関係 68
(3) 経験を語ることと聞くこと 68
第7章 高齢者医療…69
1. 患者の希望と家族の希望…71
2. 能力の判定にあたって…71
3. 患者をベッドに縛り付けてもよいか…72
(1) 医療・介護の現場と判決 72
(2) 考え方 73
4. 終末期における治療の中止・差し控えについて…74
(1) 終末期の医療決定をめぐる現状 74
(2) 治療の中止・差し控えをめぐる問題 75
(3) 在宅で終末期を迎える場合 75
第8章 高齢者の被害と加害…77
1. 高齢者の被害について―高齢者虐待を中心に―…79
(1) 高齢者虐待について 79
(2) 虐待の状況と行政機関の責務 80
2. 高齢者虐待への対応…81
(1) 家で養護する人による虐待の場合 81
(2) 施設で養護する人による虐待の場合 82
3. 高齢者の犯罪…83
(1) 概要 83
(2) 受刑者における高齢者の特質 84
(3) 社会復帰における高齢者の特質 84
第9章 障害者とケア…85
1. 障害とは? 障害者のケアにおいて
気をつけるべきこと…87
(1) 障害とは 87
(2) 障害者のケアで気をつけるべきこと 88
2. 障害者のケアと法…89
(1) 障害者基本法 89
(2) 身体障害者福祉法など 90
(3) 障害者虐待防止法と医療観察法 90
(4) 障害者雇用促進法 91
3. 障害者総合支援法について…92
(1) 総合支援法ができるまで 92
(2) 総合支援法の概要 93
第10章 受刑者の社会復帰…95
1. 刑務所の中…97
(1) 刑務所の目的 97
(2) 改善指導 98
(3) 刑務所の中でのケア―知的障がいのある受刑者を例に― 98
2. 刑務所を出てから…99
(1) 更生保護施設 100
(2) 身の回りの人からの理解 101
(3) 資格制限 101
第11章 自殺とケア…103
1. 自殺はどうなっている? その原因は?…105
(1) いま,どうなっている? 105
(2) なぜ,人は自殺するのか?
―自殺と社会のむすびつき― 105
2. 自殺への,国などのとり組み…106
(1) 社会みんなでとり組む必要があること 107
(2) 自殺対策基本法など
―国および地方公共団体のとり組み― 108
(3) 過労自殺と法 109
≪災害とケア≫
第12章 災害支援――行政…111
1. 災害に対して行政はなにをするべきか…113
(1) 災害発生から復興完了まで 113
(2) 行政による公助のあらまし 114
2. 被災者に対する行政の支援…115
(1) 災害が発生した直後の応急的な対応 115
(2) 被災者の申請が必要な支援 116
3. 被災者の住まいをどうやって確保するか…117
(1) 自力で確保する 117
(2) 行政が提供する 117
(3) 被災者生活再建支援法による住宅再建支援 118
4. 地域社会の復興と住民…119
(1) 復旧と復興のちがい 119
(2) 抜本的な改造か,被災者の復興か 119
第13章 災害支援――民間…121
1. いろいろな民間の支援活動と
それらの長所・短所について…123
(1) 支援活動の種類 123
(2) 民間の支援活動の長所と短所 124
2. 支援のための豆知識…125
3. 「燃えつきない」ために…128
第14章 災害と法的責任…131
1. 災害の発生と刑事責任…133
(1) 刑罰の目的 133
(2) 責任主義 134
(3) 刑罰を科すことの意義 135
2. 災害の発生と法人の刑事責任…136
(1) 法人の犯罪能力 136
(2) 法人処罰規定 137
3. 災害と行政の責任…138
(1) 自然に由来する災害 138
(2) 人工物に由来する災害 139
≪国際社会とケア≫
第15章 国際犯罪とケア…141
1. 国際犯罪とは? 国際刑事裁判所(ICC)とは?…143
(1) 国際犯罪とは? 143
(2) ICCとは? 144
2. ICCと被害者の権利…146
3. 子ども兵とそのケア
―加害者でもあり,被害者でもある子ども兵―…147
第16章 真実委員会…151
1. 真実委員会とは?…153
2. 事例について
―アルゼンチン・南アフリカ・東ティモール―…154
(1) アルゼンチンの場合 155
(2) 南アフリカの場合 155
(3) 東ティモールの場合 156
3. 刑事裁判との関係…157
第17章 国際支援…161
1. 国際支援の特徴…163
2. 国際支援の最近の傾向…164
(1) 開発援助とガバナンス 164
(2) 人間の安全保障 165
3. 国際的な人権問題への対応…166
4. キャリアとしての国際支援…167
第18章 国際支援/協力(民間)…169
1. 民間の国際支援とその長所・短所…171
(1) 民間の国際支援の特徴 171
(2) 長所と短所 172
2. 国際支援をするためには…173
(1) 準備しておくことなど 173
(2) 注意すべきこと 174
事項索引…177
はじめに…i
第1章 ケアについて…1
1. ケアとは? 教育・福祉哲学の観点から…3
(1) ケアの意味 3
(2) ケアと人権の関係 4
2. ケアとは? 法学の観点から…6
(1) ケアと法制度 6
(2) ケアと人権 6
(3) どのような人権を主張するの? 7
(4) 法律の枠組み 9
(5) 「医行為」とはなにか? 10
(6) 介護保険のしくみ 11
(7) 行政の責任 12
(8) 行政の不作為に対する救済手段 13
(9) 行政の行為による不利益 14
3. 社会権とケア…15
(1) ケアと社会権 15
(2) 自己責任と自己決定 16
(3) ケアと「労働者」 18
4. 国際社会とケア…19
(1) 国際社会とケア・人権とのつながりって? 19
(2) 国際社会とケアの問題を考えるとき,注意すべきこと 23
≪子ども・教育とケア≫
第2章 問題行動をめぐる生徒指導とケア…27
1. 毅然とした生徒指導:ゼロトレランス…29
(1) なぜゼロトレランスなのか? 29
(2) ゼロトレランスの具体例 30
2. ゼロトレランスの問題点…31
(1) 問題行動をなくすための管理指導 31
(2) 加害生徒・被害生徒をともにケアする生徒指導 32
第3章 人権教育とケア…35
1. 人権教育の目標と指導方法…37
(1) 人権教育の目標 37
(2) 人権教育の指導方法 38
2. 小さい子どもへの人権教育…39
3. 人権教育の課題…40
第4章 スクールカウンセラー…43
1. 教育現場の「いま」…45
(1) 子どもたちの「いま」 45
(2) 教師たちの「いま」 46
(3) スクールカウンセラーの導入 47
2. スクールカウンセラーの役割…47
(1) スクールカウンセラーの特徴と仕事 48
(2) スクールカウンセラーの資格 49
(3) 効果と課題 49
第5章 特別支援教育…51
1. 特別支援教育とは…53
(1) 特殊教育から特別支援教育へ 53
(2) 現行の特別支援教育 54
2. ケアの視点から見た特別支援教育の課題…54
(1) 教師に障害についての知識や理解が不足している場合 55
(2) 教師が障害特性や「支援の型」にとらわれすぎている場合 56
3. 人権の視点から見た特別支援教育の課題…57
(1) 障害のある子どもの平等権 57
(2) 障害のある子どもの学習権・発達権 58
(3) 障害のある子どもの平等権と学習権・発達権の
同時保障に向けて 58
≪社会的弱者とケア≫
第6章 女性の被害とケア…61
1. 女性の被害…63
(1) DVとは 63
(2) DVとデートDVの現状 63
2. DVの被害者に女性が多い背景と要因…64
(1) 性別役割による力関係 64
(2) 二重規範 64
3. DVの被害に対する法的ケア…65
(1) DVの法的ケアの現状 65
(2) DVの法的ケアの問題点と課題 66
4. DVの被害のためのよりよいケアに向けて…67
(1) 二次的被害 67
(2) ケアする人とケアされる人との間の力関係 68
(3) 経験を語ることと聞くこと 68
第7章 高齢者医療…69
1. 患者の希望と家族の希望…71
2. 能力の判定にあたって…71
3. 患者をベッドに縛り付けてもよいか…72
(1) 医療・介護の現場と判決 72
(2) 考え方 73
4. 終末期における治療の中止・差し控えについて…74
(1) 終末期の医療決定をめぐる現状 74
(2) 治療の中止・差し控えをめぐる問題 75
(3) 在宅で終末期を迎える場合 75
第8章 高齢者の被害と加害…77
1. 高齢者の被害について―高齢者虐待を中心に―…79
(1) 高齢者虐待について 79
(2) 虐待の状況と行政機関の責務 80
2. 高齢者虐待への対応…81
(1) 家で養護する人による虐待の場合 81
(2) 施設で養護する人による虐待の場合 82
3. 高齢者の犯罪…83
(1) 概要 83
(2) 受刑者における高齢者の特質 84
(3) 社会復帰における高齢者の特質 84
第9章 障害者とケア…85
1. 障害とは? 障害者のケアにおいて
気をつけるべきこと…87
(1) 障害とは 87
(2) 障害者のケアで気をつけるべきこと 88
2. 障害者のケアと法…89
(1) 障害者基本法 89
(2) 身体障害者福祉法など 90
(3) 障害者虐待防止法と医療観察法 90
(4) 障害者雇用促進法 91
3. 障害者総合支援法について…92
(1) 総合支援法ができるまで 92
(2) 総合支援法の概要 93
第10章 受刑者の社会復帰…95
1. 刑務所の中…97
(1) 刑務所の目的 97
(2) 改善指導 98
(3) 刑務所の中でのケア―知的障がいのある受刑者を例に― 98
2. 刑務所を出てから…99
(1) 更生保護施設 100
(2) 身の回りの人からの理解 101
(3) 資格制限 101
第11章 自殺とケア…103
1. 自殺はどうなっている? その原因は?…105
(1) いま,どうなっている? 105
(2) なぜ,人は自殺するのか?
―自殺と社会のむすびつき― 105
2. 自殺への,国などのとり組み…106
(1) 社会みんなでとり組む必要があること 107
(2) 自殺対策基本法など
―国および地方公共団体のとり組み― 108
(3) 過労自殺と法 109
≪災害とケア≫
第12章 災害支援――行政…111
1. 災害に対して行政はなにをするべきか…113
(1) 災害発生から復興完了まで 113
(2) 行政による公助のあらまし 114
2. 被災者に対する行政の支援…115
(1) 災害が発生した直後の応急的な対応 115
(2) 被災者の申請が必要な支援 116
3. 被災者の住まいをどうやって確保するか…117
(1) 自力で確保する 117
(2) 行政が提供する 117
(3) 被災者生活再建支援法による住宅再建支援 118
4. 地域社会の復興と住民…119
(1) 復旧と復興のちがい 119
(2) 抜本的な改造か,被災者の復興か 119
第13章 災害支援――民間…121
1. いろいろな民間の支援活動と
それらの長所・短所について…123
(1) 支援活動の種類 123
(2) 民間の支援活動の長所と短所 124
2. 支援のための豆知識…125
3. 「燃えつきない」ために…128
第14章 災害と法的責任…131
1. 災害の発生と刑事責任…133
(1) 刑罰の目的 133
(2) 責任主義 134
(3) 刑罰を科すことの意義 135
2. 災害の発生と法人の刑事責任…136
(1) 法人の犯罪能力 136
(2) 法人処罰規定 137
3. 災害と行政の責任…138
(1) 自然に由来する災害 138
(2) 人工物に由来する災害 139
≪国際社会とケア≫
第15章 国際犯罪とケア…141
1. 国際犯罪とは? 国際刑事裁判所(ICC)とは?…143
(1) 国際犯罪とは? 143
(2) ICCとは? 144
2. ICCと被害者の権利…146
3. 子ども兵とそのケア
―加害者でもあり,被害者でもある子ども兵―…147
第16章 真実委員会…151
1. 真実委員会とは?…153
2. 事例について
―アルゼンチン・南アフリカ・東ティモール―…154
(1) アルゼンチンの場合 155
(2) 南アフリカの場合 155
(3) 東ティモールの場合 156
3. 刑事裁判との関係…157
第17章 国際支援…161
1. 国際支援の特徴…163
2. 国際支援の最近の傾向…164
(1) 開発援助とガバナンス 164
(2) 人間の安全保障 165
3. 国際的な人権問題への対応…166
4. キャリアとしての国際支援…167
第18章 国際支援/協力(民間)…169
1. 民間の国際支援とその長所・短所…171
(1) 民間の国際支援の特徴 171
(2) 長所と短所 172
2. 国際支援をするためには…173
(1) 準備しておくことなど 173
(2) 注意すべきこと 174
事項索引…177