中國隋唐律十惡起源考
水間大輔 著
定価:8,800円(税込)-
在庫:
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発行:
2024年10月01日
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判型:
A5判並製 -
ページ数:
422頁 -
ISBN:
978-4-7923-3445-1
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内容紹介
《 目 次 》
はしがき i
凡 例 xi
序 章 問題の所在と本書の目的 1
第一節 唐律の「十惡」とは 1
第二節 隋唐律の「十惡」と北朝の「十條」 3
第三節 本書の目的 5
第一篇 不 孝
第一章 睡虎地秦簡「非公室告」新考 13
はじめに 13
第一節 「非公室告」とは何か 16
第二節 「法律答問」第一〇四簡・一〇五簡の解釋 18
結 語 23
第二章 秦漢律令における不孝罪の成立要件と父母の「告」 31
はじめに 31
第一節 各條文に對する分析 33
第二節 父母の死と不孝罪 36
第三節 事例から見る不孝罪と告 38
結 語 48
第三章 嶽麓書院藏秦簡「秦律令(貳)」第二〇八簡及び
「秦律令(參)」第一八五簡と不孝罪 55
はじめに 55
第一節 「貳」第二〇九簡との關係 56
第二節 「貳」第二〇八簡・「參」第一八五簡の法律効果と欠損部分及び缼簡 57
第三節 「黔首……以如此者」は法律要件か 59
第四節 不孝罪の法定刑と遷刑との關係 62
結 語 64
第四章 秦漢律令において「不孝」とされる行爲 66
はじめに 66
第一節 客觀的基準の有無 66
第二節 不孝にあたらない行爲 69
第三節 不孝にあたる行爲 76
第四節 事例による檢證 83
結 語 90
第五章 魏晉南朝の不孝罪 95
はじめに 95
第一節 三國魏の不孝罪 96
第二節 西晉・東晉の不孝罪 99
第三節 南朝の不孝罪 107
結 語 113
第六章 五胡十六國及び北朝の不孝罪 115
はじめに 115
第一節 五胡十六國の不孝罪 115
第二節 北朝の不孝罪 120
結 語 129
第二篇 不 敬
第七章 漢律令「大不敬」考 135
はじめに 135
第一節 大不敬の定義と法源 136
第二節 「不道」との關係 146
第三節 大不敬と法定刑 150
結 語 157
第八章 漢律令「不敬」考 160
はじめに 160
第一節 不敬の定義 161
第二節 大不敬との違い 166
第三節 不敬に對する處罰 173
結 語 182
第九章 魏晉南北朝の不敬罪 187
はじめに 187
第一節 三國時代の大不敬・不敬 188
第二節 西晉・東晉の大不敬・不敬 191
第三節 南朝の大不敬・不敬 198
第四節 五胡十六國の大不敬・不敬 200
第五節 北朝の大不敬・不敬 203
結 語 208
第三篇 不 道
第十章 漢律令において「不道」とされる行爲と處罰 213
はじめに 213
第一節 不道罪の起源 214
第二節 「大逆不道」と「逆不道」ほか 219
第三節 不道とされる行爲と司法手續 227
第四節 不道罪の處罰 233
第五節 不道の法的効果 238
結 語 243
第十一章 魏晉南北朝の不道罪 251
はじめに 251
第一節 三國魏の不道罪 252
第二節 晉南朝の不道罪 262
第三節 五胡十六國及び北朝の不道罪 267
結 語 274
第四篇 惡逆・不睦・不義・内亂
第十二章 惡逆・不睦・不義・内亂の起源と變遷 279
はじめに 279
第一節 惡 逆 279
第二節 不 睦 288
第三節 不 義 292
第四節 内 亂 294
結 語 303
第五篇 結 論
終 章 罪目の形成と意義 307
はじめに 307
第一節 法典の編纂と罪目の繼受 309
第二節 罪目の起源と儒家思想 319
結 語 322
附篇 附 論
附論一 長沙尚德街出土法律木牘雜考 331
はじめに 331
第一節 〇八四の史料的性格 332
第二節 二一二+二五四の史料的性格 338
第三節 「嫁爲人妻、減死罪一等、完城旦」について 344
附論二 秦律令における犯罪と父母の通報義務
―嶽麓書院藏秦簡「秦律令」より見た― 351
はじめに 351
第一節 第十條に對する檢討 355
第二節 第十一條に對する檢討 360
附論三 漢律令における「惑眾」の成立要件 367
はじめに 367
第一節 惑眾の用例 368
第二節 反亂との關係 372
第三節 經學・宗敎などとの關係 373
第四節 その他の惑眾 377
結 語 378
あとがき 380
事項索引 (1)
漢籍索引 (3)
出土簡牘索引 (9)
人名索引 (11)
研究者・研究班・機關名索引 (19)