中国契約法の研究
日中民事法学の対話小口彦太 編著 瀬川信久/松岡久和/渡辺達徳/韓 世遠/王 成 著
定価:9,900円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2017年03月10日
-
判型:
A5判上製 -
ページ数:
530頁 -
ISBN:
978-4-7923-3358-4
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内容紹介
目次
第一部 本書の概要 1
第二部 中国契約法の研究 25
第1章 一般規定 27
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 27
第2節 物権契約概念 29
第3節 契約法の基本原則と公平原則の機能 41
第2章 契約の締結 54
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 54
第2節 隔地者間の意思表示の効力発生時期 63
第3節 電子契約の普及度及びその実務上の問題 66
第4節 契約締結上の過失責任 72
第5節 約款の効力 75
第3章 契約の効力 84
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 84
第2節 行政機関の関与と契約の効力 95
第3節 無権処分者のなした契約の効力 108
第4節 強制性法律・法規に反する契約の効力 118
第5節 重大な誤解 126
第4章 履行の抗弁 152
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 152
第2節 先履行の抗弁権 153
第3節 同時履行の抗弁権における存在効果説と行使効果説 161
第4節 同時履行の抗弁権行使における判決の方式 165
第5節 履行の「提出」 171
第6節 同時履行の抗弁権と双方違約 174
第7節 不安の抗弁権と契約解除権 180
第8節 不安の抗弁権と契約解除権再論 185
第9節 不安の抗弁事由の発生時期 196
第5章 債権の保全(1)――債権者代位権 201
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 201
第2節 債権者の被保全債権と弁済期到来要件 206
第3節 債権者代位権行使の効果の帰属 209
第4節 「入庫規則」 212
第5節 債権者代位権の法定移転説 214
第6節 特定債権に対する対応 216
第7節 債権者代位権と民事強制執行の関係 218
第6章 債権の保全(2)――債権者取消権 222
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 222
第2節 債権者取消権の被告と債権者取消権の性格 228
第3節 債権者取消しの範囲 240
第4節 債権者取消権の要件 242
第5節 相続放棄と債権者取消権の行使 244
第6節 債務者の家産分割権の放棄と債権者取消権の行使 249
第7章 事情変更原則 252
第1節 関係法規 252
第2節 契約法草案の再交渉義務規定の削除理由 258
第3節 事情変更と不可抗力の区別 263
第4節 事情変更に対する司法実務の対応 267
第5節 司法解釈の背景 278
第8章 危険負担 280
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 280
第2節 給付危険と対価危険 285
第3節 契約解除と危険負担の関係 288
第4節 危険負担制度の実務上の運用 299
第5節 受領遅滞中の不可抗力による目的物の滅失・損傷 302
第6節 危険負担と解除の競合再論 307
第9章 債権譲渡 323
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 323
第2節 通知を対抗要件としない債権譲渡 328
第3節 譲受人からの通知の効力 330
第4節 債権の二重譲渡 334
第5節 債権譲渡担保の立法化の有無 343
第6節 将来債権譲渡に対する裁判所の態度 347
第10章 契約の解除 359
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 359
第2節 契約解除の不可分性 367
第3節 第三者の権利保護 369
第4節 不可抗力による契約目的実現不能を理由とする解除 374
第5節 履行期前の契約違反を理由とする解除における催告の要否 379
第6節 履行遅滞を理由とする解除 383
第7節 根本違約を理由とする解除 390
第8節 解除権の行使期限 397
第9節 解除権行使手続における通知及び異議あるときの解除効力確認の問題 400
第10節 解除の効果――原状回復とその他の補救措置 407
第11節 解除の効果――損害賠償の範囲 410
第12節 契約解除の効果の理論構成 414
第11章 違約責任 420
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 420
第2節 107条の立法論的評価 428
第3節 中国契約法上の厳格責任の位置づけ 435
第4節 補救措置の内容 437
第5節 継続履行の性質 441
第6節 履行期前の契約違反と不安の抗弁権行使との関係 444
第7節 物の瑕疵担保責任と違約責任の関係 447
第8節 代金・報酬減額請求の性質 450
第9節 損害賠償の範囲 452
第10節 違約金の性格 461
第11節 手付と違約金と損害賠償の関係 478
第12節 損失軽減規則 488
第13節 第三者の原因によってもたらされた違約 497
第14節 違約責任と不法行為責任の競合 515
第一部 本書の概要 1
第二部 中国契約法の研究 25
第1章 一般規定 27
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 27
第2節 物権契約概念 29
第3節 契約法の基本原則と公平原則の機能 41
第2章 契約の締結 54
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 54
第2節 隔地者間の意思表示の効力発生時期 63
第3節 電子契約の普及度及びその実務上の問題 66
第4節 契約締結上の過失責任 72
第5節 約款の効力 75
第3章 契約の効力 84
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 84
第2節 行政機関の関与と契約の効力 95
第3節 無権処分者のなした契約の効力 108
第4節 強制性法律・法規に反する契約の効力 118
第5節 重大な誤解 126
第4章 履行の抗弁 152
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 152
第2節 先履行の抗弁権 153
第3節 同時履行の抗弁権における存在効果説と行使効果説 161
第4節 同時履行の抗弁権行使における判決の方式 165
第5節 履行の「提出」 171
第6節 同時履行の抗弁権と双方違約 174
第7節 不安の抗弁権と契約解除権 180
第8節 不安の抗弁権と契約解除権再論 185
第9節 不安の抗弁事由の発生時期 196
第5章 債権の保全(1)――債権者代位権 201
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 201
第2節 債権者の被保全債権と弁済期到来要件 206
第3節 債権者代位権行使の効果の帰属 209
第4節 「入庫規則」 212
第5節 債権者代位権の法定移転説 214
第6節 特定債権に対する対応 216
第7節 債権者代位権と民事強制執行の関係 218
第6章 債権の保全(2)――債権者取消権 222
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 222
第2節 債権者取消権の被告と債権者取消権の性格 228
第3節 債権者取消しの範囲 240
第4節 債権者取消権の要件 242
第5節 相続放棄と債権者取消権の行使 244
第6節 債務者の家産分割権の放棄と債権者取消権の行使 249
第7章 事情変更原則 252
第1節 関係法規 252
第2節 契約法草案の再交渉義務規定の削除理由 258
第3節 事情変更と不可抗力の区別 263
第4節 事情変更に対する司法実務の対応 267
第5節 司法解釈の背景 278
第8章 危険負担 280
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 280
第2節 給付危険と対価危険 285
第3節 契約解除と危険負担の関係 288
第4節 危険負担制度の実務上の運用 299
第5節 受領遅滞中の不可抗力による目的物の滅失・損傷 302
第6節 危険負担と解除の競合再論 307
第9章 債権譲渡 323
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 323
第2節 通知を対抗要件としない債権譲渡 328
第3節 譲受人からの通知の効力 330
第4節 債権の二重譲渡 334
第5節 債権譲渡担保の立法化の有無 343
第6節 将来債権譲渡に対する裁判所の態度 347
第10章 契約の解除 359
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 359
第2節 契約解除の不可分性 367
第3節 第三者の権利保護 369
第4節 不可抗力による契約目的実現不能を理由とする解除 374
第5節 履行期前の契約違反を理由とする解除における催告の要否 379
第6節 履行遅滞を理由とする解除 383
第7節 根本違約を理由とする解除 390
第8節 解除権の行使期限 397
第9節 解除権行使手続における通知及び異議あるときの解除効力確認の問題 400
第10節 解除の効果――原状回復とその他の補救措置 407
第11節 解除の効果――損害賠償の範囲 410
第12節 契約解除の効果の理論構成 414
第11章 違約責任 420
第1節 契約法・関係法規及び日中の条文比較 420
第2節 107条の立法論的評価 428
第3節 中国契約法上の厳格責任の位置づけ 435
第4節 補救措置の内容 437
第5節 継続履行の性質 441
第6節 履行期前の契約違反と不安の抗弁権行使との関係 444
第7節 物の瑕疵担保責任と違約責任の関係 447
第8節 代金・報酬減額請求の性質 450
第9節 損害賠償の範囲 452
第10節 違約金の性格 461
第11節 手付と違約金と損害賠償の関係 478
第12節 損失軽減規則 488
第13節 第三者の原因によってもたらされた違約 497
第14節 違約責任と不法行為責任の競合 515